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国際政治・世界事情

6215チバQ:2013/05/06(月) 18:45:35
http://mainichi.jp/select/news/20130430k0000e040150000c.html
パレスチナ・ガザ地区:「敵」の言葉学ぶ子供たち
毎日新聞 2013年04月30日 13時52分(最終更新 04月30日 14時13分)


ヘブライ語の授業を受けるガザ地区の生徒たち=2013年4月18日午後2時45分、大治朋子撮影
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ガザ地図
拡大写真 ◇ハマスが学校でヘブライ語授業
 パレスチナ自治区ガザ地区の一部の学校で、イスラエルの言語であるヘブライ語の授業が行われている。ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスが昨年秋から始めた「試験的プログラム」だが、規模を拡大する方針だという。「敵の考え方を知り、ガザを守るため」と教諭らは教えるが、生徒たちは授業を楽しみ、「将来の夢」さえ抱いている。【ガザ市(パレスチナ自治区)で大治朋子】

 ガザ市内にあるハサン・サラマ校。「なぜ私たちはヘブライ語を学ぶのでしょう」。9年生(日本の中学3年に相当)のクラスで教諭がヘブライ語で問いかけると、女子生徒たちが声をそろえてヘブライ語で答えた。「敵を知り、私たちの国を敵から守るためです。イスラエルは私たちの土地を占領しても、私たち(人間)を占領することはできない」

 ガザ地区は1967年の第3次中東戦争でイスラエルに占領され、ヘブライ語教育が義務付けられた。だが93年のパレスチナ暫定自治宣言(オスロ合意)で大半がパレスチナ自治区の管理下となり、公立校でのヘブライ語授業は廃止された。ただ、当時は100万人以上の住民が日帰りでイスラエルで働き、多くがヘブライ語を話した。しかしイスラエルによる07年のガザ封鎖措置以降、ガザを一度も出たことのない市民が増え、ヘブライ語を話す人は現在、約5万人にまで減少しているという。

 ハマスのアンナジャー国際広報部長によると、ヘブライ語授業は、現在ガザにある公立校400校のうち、16校の9年生全員と10年生の一部希望者に試験的に実施している。「必要性と需要を考えて、フランス語からヘブライ語への移行を試みている」という。

 投石などを理由に、生徒がイスラエル治安当局に逮捕されることも多く、「権利を主張する必要がある」。ガザではイスラエルのテレビなども受信可能で、「彼らが我々との戦争をどう報じているかを知ることも重要だ」と話す。教育省の授業プログラム部門を統括するアナハラ代表は、「生徒の関心が強いので、対象の学校や学年の拡大を検討中だ」と話した。

 授業では「敵の言葉」と強調されるが、ハサン・サラマ校の9年生、ヌール・ルドワンさん(15)は取材に対し、「アラビア語に似ているから分かりやすいし楽しい」と笑顔で語った。同級生のナディーン・アルシさん(15)は、「イスラエルに行くことはできないけれど、言葉を学ぶとその国を旅しているような気持ちになる。いつかイスラエルで、ヘブライ語を話せるアラブ人として仕事をしたい」と話した。


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