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国際政治・世界事情

6487チバQ:2013/06/18(火) 20:34:16
http://mainichi.jp/select/news/20130617ddm007030062000c.html
混迷トルコ:大規模デモの現場から/中 首相は英雄か、独裁者か 「市民の声反映」割れる評価
毎日新聞 2013年06月17日 東京朝刊

 エルドアン首相(59)の生まれ育ったイスタンブール郊外のカスムパシャ地区。「この道は、彼が政治家になって舗装してくれた。失業者も減ったんだ」。電気店を営むトゥンジャイ・サムセクルさん(33)は、エルドアン首相を「英雄」と呼ぶ。地元商店街では支持派が圧倒的だ。

 そこから車で約10分。住宅街カプタン・パシャに、エルドアン氏が両親や、結婚後に妻子と暮らしたというアパートがある。貧困層の目立つ地区だ。95年まで20年間隣人だった元船員、フセイム・ウストゥンバシェさん(67)は若き日のエルドアン氏を覚えている。

 「彼は熱心なイスラム教徒で、両親も彼をイマーム(宗教指導者)にしたかったようです」。エルドアン氏は宗教指導者養成校に通いながら、配管工事などをしていた父親のアフメド氏を支え、近所でレモネードを売って家計を助けたという。

 政治活動を始めたのはマルマラ大学経済商学部への入学後。「よく鏡の前に立ち、表情を見ながら演説の練習をしていた」(ウストゥンバシェさん)。読書家で、家の中は「本でいっぱいだった」。

 エルドアン氏は1994年3月、イスタンブール市長に当選。2001年にイスラムの伝統を重んじた民主主義を掲げる公正発展党(AKP)を結成し、02年の総選挙で単独過半数を獲得。その後首相に就任し、3期連続の単独政権を率いる。

 選挙での強さの一つに「住民の声を聞く姿勢」があるといわれる。「近くに病院がない」「道路を整備して」。戸別訪問でかき集めた市民の声を政策に反映する実践主義で、汚職や不正の目立った過去の世俗派政権などとの違いを明確にした。

 だがその首相に対して、「市民の声を聞かない独裁者」との批判が高まっている。要因の一つが、政権による「報道抑制」だ。「政権や首相を批判した記者は投獄されてきた。政府と関係の強いメディア企業は自己規制に走るようになった」(トルコのメディア・人権保護団体「ビアネット」)。「国境なき記者団」の「報道の自由度指数」によると、トルコはエルドアン氏が首相となった03年は115位(対象166カ国)だったが、13年には154位(同179カ国)に転落した。

 エルドアン首相の姿勢には、地元でも批判がないわけではない。タクシー運転手の男性(47)が指摘した。「支持者は大事にするが、そうでない人は無視したり弾圧したりする。今回のデモは、声を聞いてもらえなかった人たちの抗議だと思う」【イスタンブール大治朋子】


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