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国際政治・世界事情

3102チバQ:2011/09/26(月) 19:51:12
http://mainichi.jp/select/wadai/archive/news/2011/09/24/20110924dde041040005000c.html
銀輪の死角:欧州の取り組み/4止 パリ(フランス)

自転車が通行できるパリのバスレーン=亘理章さん提供

パリの高架下の自転車専用路=亘理章さん提供 ◇古い街並みに工夫
 ロンドンと同様に00年代に入って本格的な自転車対策に取り組み始めたパリは古い街並みが多いため、さまざまな工夫がみられる。

 「華の都」と呼ばれるパリ市中心部には19世紀に整備された細い路地が多い。事故を避けるため、車の速度を時速30キロ以下に抑える「ゾーン30」を積極的に導入し、現在は市内70カ所で規制がかけられている。ベルトラン・ドラノエ市長は今後も学校周辺や商業地域で増やしていく方針で、市関係者は「将来的にパリ市全域がゾーン30になってもおかしくはない」と語る。

 目立つのは、街中の道路の至るところに白くペイントされた自転車マークだ。自転車レーンにはもちろん、交差点にも矢印と一緒に描かれている。自転車が走る場所を示すとともに、車にも常に自転車を意識させる狙いがあるのだという。自転車レーン自体の整備も進み、00年の200キロから08年に371キロ、10年半ばには440キロまで伸びた。

 さらに、全てのバスレーンで自転車の走行を可能とした。これに伴う安全確保のため、従来3・8メートルだったバスレーンの幅を4・5メートルまで広げる方向だ。また、鉄道の高架下にも自転車専用路を設置。さまざまな空間を生かして、自転車が安心して走れる道のネットワーク化を図っている。

 パリの自転車環境向上には、市のレンタサイクル事業「ベリブ」の存在が大きい。渋滞解消と環境対策を目的に、世界の主要都市で初めての大規模事業として07年7月にスタート。今年6月時点で約1800カ所の拠点に2万台以上の自転車が用意されている。市民や観光客が専用カードを作れば自由に乗れ、どの駐輪場で返しても構わない。利用者は最高で1日12万人に上り、今やパリの名物だ。

 「ベリブを象徴に、市のやる気が感じられる」。今年6月にパリを訪れたトヨタ自動車の亘理章IT・ITS企画部主査は、08年の視察時に比べ、自転車事情の進化ぶりに目を見張った。

 自転車政策に積極的に取り組む欧州諸都市に、日本が学ぶべきことは多い。=おわり

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 この連載はパリ福原直樹、ロンドン笠原敏彦、ベルリン篠田航一、馬場直子、北村和巳が担当しました。

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 情報やご意見、体験談をメール(t.shakaibu@mainichi.co.jp)、ファクス(03・3212・0635)、手紙(〒100−8051毎日新聞社会部「銀輪の死角」係)でお寄せください。

毎日新聞 2011年9月24日 東京夕刊


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