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国際政治・世界事情

5862チバQ:2013/03/06(水) 22:21:45
http://www.cnn.co.jp/world/35029153.html
貧者の味方か民主主義の破壊者か チャベス大統領の業績を振り返る
2013.03.06 Wed posted at 18:17 JST

(CNN) 南米ベネズエラのチャベス大統領の死去が公表される数時間前、マドゥロ副大統領は、チャベス大統領がかかった病は外国人によるものだと繰り返し述べた。そして、副大統領は野党を「国の敵」と呼んだ。これを見ると、マドゥロ副大統領はチャベス時代の主要な遺産の一つである分裂と罪の転嫁を口にしたことになる。

チャベス大統領は、しかし、富裕層と貧困層の間の敵意、あるいは、左派と右派の間の敵意以上のものを残した。

中南米の貧困層の窮状が政治上の優先課題となる際に重要な役割を果たしたのはチャベス氏だった。

それはまるで、米大陸の襟首をつかまえて「お前は貧困と戦わなければならない」と叫んだようなものだった。そして、米大陸はその声に耳を傾けた。

チャベス氏の新社会主義に猛烈に反対した人々でさえ、経済的な不平等は喫緊の対応を必要としていると認識した。

チャベス氏が政権の座に就いて数年の後、中南米の幾つもの国で、積極的な反貧困政策が導入され、素晴らしい成果を収めた。

チャベス氏もベネズエラの多くの貧しい人々の生活を改善し、不平等の緩和に大きな役割を果たした。しかし、この過程で、チャベス氏はベネズエラの民主主義を深く傷つけ、権威主義を確立した。このやり方は他の独裁者に模倣され、多くの国々で民主主義に害を与えた。

チャベス氏は、反米主義や野党に対する抑圧によって国内で人気を高めた。2002年にクーデター未遂が起きた際には、チャベス氏は、これが米国の支援によるものだと指摘した。チャベス氏は、「悪魔」のブッシュ米大統領(当時)の後で国連総会の壇上に上ったとき「硫黄のにおいがする」と発言し、世界中のメディアから注目を集めた。チャベス氏はまた、イラン政権とともに反米路線を行う主要な人物でもあった。キューバのカストロ政権に対しても支援を行い、リビアの故カダフィ大佐やシリアのアサド大統領など「米国の敵の味方」という姿勢をはっきりと打ち出した。

チャベス氏は住宅や医療に関する社会保障制度を整備し、貧しい人々が食べられるよう支援した。生活水準を引き上げ、何百万人もの支持者を元気付けた。熱烈な支持は富裕層や「米帝」に対する攻撃を定期的に繰り返すことでかきたてられた。

しかし、「21世紀の社会主義」や「ボリバル革命」といった伝統的ではない経済政策は、経済活動を阻害し、経済成長や経済的繁栄は他の中南米諸国の下を行った。こういった主張は揺るぐことはなく、チャベス時代は様々な産業が国有化され、重要な石油業界も専門家ではなく政治的な支持者の手に渡った。豊富な石油資源を有するベネズエラは、より大きな成長を遂げてもおかしくないはずだった。

経済上の遺産は、高いインフレ率や慢性的な品不足、枯渇した投資だ。ベネズエラ経済は成長した。しかし、ペルーやブラジル、パナマよりも成長率は低く、本来の成長率よりも低かったかもしれない。

政治面でいえば、チャベス氏は貧困層に力を与え、これまで富裕層によって管理されてい制度のなかで自分たちが重要な存在だと感じるようになった。しかし、チャベス氏はやがて、その制度に手を加え、民主主義は疲弊した。


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