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国際政治・世界事情

3977チバQ:2012/03/16(金) 23:17:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120316-00000020-mai-int
<パレスチナ>ファタハとハマス 和解交渉が暗礁に乗り上げ
毎日新聞 3月16日(金)10時47分配信

 【エルサレム花岡洋二】パレスチナ自治政府の主流派組織ファタハと、対立組織でガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとの和解交渉が暗礁に乗り上げ、昨年5月に合意した統一政府(内閣)の結成や選挙実施などを当初の期限通りに実施することが不可能になった。パレスチナ評議会(国会に相当)の議員でファタハの交渉責任者、アルアハマド氏が毎日新聞との会見で明らかにした。集団指導体制を敷くハマス指導部内の対立が原因だという。

 両組織は昨年5月、1年以内に自治政府議長と評議会の選挙を実施することや、これに先立って選挙管理内閣に当たる統一政府を結成することを決めた。先月6日、ファタハを率いるアッバス自治政府議長とハマス指導者のメシャル氏が会談し、統一政府の新首相をアッバス議長が兼務することでいったん合意したが、ハマスの一部勢力が異議を唱えているという。また、有権者登録を済ませた3カ月後に選挙を行う決まりだが、「ガザで登録は始まっておらず、5月の選挙は無理」という。

 背景には、主に行政や対イスラエル武装闘争を担うガザの指導部と、シリアの首都ダマスカスに拠点をおき、海外からの資金調達や政治・外交戦略を担当し、メシャル氏が率いる政治局との対立がある。

 これまでハマスの後ろ盾であるイランからハマス軍事部門への援助は、政治局を経由していたとされる。ところがシリアのアサド政権が反体制派への弾圧を強めたことを受け、メシャル氏は拠点をカタールなどに移し、アサド政権との関係を絶った。これがアサド政権を支持するイランの意に背く形になった。これに対しガザで「首相」職にあるハマスのハニヤ最高幹部は先月イランを訪れ、「ガザへの直接の資金援助を獲得した」(アルアハマド氏)という。

 またカダフィ政権が崩壊したリビアからガザへの武器流入で「武器商人やトンネル密輸業者などがガザで有力層を形成し、(特権維持のために)和解に抵抗している」(同)という。

 ビルゼイト大学(ヨルダン川西岸)のバセム・エズビディ教授(政治学)は「(中東の民主化要求運動)『アラブの春』で、パレスチナ解放運動の統一を求める人々の突き上げが強まり、アッバス議長にとってハマスとの和解は避けられない政治課題だ。しかし米国は和解に反対し、中東和平交渉を進めるよう圧力をかけており、議長は難しい立場に追い込まれている」と指摘している。


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