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国際政治・世界事情

1324チバQ:2010/04/24(土) 23:20:07
http://mainichi.jp/select/world/news/20100425k0000m030051000c.html
英総選挙:2大政党VS自民党…テレビ討論後、異例の展開
 【ロンドン笠原敏彦】混戦模様の英総選挙(5月6日投票)は、第3党・自由民主党のクレッグ党首(43)がテレビ党首討論会で一夜にして「主役」の座に躍り出た後、同党が支持率で2大政党と激しく競い合う異例の展開となっている。英総選挙が三つどもえの争いになるのは1920年代以来。2大政党への反発をはらんだ「クレッグ旋風」は、英国の選挙事情を様変わりさせている。

 クレッグ党首は、英総選挙で初導入された15日のテレビ討論で、与党・労働党と保守党を「古い政治」と厳しく批判。不況と議員経費流用スキャンダルなどで政治不信を強める有権者の不満の受け皿となり、自民党は一夜にして支持率を10ポイント前後も伸ばした。22日の第2回討論会後も勢いを維持している。

 情勢の急展開を受けて選挙の行方は不透明感を増している。世論調査によると、最新情勢は主要3政党が支持率30%前後で団子レース状態。13年ぶりの政権交代を目指す保守党に自民党が肉薄し、与党・労働党はその後塵(こうじん)を拝している。

 クレッグ旋風の背景にあるのは、2大政党制が制度疲労を起こし、「労働党は壊れ、保守党は信用されていない」(ガーディアン紙)という事情が大きい。クレッグ党首は一貫して「我々には違ったやり方が必要だ」などと訴え、変革を求める有権者の共感を集めている。

 しかし、完全小選挙区制の英国では全国の支持率は議席数に直結しない。選挙区割りが労働党に有利な上、2大政党が強固な地盤を持つ選挙区が多いためだ。最新の世論調査に基づく英BBC放送の議席数予測では、定数650の下院で最大政党となるのは労働党で260議席前後、保守党が250議席前後、自民党が100議席前後だ。

 それでも、2大政党は選挙戦略の練り直しを迫られている。特に自民党の議席増の影響を強く受けると予想される保守党は、「クレッグ支持のバブルを投票日までに破裂させねばならない」(同党元閣僚)と躍起になっている。労働党は保守党優勢で進んできた選挙戦で、「漁夫の利」を得て最大政党になる可能性もあるだけに立場は微妙だ。

 今総選挙は、どの政党も過半数に達しない「ハングパーラメント(宙づり議会)」の可能性が予測されている。その際には自民党がキャスチングボートを握ることになり、クレッグ党首はさらに存在感を強めそうだ。


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