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国際政治・世界事情
4985
:
チバQ
:2012/09/12(水) 21:26:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120912/amr12091219030010-n1.htm
イスラエルの首相訪米も異例の首脳会談なし 二国間関係に再び暗雲
2012.9.12 19:01 (1/2ページ)
イスラエルのネタニヤフ首相(ロイター)
【ワシントン=犬塚陽介】紆(う)余(よ)曲折を続ける米国とイスラエルの関係に再び暗雲が立ち込めている。米政府高官は11日、オバマ大統領と国連総会のため今月末に訪米するイスラエルのネタニヤフ首相に会談の予定がないことを認めた。訪米中のイスラエル首相と大統領が面会しないのは極めて異例。イラン核開発への対応で足並みが乱れているとの観測が広がっている。
11日夜、両首脳は電話で約1時間会談した。ホワイトハウスは声明で、両首脳が「イランの核保有を阻止する決意で一致している」と強調し、今後も「緊密に協議することで合意した」と述べ、“不仲説”の打ち消しに躍起となった。
発端は、膠(こう)着(ちゃく)したイラン核問題をめぐる両国の対応だ。ネタニヤフ首相は11日の記者会見で、イランに対する交渉期限やレッドライン(越えてはならない一線)の設定に否定的なオバマ政権の対応を批判した。
その直後、米国家安全保障会議(NSC)のビーター報道官が、国連総会期間中に両首脳がニューヨークで面会する予定がないことに言及した。
表向きの理由は滞在期間が重ならず、クリントン国務長官との会談日程もあるためだが、両首脳の会談は「ワシントンでも可能」(米政府元高官)との見方が支配的だ。米主要メディアはイスラエル政府高官の話として、ネタニヤフ首相の会談要請を米政府が断ったと11日に報道。ホワイトハウスは否定に追われた。
イラン核問題をめぐっては、単独空爆も視野に入れるイスラエルに対し、米国は経済制裁による圧力の重要性を強調しており、意見が割れている。両首脳の個人的な関係もオバマ大統領はネタニヤフ首相と「そりが合わない」(中東外交筋)とされる。
一方、AP通信は米政府高官の話として、ネタニヤフ首相が共和党の大統領候補、ロムニー前マサチューセッツ州知事と親しいことから、オバマ大統領を「困難な境遇」に追い込もうとしているとの見方を伝えるなど、11月の大統領選を前に米政府が神経をとがらせている様子もうかがえる。
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