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国際政治・世界事情

5739チバQ:2013/02/07(木) 00:11:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130206/erp13020622130002-n1.htm
あと1年 国の威信かけ突貫工事、“プーチン流”に地元反発も
2013.2.6 22:10 (1/2ページ)

ソチ冬季五輪開幕まで7日であと1年となるのを前に、ロシア・ソチの空港に大きな五輪マークがお目見えした(共同)
 【ソチ=遠藤良介】ロシアが南部ソチで初めて自国開催する冬季五輪まで、7日でちょうど1年となった。プーチン大統領が2期目の2007年、会場建設をほぼゼロから行う壮大な計画を打ち出し、招致に成功した。現地では国の威信をかけた突貫工事が進められているものの、インフラ整備は全体的に遅れが目立ち、地元住民の意識とはかけ離れた巨大事業には不満の声も多く聞かれた。

 夏場の保養地として知られた黒海沿岸のソチ(人口約36万人)が急激な変貌を遂げている。郊外のアドレル地区では海岸沿いにスケート競技のスタジアム群が出現。約40キロ離れた山間部、クラスナヤ・ポリャーナ地区にはスキー競技施設やリゾート・ホテルが設けられ、同地区への鉄道敷設も急ピッチで進む。

 「ソ連という超大国の崩壊で人々は傷つき、国民を束ねる理念も失われた」。地元ジャーナリストのチトフ氏(36)はこう話し、「プーチン氏は五輪開催で大国の復活をアピールし、国民を束ねようと考えたのだ」と指摘する。

 五輪会場の建設を担う国策企業「オリンプストロイ」によれば、すでに競技会場はほぼ完成し、通信関連の整備とテスト大会の開催を並行して行っている段階。同社では「競技施設は全て国際水準に合致するものだ」と胸を張る。

 ただ、国家主導の大事業には非効率と腐敗がつきもので、競技施設以外では工事の遅れも目立つ。開会式などが行われる中央スタジアムはいまだ骨組みの段階で、周辺は陥没だらけの泥道だ。新設予定のホテル43軒のうち24軒は、五輪に間に合わない恐れがあると指摘されている。

 ソチ五輪の総費用が当初予定の5倍にあたる1兆5千億ルーブル(約4兆6900億円)に膨らみ、夏冬を通じた五輪史上で最高額となることも確実になった。

 プーチン流の“突貫五輪”で生活が一変した住民も多い。鉄道トンネルの建設予定地から家族が立ち退きを命じられたというブロフキナさん(48)は、「買ったばかりのアパートが当局側の査定で購入額の半分と評価された。こんな不公平なことはない」と憤りを隠さない。

 ソチ郊外のロー地区では、住民のクラフチェンコさん(53)が自宅裏手に出現した21ヘクタールの産業廃棄物の集積場に頭を悩ませていた。「あらゆる産廃が雑然と捨てられ、汚染水が約700メートル先の海に流れている。行政府から閉鎖命令を勝ち取ったが、まだ産廃搬入が続いている」という。

 ソチでは今も下水処理施設のない地域が多く、停電や断水も頻発する。地元住民には、五輪開催のメリットがなかなか見えてこないのが実情のようだ。


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