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国際政治・世界事情
4956
:
チバQ
:2012/09/04(火) 21:39:31
とりあえず短期ビザの廃止だ!
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120904/erp12090407520000-n1.htm
【日々是世界 国際情勢分析】
景気減速のロシア極東 日本に秋波
2012.9.4 07:49
ロシア政府が極東への日本の投資呼び込みにやっきになっている。イシャエフ極東発展相は日本の北方領土問題への対応を批判する一方、経済では「理想のパートナーだ」と持ち上げた。背景には、中央政府主導で開発を進める極東の景気減速と、隣接する中国の影響力増大がある。
「日本は何もやっていない」
ロシア国営通信によると、8月15日にモスクワで会見したイシャエフ極東発展相は、北方領土問題が解決しないのは日本側の行動がないからと日本を強く批判した。さらに同問題が、日本企業の対極東投資を妨げていると指摘した。
その一方でイシャエフ氏は、「日本は理想のパートナーだ」とも述べ、特に石油ガス分野においては「極東経済への最大の投資国だ」と持ち上げた。露国営ラジオ局ロシアの声は同日付の電子版で、イシャエフ氏が「サハリンから日本に直接電力を送る発電所の建設ができる」「外資(日本の資本)100%の事業体設立も可能だ」などと日本に猛烈なアピールを行ったと報じた。
発言の背景には、政府主導で巨額投資した極東の景気低迷が早くも顕在化している現状がある。7月27日付の露紙コメルサント(電子版)は、「2013〜14年には石油・天然ガスのパイプライン建設が終了し、(ウラジオストクで8日に開催される)アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議関連施設の建設も終わりつつある。すでに(極東への)投資は減速傾向にある」とのイシャエフ氏の発言を紹介している。
プーチン政権は極東をアジアに接する戦略地域として再開発を本格化させた。しかし、中央主導の開発は当初から、民間部門の育成を阻害し長期的発展につながらないとの懸念が強かった。コメルサントは、ある地域では「40%の住民が去りたいと感じている」との衝撃的な現状を伝えている。
国境を接する中国は、4月にもロシア側と共同で極東などへの150億ドル規模の投資計画をまとめた。しかし中国企業の進出は膨大な中国人労働者の流入を招いており、住民の間ではカネもヒトも出して存在感を高める中国への懸念が根強い。
日本企業はエネルギーなど特定分野を除き、人口が少なく市場として魅力の乏しい極東への進出は慎重だ。ロシア側はジレンマに陥っている。
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