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国際政治・世界事情

3442チバQ:2011/11/24(木) 23:15:49
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111124-00000049-mai-int
 <イエメン>サレハ体制終えんへ…国民に溝、反乱
毎日新聞 11月24日(木)13時33分配信

 【カイロ和田浩明】イエメンのサレハ大統領は23日、サウジアラビアの首都リヤドでサウジ主導の湾岸協力会議(GCC)などが仲介した権限移譲案に署名し、南北イエメン時代から33年続いたサレハ体制は終えんに向け踏み出した。だが、仲介案により、90日以内に実施される大統領選までサレハ氏は名目上の大統領にとどまり、訴追も免除される。首都サヌアでは23日、多くの市民が大統領の権限移譲を喜ぶ一方、即時辞任や訴追を求めるデモも行われた。

 権力に対する強い執着を見せてきたサレハ氏が、確実に移譲手続きを実行に移すか、反大統領派から疑問も出ている。

 サレハ氏は署名式典で「重要なのは署名ではなく、各派が真剣に国の再建に取り組むことだ」と語った。10カ月にわたる民主化騒乱で広がった国民の間の溝を意識した発言だ。イエメンは国際テロ組織アルカイダの活動、北部の反乱、南部の分離独立の動きなどの難題を抱える。大統領権限を移譲されても、ハディ副大統領は困難なかじ取りを迫られる。

 サレハ氏は78年に北イエメンの大統領に就任。90年の南北統一後も、イエメン社会の基盤である有力部族連合の支持を取り付け権力の座を維持してきた。しかし、00年代中盤ごろから軍・治安機関のトップを親族で固める動きを見せ始めたことから一部有力部族が反発。アラブの春の影響で発生した民主化運動を武力弾圧して、一気に退陣要求が強まった。

 ハディ副大統領は南部出身で各派が支持するとされるが、「理由はサレハでないという一点」(反大統領派の政治アナリスト、アブドルガニ・エリヤニ氏)。部族の力が強く中央政府の支配が及ばない地域も多いイエメンで、国をまとめ切れるかは未知数だ。

 若者が先導したイエメンの民主化運動は、離反した国軍幹部や有力実業家らの参入で既成勢力間の権力争いに変質し、政府推計で約1500人の死者を出している。サレハ氏という「重し」が失われた後、国家分裂をもたらしかねない各派の抗争が広がる可能性を懸念する声も根強い。


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