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国際政治・世界事情

2910チバQ:2011/08/08(月) 23:47:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110808/erp11080820100001-n1.htm
【欧州債務危機】
“台風の目”はイタリア
2011.8.8 20:08 (1/2ページ)
 【ロンドン=木村正人】未曽有の金融危機を引き起こした3年前の悪夢が再現するのか。欧米に拡大する債務危機の“台風の目”は、先進7カ国(G7)の一角であるイタリアだ。危機対処能力が問われるベルルスコーニ首相は、未成年者買春疑惑で求心力を失い、他の欧州首脳らが「8月ののろい」を払拭(ふっしょく)しようと奔走する中、どこ吹く風で海辺の夏を楽しんでいるという。

 イタリアの政府債務残高が国内総生産(GDP)比で120%に達し、欧州単一通貨ユーロ(17カ国)圏ではギリシャに次いで2番目に多い。イタリアの10年債利回りが一時6.2%を突破し、同首相は5日、財政赤字の解消時期を2014年から1年前倒しすると表明。憲法を改正し、均衡財政を義務化する規定を盛り込む考えも示した。

 メルケル独首相とサルコジ仏大統領は7日夜、共同声明を発表し、「発表した事項を速く実行に移すことが不可欠だ」と要求した。

 8日付の英紙フィナンシャル・タイムズは「ベルルスコーニ首相は長女の45歳の誕生日を祝うため、サルデーニャ島の海岸リゾートの豪華別荘に行った」と伝え、「しかし、彼の不在はほとんど問題にならないと批評家はみている」と揶揄(やゆ)した。同国の経済・財政政策はユーロ圏と米国の手中に委ねられ、「同首相は他者の操り人形」との見方が強まっているためだ。

 経済規模でユーロ圏3位のイタリアは国内貯蓄率が高く、国債購入者も国内投資家が多いため、ギリシャなど債務危機の国とは事情が異なるとみられていた。

 しかし、ギリシャ国債の格付けが一部デフォルト(債務不履行)扱いとなり、2008年9月の米リーマン・ブラザーズ破綻(はたん)前との酷似性を指摘する声が市場に広がり、政治不信と10年以上の低成長が続くイタリアに市場の標的は移りつつある。

 これまで3回首相職に就いているベルルスコーニ首相は未成年者買春疑惑で支持率が過去最低の29%に下落。出身地の北部ミラノ市長選で与党現職候補が敗れ、原発再開の是非を問う国民投票でも反対票が9割を超えて再開断念に追い込まれた。7月には次期総選挙への不出馬を表明した。

 しかも同首相は、財政再建を指揮するトレモンティ経済・財務相を「自分だけが頭が良いと思ってチームプレーができない」と批判し、市場を混乱させた。

 ユーロ圏はスペインを救済できるよう「欧州金融安定化基金」の融資枠を今年秋までに2500億ユーロから4400億ユーロに引き上げる方針だが、それだけではイタリアを破綻から救済できない。「リーマン・ショック」の第2幕を恐れる他の主要国は、イタリアの政治的指導力の欠如に危機感を募らせている。


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