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国際政治・世界事情

6609チバQ:2013/07/06(土) 00:47:28
http://mainichi.jp/select/news/20130705dde007030005000c.html

エジプト:軍事クーデター ガザ、細る「生命線」 トンネル密輸が途絶、市民に不安感

毎日新聞 2013年07月05日 東京夕刊


 エジプト情勢の急変を受けて、パレスチナ自治区ガザ地区に不安が広がっている。イスラエルによる封鎖政策が続くガザ地区では、エジプト側からの密輸トンネルを介した物資搬入が「生命線」だが、ガソリン供給が早くも途絶え、市民生活への影響が広がり始めている。【ガザ市(パレスチナ自治区)で大治朋子】

 「3週間ほど前から、エジプトのガソリンが入らなくなった。代わりにイスラエルから買っているが、値段は2倍以上で、お客はほとんど来なくなった」。エジプトでマンスール暫定大統領が就任した4日、ガザ市内のガソリンスタンドで働くユーソフ・ジョゼフさん(25)は、浮かない表情で語った。

 ガザ地区では6月初旬から、ガソリンを買いだめする市民が急増した。地元のジャーナリストによると、エジプトで同月30日、モルシ大統領が就任1年を迎えるのに合わせ大規模デモが計画されているとの情報がソーシャルメディアなどで流れ、エジプト側からのガソリン供給が途絶える可能性を懸念した市民が殺到。密輸トンネルによる供給量をはるかに上回る需要が続いたという。

 さらにエジプト治安当局が取り締まりを強化し、6月中旬ごろから、ガソリン供給は途絶えた。現在はイスラエルから搬入する以外に方法はないが、値段は1リットルあたり約176円で、密輸価格の2倍以上と高額だという。

 ガザでは、ハマスが武力制圧した2007年以降、イスラエルが封鎖政策で人や物の出入りを規制し、物資不足のほか停電も慢性化している。このため民家や商店のほか学校や病院など公的施設も、ガソリンを使った発電機で電気を補うのが日常で、ガソリン不足は生活に大きなダメージを与える。買いだめした物資が底を突くのは時間の問題で、小学校教諭のムスタシさん(35)は「学習環境にも影響を及ぼしそうだ」と語った。

 ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義ハマスの源流はモルシ前大統領の出身母体と同じムスリム同胞団で、大半の「密輸」は、事実上黙認されてきたともいわれる。一方、エジプトでは1月以降、軽油の供給不足が続き、「モルシ政権がガザに無料でガソリンを譲渡している」とのうわさが一部で広まっていた。エジプト側が今後、どのような対応を取るかは不明で、ジョゼフさんは「市民はとても不安になっている」と話した。


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