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国際政治・世界事情

4748チバQ:2012/07/17(火) 20:05:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120717-00000080-reut-int
アフガンで「名誉殺人」が急増、女性蔑視のタリバン時代に逆行
ロイター 7月17日(火)14時31分配信


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7月16日、アフガニスタンでは、今年に入り「名誉殺人」がハイペースで増加している。写真は、女性が公開射殺された事件を受け、首都カブールで11日に行われた抗議デモで撮影(2012年 ロイター/Omar Sobhani)

[チャリカール(アフガニスタン) 16日 ロイター] アフガニスタンの首都カブール北方パルワン州の墓地。新婚だった娘の墓に頬をあてたサベラさんは、涙にぬれた顔をぬぐいながら悲痛な叫び声を上げていた。

アフガン東部で「名誉殺人」、母親と子ども2人が首切られ死亡

「私の娘よ。なぜ彼らはあなたをこんなにも残酷に殺したのか」。娘のタマナさん(15)は、同国で急増する「名誉殺人」の被害者で、親族に殺害されたという。名誉殺人という言葉は、家族の名誉を汚したとして、主に女性や少女が殺害されるケースに用いられる。

アフガニスタン独立人権委員会(AIHRC)によると、同国では過去4カ月で52人の少女・女性が殺害され、そのうち42人が名誉殺人の犠牲になった。昨年全体で20件だった名誉殺人が、今年はハイペースで増加している。

駐留する北大西洋条約機構(NATO)軍の大部分が、2014年末までの撤退に向けた準備を進める中、活動家や議員の一部からは、反政府武装勢力タリバンとの和平実現を目指すカルザイ政権が、タリバン側に加担していると非難する声が聞こえる。

タリバン政権時代の1996─2001年、女性の参政権や教育を受ける権利は認められず、就労の大半が禁止されたほか、外出は許可制で男性の付き添いが必要だった。

タリバン政権崩壊で、女性は基本的な権利を取り戻したが、女性の権利に対する政府の姿勢が後退している兆候がみられている。カルザイ大統領は今年初め、女性は男性より価値が低く、殴られても問題ないとする聖職者らの発言を容認しているように映った。

政府の姿勢について、女性議員のフォージア・クーフィ氏は「カルザイ氏は変わってしまった。女性の問題は、もはや彼の優先事項にはない」と批判を強めている。

東部ラグマン州では先週、同州で女性問題を担当していたハニファ・サフィさんが、車に爆弾を仕掛けられ死亡する事件も発生。これらの事案に対し、大統領府の報道官は、政府は女性問題に取り組んでいるが、「女性にとって不幸な出来事が起こっている。政府はできる限りのことを行っている」と強調した。

<強制結婚>

タマナさんは、不倫を疑われた女性が先月公開射殺された現場からそう遠くない場所で死亡した。この事件では、国際社会が一斉に非難の声を上げ、州政府もタリバンの犯行だとしたが、タリバンは関与を否定している。

両親の話によると、タマナさんは今年3月、州都チャリカールにあるパン店に出掛けた後、戻ってこなかった。ようやく両親が娘と再会できたのは今から1週間前、病院のベッドに横たわった娘の遺体を目にした時だった。葬儀で撮影された映像では、タナマさんの顔にはあざがあり、白いシーツで包まれていた。

サベラさんはロイターに対し、「娘はいつも勉強はやめたくないと話し、いつか車列を組んで移動するような重要人物になりたいと語っていた。でも、今は土の中」と、夫に涙を拭いてもらいながら娘への思いを打ち明けた。

タマナさんは、いとこからの結婚の申し込みを数カ月にわたって拒み続けたが、最終的には結婚を強要された。その後、結婚に不満な態度を隠すことができず、「反抗的な妻」とみなされ、殺されたという。

チャリカールの警察当局は、タマナさんが故意に毒を盛られた可能性があるとの見方を示しているが、今月末に検視結果が出るまでは、はっきりとしたことは言えないとしている。タマナさん殺害事件では、逮捕者は出ていない。

パルワン州では今年3月以来、タマナさんを含め8人の女性が殺害されている。

(原文執筆:Amie Ferris-Rotman、Mirwais Harooni記者、翻訳:野村宏之、編集:本田ももこ)
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