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国際政治・世界事情

1546チバQ:2010/08/10(火) 19:28:04
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100810/erp1008100756002-n1.htm
【日々是世界 国際情勢分析】危うさはらむトルコの独自外交 (1/2ページ)
2010.8.10 07:54
 欧米との協調を重視してきたトルコが独自の外交戦略を強化している。国連安全保障理事会の対イラン追加制裁決議に反対票を投じたトルコは、欧米企業が手を引いたエネルギーなどの分野でイランとの協力を開始。他の中東各国とも関係拡大を進めている。欧米の民主主義に理解を示しながら、イスラム教国として中東で影響力を持つトルコを、欧米は重視するが、派手な外交戦略は国内で強まる反欧米世論を意識したとも言われ、その先行きには危うさも漂う。

 「われわれは安保理決議には完全に従うが、個々の国が求める追加制裁を実施する義務はない」 トルコのメフメト・シムシェキ財務相は7月26日付の英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)で、欧米が決定した独自の対イラン制裁に追随しない考えを強調した。

 トルコは5月、核開発問題に関連し安保理がイランへの追加制裁の議論を進めるなか、ブラジルと共同で提案した仲裁案に対するイランからの合意を取り付けた。後に安保理が追加制裁決議を採択した際には、ブラジルとともに反対票を投じるなど、あくまでもイランへの制裁強化を求める米国などと対立。トルコはさらに、米軍の撤退が間近に迫ったイラクや、シリアなどとも関係を強化するなど、中東地域で存在感を高めている。

 民主主義の価値を重視しつつ、イスラム教国として中東や旧ソ連地域と関係を深めるトルコに対しては、欧米もその重要性を認めざるを得ない。イギリスのデービッド・キャメロン首相(43)は7月27日、トルコの首都アンカラを訪問し、同国のEU加盟を全面的に支持する姿勢を強調した。

 7月28日付の英紙ガーディアン(電子版)はキャメロン首相の発言は「トルコが(中東などの)地域でいかに重要な力をつけたかを象徴している」と解説。米国もまた、イラクやアフガニスタン情勢の改善が進まないなか、トルコとの関係強化は不可欠と指摘されている。

 ただ、独自路線を突き進むトルコ外交に対しては「反米風潮が高まり、(欧米など)外部の勢力に対し疑問の目を向ける国内世論を強く意識したもの」(FT)との指摘もある。行き過ぎた単独行動は欧米のトルコ離れを誘発しかねず、トルコの立場を結果的に危ういものにしかねない。


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