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国際政治・世界事情

1558チバQ:2010/08/21(土) 23:00:09
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100820/asi1008200125000-n1.htm
豪総選挙 与党盛り返す 「緑の党」が影響力拡大も (1/2ページ)
2010.8.20 01:23
 【シドニー=宮野弘之】オーストラリアの総選挙は21日に投開票が行われる。最新の世論調査では同国初の女性首相、ギラード氏率いる与党・労働党が支持を盛り返しており、アボット自由党党首が代表を務める野党・保守連合との争いを、僅(きん)差(さ)で制し、政権を維持するのではないかとの見方が強まっている。ただ、同時に行われる上院選で労働党と選挙協力を組む左派の緑の党が議席を倍増する勢いをみせており、労働党政権が続いた場合、政策面で緑の党の影響力が強まることを懸念する声があがっている。

 下院選は小選挙区制のため、労働党と保守連合の二大勢力の争いとなる。直近のロイター通信の世論調査では、二者択一で労働党が51・5%、保守連合が48・5%と支持は拮(きっ)抗(こう)している。ただ、ニューズポール社の調査では、ギラード首相支持50%に対し、アボット氏支持は35%と、ギラード氏の人気が圧倒的に高い。労働党は一時、ラッド前首相降ろしに伴うイメージ低下で保守連合に追い上げられたが、ギラード党首の個人的人気に支えられ、盛り返した形だ。

 さらに世論調査結果を踏まえた獲得議席予想数でも労働党が過半数を確保し、政権を維持できるとの見通しが強まっている。

 ただ、比例代表制を加味している上院選では二大勢力以外の政党も議席を獲得しやすくなっている。とくにここに来て、全党の支持率調査で、緑の党が14%と保守連合41%、労働党38%に次ぐ位置につけており、保守連合、労働党ともに上院での過半数確保が難しいなか、緑の党が上院でキャスチングボートを握るのは確実な情勢だ。

 同国では本予算案を含む重要法案もすべて上院での採択が必要で上院で3回否決されれば、首相は議会を解散し、総選挙で信を問うしかない。ラッド前首相が、選挙公約に掲げた温室効果ガス排出量取引制度の導入断念に追い込まれたのも、上院で2度にわたって否決されたためだ。上院での過半数確保は、ギラード氏が政権を維持したとしても、重要なのは変わりはない。

 今回、労働党が上院選で緑の党と選挙協力を行っているのも、上院での連携強化があるからだ。「両党が連邦レベルで連立を組む可能性は低い」(西シドニー大学・デービッド・バーチェル教授)とされるが、選挙後に両党が政策ごとに連携を強める可能性は高い。

 たとえば、温室効果ガスの削減や炭鉱税の導入は、削減幅や税率では開きがあるが、政策の方向性は同じだ。これに対し、保守連合は炭鉱税の導入や排出量取引制度の導入には慎重だ。

 労働党内には左派を中心に緑の党と思想的に近い議員も多いだけに、今回の選挙で勝利した場合、党内からも緑の党との連携強化を求める声が強まりそうだ。


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