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国際政治・世界事情
2955
:
チバQ
:2011/08/24(水) 19:37:58
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110824-OYT1T00468.htm
在日リビア大使館、国旗を国民評議会の三色旗に
東京・渋谷区のリビア大使館が、敷地内に掲げていたカダフィ政権の緑一色の国旗を降ろし、反体制派組織「国民評議会」がシンボルとする三色旗に替えた。
同大使館によると、旗を付け替えたのは22日。赤、黒、緑色を基調とした新たな旗は、カダフィ氏が1969年にクーデターで倒した王政時代に国旗として使われていたもの。ジュマア・オウン駐日臨時代理大使(54)は24日、読売新聞の取材に対し、「(カダフィ政権が)終わりつつあると判断したので、国旗を付け替えた」と語った。
(2011年8月24日11時45分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110824-OYT1T00390.htm
カダフィ独裁崩壊、国民評議会が新体制作り着手
中東
23日、トリポリ南部のカダフィ氏邸宅を制圧し、カダフィ氏の像の頭部を踏みつける反体制派の兵士ら(AP)
【ベンガジ(リビア東部)=田尾茂樹】リビアの反体制派は23日午後(日本時間24日未明)、最高指導者ムアマル・カダフィ氏の邸宅や軍事施設がある首都トリポリ南部のバーブ・アジジヤ区域に進攻、カダフィ派の牙城であるこの区域を攻略した。
これにより、反体制派は首都のほぼ全域を制圧、約42年に及んだカダフィ氏の独裁政権は事実上崩壊した。反体制派組織「国民評議会」のムスタファ・アブドルジャリル議長は、25日にも国民評議会の本部を東部ベンガジからトリポリに移す方針を表明、新体制作りに着手する。
反体制派は23日、戦闘員数百人の勢力で、要塞化されたバーブ・アジジヤに突入。残っていたカダフィ氏派勢力との激しい戦闘の末、制圧した。作戦に同行したAFP通信の記者は、「敷地内には多数のカダフィ氏派の戦闘員の死体が横たわっていた」と伝えた。
アブドルジャリル議長は、首都攻防戦で400人以上が死亡、約2000人が負傷したことを明らかにした。
リビアの反体制蜂起は、チュニジアとエジプトの政変に触発される形で今年2月、リビア東部で始まった。カダフィ派と反体制派の武力衝突は一進一退を繰り返したが、北大西洋条約機構(NATO)指揮下の多国籍軍による空爆を受けたカダフィ派が徐々に弱体化、体制は約半年で事実上打倒された。
ただ、反体制派は、国情の安定化に不可欠とみられるカダフィ氏の身柄拘束を果たしておらず、行方もわかっていない。そのカダフィ氏は24日未明、トリポリの地元ラジオ局を通じて演説し、「(バーブ・アジジヤ区域からの撤退は)戦術的行動だ」と強調。多国籍軍による空爆を非難し、「勝利か殉教者になるかだ」と徹底抗戦を宣言した。
(2011年8月24日11時15分 読売新聞)
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