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国際政治・世界事情

7005チバQ:2013/10/21(月) 22:56:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131021/mds13102120360002-n1.htm
カダフィ大佐殺害から2年 リビア「民主化」進まず
2013.10.21 20:29 (1/3ページ)

2年前に殺害されたリビアのカダフィ大佐(ロイター)
 【カイロ=大内清】リビアの最高指導者だったカダフィ大佐が内戦の末、反カダフィ派民兵に殺害されてから2年が過ぎたが、憲法制定プロセスは遅々として進まず、本格政府発足のめども立っていない。北大西洋条約機構(NATO)軍の軍事介入を受けてカダフィ政権が倒れ、「民主化」の道を歩み始めたはずの同国は、各政治勢力が武力を背景に主導権争いを繰り広げる混迷から抜け出せずにいる。

 リビアの首都トリポリでは今月10日、移行政府のゼイダン首相が民兵組織に一時拉致される事件が発生。米国が5日、1998年の米大使館爆破事件の容疑者をリビア国内で拘束した対テロ作戦を、首相が事前に承知していたとされることへの反発が引き金だったとみられる。犯行に関与した民兵は、2011年の内戦でカダフィ政権と戦い、現在は政府から給与を受け取っている組織だった。

 政府は内戦後、各地の民兵組織の武装解除を図ろうとしてきた。しかし、多くの民兵は武装解除に応じず、軍や内務省傘下にありながら半ば独立した勢力を維持しているのが現実だ。

 ロイター通信によると、リベラル系勢力に属するゼイダン首相は20日、自身の拉致事件に、議会で対立するイスラム政党の議員2人が関与していると指摘、「国の建設を阻害しようとする勢力がいる」と非難した。詳しい経緯などは明らかにされていないものの、事件は、各勢力の根深い対立と、異論を唱える相手は武力でねじ伏せる、という変わらぬ意識を浮き彫りにしたといえる。

 また、内戦中に反カダフィ派民兵の拠点となった東部ベンガジでは18日、同派の元司令官が暗殺される事件が起きた。直後には元司令官側の民兵が、報復として敵対する民兵組織の拠点に対戦車ロケット弾を発射。政府に民兵同士の抗争を抑える力がないことを改めて露呈した形だ。

 政治面での安定も遠い。

 リビアでは昨年7月の議会選直前に、それまで議会が任命するとしてきた憲法制定委員会のメンバーを国民の直接選挙で選ぶ方式に変更している。しかし、議会内の利害調整が難航していることなどから同委員会のメンバー選挙はいまだに行われておらず、憲法制定後に予定される本格政府の発足がいつになるのかも不明だ。


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