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国際政治・世界事情

2634チバQ:2011/06/07(火) 23:06:13
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011060702000018.html
大統領不在 イエメン混迷 サウジ、政権移行どう説得
2011年6月7日 朝刊

 【カイロ=今村実】イエメンのサレハ大統領が反政府勢力の砲撃で重傷を負い不在となったことで、イエメン国内の混とん状況に拍車がかかっている。サレハ政権が抑え込んできた北部のイスラム教シーア派民兵組織に加え、南部では国際テロ組織アルカイダ系武装勢力の活動が活発化しており、混乱が長期化すればイエメンがソマリアと同様の“破綻国家”に陥る恐れも出ている。

 イエメンでは「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」の動きが活発。昨年十月に米国向け航空荷物から爆発物が見つかった事件に関与しており、米国は、サレハ政権の掃討作戦を全面支援したが、成果は不十分。先月末には、AQAPとみられる武装勢力が南部アビヤン州の州都ジンジバルを制圧。米国などが恐れていた事態が、現実となった。

 また、政府軍は二〇〇四年以降、スンニ派大国サウジアラビアを敵視する北部のシーア派ザイド派の民兵組織と、戦闘を繰り返してきた。

 南部の中心都市アデンは反政府デモの拠点の一つ。南北統一を実現したのが北部出身のサレハ氏だっただけに、サレハ氏の出国で、南部の独立運動も勢いづきそうだ。

 こうしたイエメンの不安定化に、最も神経をとがらせてきたのが、国境を接するサウジだ。AQAPやシーア派勢力が拡大すれば、サウジにとり、治安上の深刻な脅威となるからだ。サウジは反政府デモの高まりに伴い四月以降、サレハ氏に引導を渡す形で、安定的な権限移行を盛り込んだ湾岸協力会議(GCC)の調停案を主導してきた。

 治療名目で自国に飛び込んできたサレハ氏にサウジ側がどう対処するかが今後のカギを握る。サウジの政治評論家ムハンマド・アルゾルファ氏は本紙の取材に「イエメンの危機回避にはGCC調停案の履行しか道はなく、サウジの役割は重要だ。今後、米国の支持を受けつつ、サレハ氏に受け入れるよう説得するだろう」と指摘している。


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