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国際政治・世界事情

7204チバQ:2013/12/31(火) 11:52:55
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131231/erp13123109250004-n1.htm
露連続テロ プーチン政権、威信かけ対処 ソチ隣接、問われる北カフカス政策

2013.12.31 09:24 (1/3ページ)

30日、爆破テロが前日起きたロシア南部ボルゴグラードの駅を警備する警官ら (AP)
30日、爆破テロが前日起きたロシア南部ボルゴグラードの駅を警備する警官ら (AP)


 【モスクワ=遠藤良介】ロシア南部のボルゴグラードで2日連続の爆破テロが発生し、来年2月7日に開幕するソチ冬季五輪に向けた治安が強く懸念される状況となってきた。連続テロは五輪阻止を狙うイスラム過激派の犯行である可能性が強く疑われ、テロの連鎖を止められない場合にはプーチン露大統領の威信にも傷がつくのは必至だ。

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 イスラム過激派が拠点とする露南部の北カフカス地方ではテロが頻発しているが、近年、同地方外での発生はまれになっていた。ボルゴグラードで10月、路線バスが爆破され6人が死亡したのに続く今回の連続テロは、テロリストが同地方外の主要都市を標的にしうる現実を改めて示した。

 戦略的要衝に位置するボルゴグラードは、第二次大戦でソ連軍が激戦の末にドイツ軍を破り、ソ連勝利への転換点となった「スターリングラード攻防戦」の舞台として知られる。プーチン氏が2月、攻防戦終結70周年を祝うために訪れた同市を、テロリストは「ロシアの勝利の象徴」とみなして狙った可能性がある。

 北カフカスをめぐっては、プーチン氏の指導した1999〜2002年の第2次チェチェン独立紛争後、強権統治とテロリスト掃討作戦の強化によってチェチェン共和国の情勢が比較的安定した。その半面、チェチェン独立派武装勢力が北カフカス地方一帯に拡散し、イスラム色を強めて先鋭化した経緯がある。

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 近年の大規模テロの背後にはイスラム武装勢力「カフカス首長国」を率いるドク・ウマロフ容疑者の存在が指摘されている。「イスラム帝国の建設」を掲げる同容疑者は7月、ソチを「先祖の迫害された地」とし、あらゆる手段で五輪を阻止すると宣言した。

 ソチ五輪は07年、大統領2期目だったプーチン氏が、会場建設を一から行う壮大な計画を打ち出し、誘致に成功した。ソ連崩壊後の混乱からロシアを再建した「救国者」を自任する同氏には、五輪を通じて国威発揚と国民の団結を図る狙いがある。

 ただ、米仏独などの欧米首脳らは相次いで五輪開会式を欠席する意向を示しており、これは同性愛宣伝禁止法の施行などロシアの人権状況に対する抗議の表れとも受け止められている。連日のテロは、ソチ五輪のイメージに新たな打撃を与える形となった。

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 北カフカスに隣接するソチでの五輪は、プーチン政権のカフカス政策の成果を問うものでもある。政権による巨額の資金投下にもかかわらず、腐敗の深刻な同地方では一向に貧困が解消せず、これがテロの温床となっている。有力サイト「カフカスキー・ウゼル」によれば、同地方では今年1〜9月、テロや交戦で375人が死亡しており、情勢の安定にはほど遠い。

 政権は大規模テロのたびに警備強化を約束してきたが、公共交通機関での犯行を全土で防ぐのはきわめて困難だ。テロリストが厳重な警備のなされるソチ以外の都市を攻撃対象とする事態に懸念が強まっている。


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