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国際政治・世界事情

5015チバQ:2012/09/14(金) 22:24:59
 ◇米、中東外交ジレンマ
 「米国はリビアの民主化移行を支持する」。オバマ米大統領は12日夜、リビア国民議会のマガリエフ議長に電話し、緊密な捜査協力で合意すると同時にリビアとの関係に揺らぎがないよう確認した。「アラブの春」支持の立場を鮮明にしたが、中東外交への世論の懸念が高まる可能性もあり、難しいかじ取りを迫られるのは必至だ。

 オバマ政権は「アラブの春」後、選挙などを通じて民主化の拡大を図ることでイスラム過激派の台頭を抑止する戦略を描いてきた。北アフリカ諸国では強権下の民衆の不満が「テロの温床」を生んだとの判断に基づき、エジプトでイスラム原理主義穏健派「ムスリム同胞団」主体の政権が誕生したことも許容してきた。

 だが過激派は旧体制崩壊後の混乱に乗じて勢力を広げている。北大西洋条約機構(NATO)はカダフィ政権崩壊後の昨年10月の時点で約1万発の携行式ミサイルが行方不明になったとみている。これらの兵器が反米勢力の手に渡り、襲撃事件で使われた可能性も否定できない。

 一方、米同時多発テロ以降の反イスラム感情は米国内に今もくすぶる。襲撃事件の発端となった反イスラム映画などイスラム教を冒とくする米側の言動は後を絶たず、政権の手の届かないところで一触即発の状況が続く。

 オバマ氏はイラク戦争で悪化したイスラム世界との関係の改善を重視してきた。しかし、イスラム世界に根強い反米意識やイスラム過激主義の根絶が困難な現実を改めて突き付けられている。11月の大統領選まで2カ月を切る中、「民主化」と「反米」が同時進行する中東問題への対応を誤ればオバマ政権に痛手となるのは確実だ。

 ◇冒とく映像、アラビア語版も 約14分、ムハンマド出生に触れる
 イスラム教徒の反発を招いた映画は、イスラエル系米国人が製作したとされる。今年7月、インターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」に「イノセンス・オブ・ムスリムズ(イスラム教徒の無邪気さ)」と題した約14分間のダイジェスト版の映像が投稿された。約10日前には、アラビア語版も流された。

 映像は冒頭、現代のエジプトの街でキリスト教徒がイスラム教徒の暴徒に襲われる場面から始まり、2分過ぎからムハンマドの時代にさかのぼる。

 ムハンマドは父親が誰か分からず、神の預言者となった後も殺人や略奪を繰り返す野蛮な人物として描かれている。女好きな一方で、仲間に「同性愛者らしい」とうわさされ、女性に「神の名を悪用して、ひどいことをしている」と非難される場面もある。

 砂漠を舞台にした場面が合成映像であることが一目で分かるなど、出来栄えは必ずしも精巧ではない。


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