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国際政治・世界事情

5441チバQ:2012/12/09(日) 23:01:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121208/erp12120820100001-n1.htm
ロシアの「コサック」復権 政党結成、街頭巡回…愛国心高揚が狙い
2012.12.8 20:04

モスクワのベラルーシ駅前で、メディアの取材に答えるコサック警備隊のリーダー=11月27日(AP)
 【モスクワ=遠藤良介】帝政ロシア時代、辺境防備や領土拡張の先兵となった「コサック」を復権させる動きが目立ってきた。11月下旬にはコサック党と称する政党が結成されたほか、モスクワ中心部では「秩序維持」を目的としたコサックの街頭パトロールも始まった。政権は愛国心高揚などの狙いからコサック復興を支持しているが、ロシア民族主義やロシア正教の色彩が濃いコサックへの過度の肩入れは、民族間の関係悪化につながりかねないと懸念する声が出ている。

 コサック(原義は「自由の民」の意)は15世紀以降、農奴制を逃れた農民や没落貴族がロシア南部などの辺境で形成した独特の軍事集団。18世紀に入ると、帝政はコサックの自治を剥奪して従順な軍事的身分とし、シベリア、極東などの辺境に軍団を配置した。

 現代ロシアの「コサック」は、自らをコサックの子孫だと考えたり、コサックの価値観を受け入れたりしている人々だ。公認・非公認のさまざまな団体があり、一説には全土で700万人ともされる。モスクワの公認コサック団体でアタマン(頭目)を務めるザプラチン氏(55)は、「私たちはロシア民族の中の一集団だ。ロシア国家(主義)と先祖の伝統、ロシア正教という3つの原則に依拠している」と話す。

 プーチン大統領は今年9月、国家とコサックの協力関係を深めるとする「2020年までのコサック政策発展計画」を承認。11月にはコサックの新政党が結成され、政権は国内各地の公認コサック団体に属する約40万人を統一組織にまとめる方針も示している。

 共産政権下で解体されたコサックの再興運動はソ連崩壊期に起き、政府はコサック団体の登録や奉仕活動に関する法整備を進めてきた。ただ、ここにきてコサックの台頭が際立っている背景には、威信に陰りの見えるプーチン政権が、愛国主義の親政権勢力を新たに結集しようという政治的思惑がちらついている。

 半面、政権とコサックの接近には一部メディアで強い批判が出ている。特に、コサックに「秩序維持」の一端を担わせる街頭巡回については「国家による暴力の独占」という原則に反する−と指摘されている。コサック団体の中には軍事教練に力を入れているものも少なくないため、少数民族との衝突やコサックの「ギャング化」を懸念する識者もいる。


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