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国際政治・世界事情

3097チバQ:2011/09/26(月) 19:47:46
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110922dde012040014000c.html
特集ワイド:アラブの春 即「民主化」ではない
 ◇強権で得ていた安定崩れ イスラム原理主義台頭の余地
 昨年末から中東各地に広がった民主化要求運動は、先月、42年続いたリビアのカダフィ政権も崩壊させた。「アラブの春」と呼ばれる一連の動きは、それぞれの国に何をもたらし、どこへ行き着くのか。専門家に聞いた。【井田純】

 ◇リビア 部族統治、経済に不安要素/エジプト 動向、他国に大きく影響
 一連の政変は昨年12月、チュニジアに始まった。警察の横暴に抗議した市民の焼身自殺が、大規模な反政府行動に発展。23年の長期政権を維持してきたベンアリ大統領を退陣に追い込み、2月にはアラブ最大の国家・エジプトに飛び火してムバラク政権を倒した。両国の間に位置するリビアでは、欧米の後押しを受けた勢力が先月、アフリカ大陸最長の独裁を続けたカダフィ大佐らを首都トリポリから追いやった。このほか、シリア、イエメンでは今も反政府勢力と治安部隊との激しい衝突が続いている。

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 独裁政権が倒された2大国、エジプト、リビアの現状はどうか。

 カダフィ政権の退場からようやく1カ月のリビア。国民評議会の内部対立から暫定政府発足が難航しているうえ、まだ各地でカダフィ派との武力衝突が続く。

 「欧米が考えているような民主国家ができるかというと、極めて疑問です」。リビア留学経験もある東京財団の佐々木良昭・上席研究員は話す。佐々木さんが指摘するポイントのひとつが、リビア国内に百数十存在するという部族問題。「カダフィがこれを掌握してこられたのは、石油によって得られる国家の富をある程度公平に分配してきたこと、ジャマヒリヤ方式という独自の統治スタイルで一定の地方自治を許容してきたからです。彼の独特のキャラクターも手伝っていた」


19日、カダフィ派の拠点シルトに向かう反カダフィ派部隊=ロイター 今回の内戦のダメージで、石油産出量が以前のレベルに回復するまでに少なくとも3年はかかる、と佐々木さんは分析する。さらに、今回の政変を主導したといえる人物が存在しないことから、新たな国家を率いる魅力的な指導者に欠けているのも新政権の弱点だ。「トリポリ、ベンガジなど地中海沿岸の都市には、南部の地下水がパイプラインで供給されているが、現在もこの水源をカダフィ派が押さえている。戦闘で一部が破壊され、都市部の水不足は深刻で農業にも大きな影響が出ている」。こうした苦境に、一般国民がどれだけ我慢できるか。前政権のもとでは比較的経済的に恵まれていた国民だけに、「再爆発が起きる可能性すらある」と言うのだ。


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