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国際政治・世界事情

5690チバQ:2013/01/24(木) 23:36:34
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130124/amr13012419130006-n1.htm
保護主義強めるアルゼンチン、国際社会で孤立
2013.1.24 19:11 (1/2ページ)

IMFから注文をつけられたアルゼンチンのフェルナンデス大統領(AP)
 【ワシントン=柿内公輔】保護貿易に走るアルゼンチンが欧米などとの摩擦を強めている。経済統計の不正操作疑惑が表面化し、デフォルト(債務不履行)危機も再燃。治安も悪化する中、経済の悪化を外圧に帰して求心力を維持したいフェルナンデス政権の思惑が背景に指摘される。

 国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は17日の記者会見で、アルゼンチンが実際より経済状況をよく見せかけるため経済統計を長年操作してきた疑いがあるとして、2月1日に理事会を招集し対応を協議するとした。

 たとえばアルゼンチンは2011年のインフレ率を9・5%と発表したが、民間エコノミストは「実際は20%を超えている」と指摘。ラガルド氏は昨年9月に「アルゼンチンにレッドカードを突きつける」と警告しており、堪忍袋の緒が切れた格好だ。

 スペイン石油大手レプソルは昨年12月、アルゼンチン政府を相手取り、世界銀行傘下の投資紛争処理機関に提訴した。アルゼンチンが昨年5月にレプソル子会社を突然国有化した問題が、両国の投資協定に違反すると主張している。

 またほぼ同時期にアルゼンチンは、外国製品の締め出しが狙いとされる輸入許可制度の見直しをめぐり、米国や欧州連合(EU)から世界貿易機関(WTO)に提訴されている。

 アルゼンチンは01年に経済悪化から国債利払いを停止してデフォルトに陥り、債務を大幅削減する債務再編を行った。だが、一部ファンドは同意せず、昨年11月にニューヨーク地裁が「アルゼンチンは債権者を平等に扱うべきだ」として約13億ドルをファンドに償還するよう命じた。裁判所はファンドへの支払いが済むまで、債務再編に応じた債権者への国債償還も禁止。アルゼンチン政府は控訴したが、格付け会社フィッチ・レーティングスは、アルゼンチン国債の格付けをデフォルトの可能性が高い「CC」に引き下げた。

 しかし、フェルナンデス大統領は「ハゲタカファンドには1セントも払わない。われわれは降伏しない」と一歩も引く様子はない。

 大統領が強気なのは、経済の悪化で政権の求心力が低下しているためだ。再選された2011年10月に6割を超えていた支持率は直近で20%台に低下。首都ブエノスアイレスなど各地で、政権に抗議するデモや商店の襲撃などが頻発している。

 危機感を強めるフェルナンデス大統領は「どんな圧力にも屈しない」と、保護主義を強めることで国民の不満を海外にそらし、政権基盤を安定させたい考えのようだが、各国の風当たりが強まる中、国際社会で孤立しかねない状況だ。


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