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国際政治・世界事情

5802チバQ:2013/02/23(土) 02:36:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130222/erp13022222140003-n1.htm
24日からイタリア総選挙 改革継続か否か 揺れる国民、3割が棄権・未定
2013.2.22 22:12 (1/3ページ)

左から、イタリアのモンティ首相(共同)、ベルルスコーニ氏、ベルサーニ氏(ロイター)
 【ローマ=宮下日出男】イタリア総選挙の投票が24、25日に迫った。モンティ政権の経済・財政改革の継承の是非が争点となる中、首相の手腕に国の再生を託す声がある一方、「痛み」を強いられ、経済低迷にあえぐ国民には改革への反発も強い。投票態度を決められないという有権者も多く、国民の心境は複雑なようだ。

 「とても重要な選挙だ。本当に国のためになることをやる人を選ばなくてはならない」。ローマ市内でタバコ店を営むジョバンニ・コッポーニさん(58)はこう語り、モンティ首相率いる中道連合を支持した。

 一昨年秋、債務危機が波及する中で誕生したモンティ政権は労働市場改革や緊縮財政を断行し、金融市場の信頼を回復した。増税負担が重くのしかかるが、コッポーニさんは「歯を食いしばってやったことをやめたら、元のもくあみだ」と懸念する。

 しかし6四半期連続でマイナスの成長で今年も回復は見込めない。失業率11%は過去最悪水準。若者では36%に上る。そんな状況下ではコッポーニさんのように「改革断行」に理解を示す人々は多くないようだ。

 「経済は最悪。モンティ(首相)にはノーよ」。無職、ソピアール・バルバラさん(30)は憤る。

 昨年のクリスマス時期、友人の雑貨店を手伝うと、客の少なさに驚いた。「みんな困っている」と語るバルバラさんは、一部税金の返還を掲げる中道右派連合のベルルスコーニ前首相に期待する。国際社会は改革挫折を懸念するが、「どう思われるかは関係ない」。

 経済学者出身のモンティ首相は、そもそも危機打開のための“緊急登板”で、政権は閣僚に政治家のいない「実務家内閣」だった。そのため、「もう政治家に戻すべきだ」(84歳主婦)との声も上がっている。

 ただし最近も、優勢に選挙戦を進める中道左派連合のうち、中核政党でベルサーニ書記長率いる民主党と関係の深い主要銀行の放漫経営をめぐるスキャンダルが浮上、国民の政治不信が再び高まる気配もある。ある若手の男性弁護士(27)は、既存政党批判を展開する市民参加型の政治勢力「五つ星運動」に、「抗議の一票を投じる」と語る。

 19日に現地メディアが伝えた調査結果によると、有権者の約3割がまだ投票先未定か、棄権を検討中。投票するか迷っているという失業中の男性(50)は「誰がこの国を変えてくれるのかわからない」と戸惑いを見せた。





 【イタリア総選挙】24、25の両日実施され、上院(終身議員を除く定数315)と下院(定数630)をめぐる戦いとなる。モンティ首相の改革路線が次期政権に継承されなければ、債務危機が再燃しかねず、国際社会も注目している。

 最後の公表となった今月8日の世論調査では、民主党のベルサーニ書記長率いる中道左派連合が34%で優勢。だが、自由国民のベルルスコーニ前首相の中道右派連合も猛追し、その差は5ポイント程度に縮まった。コメディアンのベッペ・グリッロ氏の「五つ星運動」が16%で、モンティ首相の中道連合(13%)は低迷。

 下院では改革継続を掲げる中道左派連合の過半数獲得が確実視されるが、選挙制度が異なる上院では過半数獲得が困難ともされる。このため、中道左派連合とモンティ首相が次期政権発足のために連携せざるを得ないとの見方も強い。


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