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国際政治・世界事情

7240チバQ:2014/01/09(木) 22:27:13
http://mainichi.jp/select/news/20140110k0000m030073000c.html
南スーダン:「和解簡単でない」 不信感と憎悪、亀裂深く
毎日新聞 2014年01月09日 21時16分

 政府軍と反乱軍の戦闘が始まってから3週間以上がたったアフリカ東部・南スーダン。9日、首都ジュバの国連施設を訪ねると、多数の避難民が悪環境の中で治安回復を待っていた。だが、彼らの記憶には、敵対民族への不信感と憎悪が深く刻まれており、今後の和解の難しさもうかがえた。【ジュバ服部正法】

 日本の陸上自衛隊も展開しているジュバ国際空港そばの国連南スーダン派遣団(UNMISS)の施設。先月15日までは、陸自やルワンダ軍などの平和維持活動(PKO)部隊の車両や工作機械などが置かれていた原野に、現在約1万7000人の避難民が身を寄せている。

 国連や国際援助団体がテントなどを支給し、この日も陸自が給水施設付近の排水設備づくりをしていた。しかし、至る所にペットボトルや生ゴミが散乱し、水たまりやトイレ付近からは悪臭が立ち込めている。

 ここの避難民の多くは、反乱軍を率いるマシャール前副大統領の出身民族、ヌエル人だ。ジュバとその周辺のヌエル人らの多くが、戦闘開始直後に、キール大統領の出身民族で、与党を主導する最大民族ディンカ人の攻撃を避けるためにこの施設に逃れたようだ。

 ヌエル人男性のラムさん(21)とカイさん(22)は、ジュバ市内の集落を先月16日に抜け出し、施設に逃げ込んだ。2人によると、政府軍側の兵士が集落を急襲し、家々を探してヌエル人男性20人以上を選んで連行し、殺害したという。カイさんは「友人も失った。和解は簡単ではない」と言った。

 ヌエル人女性のモニカさん(19)もヌエル人集落で攻撃に遭遇した。15日の夜に戦闘が始まり、いったんは小康状態になったが、16日朝から集落への本格的な攻撃が始まった。

 「あんな体験は初めて。最初は家の中に身を潜めるしかなかった」。叔父の一人は肩を撃たれて負傷。モニカさんは政府軍の攻撃だったのかは「不明」としながらも、市民レベルの和解は「(可能かどうか)分からない。(政府と反乱軍の)リーダーたちは何もひどい目に遭っていない。悲惨な目に遭ったのは私たちだ」と、政治家らへの不信感を表した。

 政府側がジュバでヌエル人を大量に殺害した疑いについて、政府は否定している。また、反乱軍の制圧地域では逆に、ディンカ人への攻撃や殺害が報じられており、両民族による報復合戦が続いているのは否定できない。


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