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国際政治・世界事情

6329チバQ:2013/05/21(火) 19:50:35
http://mainichi.jp/select/news/20130521ddm008020041000c.html
アフリカ:日本企業、続々進出 資源確保、インフラ受注狙い 中国先行に焦り、政府も後方支援
毎日新聞 2013年05月21日 東京朝刊

 6月1日から横浜市で第5回アフリカ開発会議(TICAD5)が開催される。アフリカは豊富な天然資源を背景に経済成長が見込まれており、資源獲得に加えインフラ事業受注などを目指し日本企業が進出を加速させている。ただ、積極的に投資を行ってきた中国や欧州に比べ日本の出遅れ感は否めない。政府は安倍晋三首相がTICAD5で日本をアピールし、企業進出を後押しする構えだ。【大久保渉、西浦久雄】

 アフリカは2000年代に入って石油や天然ガス、鉄鉱石、貴金属など豊富な資源を背景に急成長し、特にサハラ砂漠以南の実質経済成長率は5・8%まで拡大した。人口も現在の11億人が50年には20億人超になる見込みで、「最後の巨大市場」(経済産業省)との期待が高まっている。日本企業は資源だけでなく、インフラ需要や今後増大する消費の取り込みも狙い事業展開を急いでいる。

 世界有数のガス田が見つかったモザンビーク。三井物産は米石油大手などと18年にも液化天然ガス(LNG)生産を開始し、年約500万トンを対日輸出に回す考えだ。火力発電依存が強まる日本にとって「エネルギー供給の安定につながる」(資源エネルギー庁幹部)と期待が高まる。

 新日鉄住金も4月にモザンビークで鉄鋼原料の石炭採掘権を取得。16年に生産を始め、19年には年500万トンの生産体制構築を目指す。ハイテク製品に必要なレアメタル(希少金属)では伊藤忠商事が南アフリカでの白金(プラチナ)鉱山調査を進めており、来年前半にも生産開始する見通し。住友商事もマダガスカルの世界最大規模のニッケル、コバルト鉱山で生産に着手した。「中国の外交カード」(経産省)とも言われるレアアース(希土類)でも石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)などが調達先分散化に向け、南アやマラウイで調査を進める。

 一方、各社の狙いは資源以外にも広がりつつある。アンゴラでは丸紅が02年までの内戦で被害を受けた繊維工場を再建し雇用創出につなげたほか、双日が経済成長に伴うインフラ整備に不可欠なセメントプラントを受注した。ケニアでは豊田通商が同国総発電量の2割超となる地熱発電所建設に参画。ホンダも二輪車事業拡大に向けて9月にケニア工場を稼働させ、アフリカでの生産能力を約15%増の17万5000台にする。

 ただ、日本企業の直接投資額は08年に15億1800万ドルを記録した後、リーマン・ショックの影響で撤退が相次ぎ09年にはマイナスに転じた。11年に4億6400万ドルまで戻したが中国の7分の1に過ぎず、投資残高でも中国の2分の1。さらに旧宗主国が多い欧州も積極的に投資を続けており、「巻き返しは簡単ではない」(経産省)。

 中国などに大きく水をあけられた状況に、政府も危機感を募らせ、18日のアフリカ15カ国との資源相会合で企業の資源開発に5年間で20億ドルを支援する考えを表明し、茂木敏充経産相は「ウィンウィンの関係を構築したい」とアピール。TICAD5でも安倍首相が各国首脳との会談でインフラ整備や医療、農業、環境面などで支援を表明し、信頼を得たい考えだ。

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 ◇主な企業のアフリカ進出
国      企業    事業内容

モザンビーク 三井物産  天然ガス開発

       三菱商事  アルミ精錬事業参画

       新日鉄住金 原料炭採掘権取得

南アフリカ  伊藤忠商事 プラチナ鉱山調査

マダガスカル 住友商事  ニッケル、コバルト鉱山開発

アンゴラ   丸紅    繊維工場再建

       双日    セメント工場建設

ケニア    豊田通商  地熱発電計画参画

       ホンダ   二輪車製造拠点

タンザニア  住友化学  蚊帳製造

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