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国際政治・世界事情
4433
:
チバQ
:2012/05/31(木) 22:46:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120531/asi12053119240000-n1.htm
米に協力の医師、刑務所内で生命の危機 武装勢力の服役囚が大勢… ビンラーディン容疑者殺害作戦
2012.5.31 19:22 (1/2ページ)
【イスラマバード=岩田智雄】5月30日付のパキスタン紙ドーンによると、国際テロ組織アルカーイダの指導者、ウサマ・ビンラーディン容疑者を殺害するため米国に協力したとしてパキスタンの裁判所で有罪判決を受けたシャキル・アフリディ医師が、刑務所で生命の危険にさらされている。
同紙は、刑務所があるカイバル・パクトゥンクワ州政府がパキスタン内務省にあてた書簡を入手。それによると、「アフリディ医師が服役している刑務所には武装勢力の服役囚が大勢おり、同医師にとり深刻な生命の脅威となっている」という。
同州内の他の刑務所内にアフリディ医師を移しても状況は同じとみられ、書簡は、同医師を連邦政府の施設か武装勢力メンバーやテロリストの服役囚が少ない別の州の刑務所に移送することを最優先で取り組むべきだとしている。
州当局者によれば、アフリディ医師は、安全確保のために独房に入れられ、面会も禁止されているという。
アフリディ医師は5月23日、武装勢力の根拠地とされる部族地域の裁判所から、国家反逆罪で禁錮33年と罰金32万ルピー(約28万円)を言い渡された。ビンラーディン容疑者の潜伏先を割り出すため米国に協力して偽のワクチン接種運動を行い、DNAの採取を行ったとされる。
米側は同医師の釈放を求めているが、パキスタン政府は「両国は相手国の司法制度を尊重すべきだ」として応じていない。今回の有罪判決について、パキスタンの政治・軍事アナリストは「ビンラーディン殺害作戦を米国がパキスタン側に知らせずに行ったことに対するパキスタン軍の報復だ」と指摘している。
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