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国際政治・世界事情

1とはずがたり:2005/05/23(月) 02:47:11
世界情勢・世界史ネタなど
軍事問題は安全保障論http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/l10を国際経済問題は国際経済学http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165061/l10を参照の事

3265チバQ:2011/10/25(火) 23:27:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111025/erp11102512580003-n1.htm
【Russia Watch】
旧ソ連圏再統一 プーチンの野望
2011.10.25 12:56 (1/4ページ)

【Russia_Watch】CIS首脳級会合で演説するロシアのウラジーミル・プーチン首相。旧ソ連圏の再統合に向け動き出した=10月18日、ロシア・サンクトペテルブルク(ロイター)
 □遠藤良介の目

 来春の大統領復職が確実視されているロシアの最高実力者、ウラジーミル・プーチン首相(59)=前大統領=が次期政権で、経済分野を中心に旧ソ連圏の再統合に取り組む方向性を鮮明にしている。プーチン氏が目指すのは共通の経済・通貨政策を伴う「ユーラシア連合」だ。今月(10月)18日には旧ソ連諸国で形成する独立国家共同体(CIS)のうち8カ国が域内関税を撤廃する「自由貿易圏」の創設で合意しており、ここにきて統合の動きが実際に加速しているように見える。

 ■8カ国で自由貿易圏

 プーチン氏はソ連時代の政府機関紙だったイズベスチヤへの寄稿論文でユーラシア連合の構想を明らかにした。プーチン氏はこの中で、ロシア、カザフスタン、ベラルーシの3カ国で形成している「関税同盟」が来年1月、人と商品、資本の移動を自由化する単一経済圏に移行することを「歴史的な道標だ」とし、この3国関税同盟に他国も加えて「より高度な統合」を進める考えを示した。

 プーチン構想に呼応するかのように、18日にはウズベキスタン、トルクメニスタン、アゼルバイジャンを除くCIS8カ国が来年1月に自由貿易圏を始動させる条約に調印。石油・天然ガスやアルコール飲料など関税撤廃の例外品目が設けられているが、これも将来的に廃止するという。ロシアは自由貿易圏について、共通の対外関税導入を伴う関税同盟へのステップと位置づけている。

 1991年のソ連解体に伴ってバルト3国など一部を除く旧ソ連諸国はCISを結成したものの、当初から「離婚のための組織」と称されるなど実体は乏しかった。自由貿易圏の創設についても今回と同様の条約が94年に締結されたが、ロシアを含む各国で批准されずに棚上げとなった経緯がある。当時はソ連崩壊で独立したばかりの各国が「主権」問題に敏感だったことが大きい。

 ここにきてCIS諸国がロシアの主導する経済統合に踏み出したことは、域内障壁の撤廃で市場が拡大することのメリットを各国が認識し始めたことを意味していよう。

3266チバQ:2011/10/25(火) 23:28:05
 他方、ロシアとしては、「自国の裏庭」「勢力圏」と考える旧ソ連地域で欧米や中国の影響力が増している状況を苦々しく思ってきた。特に中国は国力の点でロシアを大きく引き離しつつある潜在的脅威であり、中央アジア諸国のみならず、ベラルーシやウクライナといったCISの西端でも積極的な投資や経済支援を行って存在感を増してきた現実がある。

 ■欧州苦境 見越し一気に

 プーチン氏は欧州連合(EU)や米国の経済が債務問題で苦境にある状況を見越し、一気に親露的な旧ソ連諸国の糾合に動いたわけだ。欧州連合(EU)との自由貿易圏合意を目指していた地域大国、ウクライナがユリヤ・ティモシェンコ前首相(50)の拘束問題でEUとの関係を悪化させたタイミングをとらえ、ロシアとの自由貿易圏に引き込むことにも成功した。

 プーチン氏はイズベスチヤへの寄稿で「ユーラシア連合はソ連の復活ではない」と断っている。ただ、旧ソ連国家保安委員会(KGB)出身のプーチン氏はソ連崩壊を「20世紀最大の地政学的悲劇」と称してきた人物であり、その発想は帝国主義的だ。ユーラシア連合が単なる経済連合体にとどまらない兆候も出ている。

 たとえば、ロシアは2020年までに20兆ルーブル(約49兆円)もの軍事費を支出して軍備強化を進める方針を鮮明にしている。9月には自国と中央アジア周辺国を舞台に大規模な合同軍事演習を行うなど、旧ソ連地域での軍事的存在感を高めることにも熱心だ。

 ロシア周辺の独裁・強権政権は中東・北アフリカ地域のような民主化運動の高まりを恐れており、強大なロシアの軍事力はそうした動きを封じる手段としても魅力的に映り始めている。

 旧ソ連は多大な軍事支出や後進的な産業構造のゆえに立ちゆかなくなり、最後は民族運動や民主化運動の高まりで倒壊した。それから20年を経て打ち出されたプーチン氏の「ユーラシア連合」は、ソ連の教訓に何を学ぶだろうか。(モスクワ支局 遠藤良介/SANKEI EXPRESS)


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