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国際政治・世界事情

1451チバQ:2010/06/13(日) 00:55:03
http://www.asahi.com/international/update/0612/TKY201006120227.html
オランダ語圏では南北分離派が優勢 ベルギー総選挙2010年6月12日20時33分

 【ブリュッセル=井田香奈子】北部オランダ語圏と南部フランス語圏の対立から4月に連立政権が崩壊したベルギーで13日、総選挙が実施される。長年の南北対立をどう収拾するかに選挙戦の注目が集まるが、世論調査によると、オランダ語圏では南北分離を訴える右翼「新フランドル同盟」が議席を伸ばし、第1党になる見通しだ。

 ベルギーは東西を走る言語境界線で言語圏が分かれ、間にあるブリュッセル首都圏では両言語で公共サービスを受けられる。政党も言語別に分かれ、両言語圏の複数の政党で連立政権を構成するのが常だ。首相は1974年以降、オランダ語圏から選ばれている。より経済力のあるオランダ語圏には、仏語圏への歳出が多すぎるとの不満があり、自治の拡大を訴える声が強まっている。

 世論調査によると、オランダ語圏では新フランドル同盟が支持率25%前後で、中道右派のキリスト教系政党や社会党を抑えている。同同盟のデウェーフェル党首が掲げる政策は、国の形は維持しつつ、予算や社会保障制度は南北で分け、地方政府の権限を独立国家に近づけるというもの。他の右翼政党が訴える「ベルギー分裂」に比べて現実的だとして、支持を集めている。一方、仏語圏では社会党、中道右派リベラル党が優勢だ。

 ベルギー国会ではブリュッセル周辺自治体を本来のオランダ語圏選挙区に戻す協議が進まず、4月、オランダ語圏の政党が連立離脱を表明し、政権が維持できなくなった。

http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20100613k0000m030052000c.html
ベルギー:13日総選挙 オランダ語圏が躍進か
 【ブリュッセル福島良典】北部・オランダ語圏と南部・フランス語圏の対立で国家分裂の危機に直面するベルギーで13日、連邦議会下院(定数150、任期4年)の総選挙が実施される。世論調査ではオランダ語圏の分離・独立を掲げる民族主義派政党が大躍進する見通し。欧州連合(EU)の本部を擁するベルギーが国家としての一体性を維持できるかどうかが焦点だ。

 ベルギーの政党はオランダ語系とフランス語系に分かれ、選挙も言語圏別に実施される。7日付仏語紙リーブル・ベルジックの世論調査によると、オランダ語系では民族主義派・新フラームス同盟が支持率26%で他党を大きくリード。極右のフラームス・ベラングなどを加えると、分離・独立派勢力は計45.3%となる。フランス語系は中道左派・社会党が30%で首位。

 新フラームス同盟が支持を集めている原動力は、カリスマ性のあるデ・ウェーフェル党首の大衆的な人気。党首は8日、外国人記者団との記者会見で「ベルギーの仕組みは非民主的で、効率的でない。ベルギーは次第に雲散霧消していく」との見通しを示した。

 一方、フランス語系の各党はこれまで連邦国家としてのベルギーの一体性を守る立場を取ってきたが、ここに来て、一部政党の党首が新フラームス同盟に対抗して「フランス語圏とブリュッセル」の独立構想を提唱し始め、足並みの乱れが表面化している。

 将来の国家像を巡り、オランダ語圏とフランス語圏の対立が根深いため、選挙後の連立協議は難航が必至で、連立政権の樹立は9月以降になる見通し。ベルギーは7月から半年間、EUの輪番制議長国を務めるため、内政混乱の影響はEU運営にも及ぶことになる。

 北部のオランダ語圏はベルギー人口(約1067万人)の約6割にあたる約616万人を擁し、フランス語圏を主体とする南部は約346万人、仏・オランダ2言語併用の首都ブリュッセルは約105万人。自動車産業などを抱えるオランダ語圏は国内総生産(GDP)の約6割を占め、近年、人口、経済で優位に立つオランダ語系の首相が続いてきた。

 ◇ベルギー下院総選挙の仕組み
 比例代表制。北部オランダ語圏の住民はオランダ語系政党、南部フランス語圏はフランス語系政党に投票する。仏・オランダ2言語併用地域のブリュッセルと周辺地区は仏語系、オランダ語系のどちらかに投票できる。投票は義務制。下院第1党となった政党の党首を国王が組閣担当者(首相)に任命するのが慣例だ。


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