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国際政治・世界事情

4869チバQ:2012/08/14(火) 16:18:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120813-00000105-mai-int
<イラン地震>捜索打ち切りに怒り…被災者「救助足りない」
毎日新聞 8月13日(月)21時40分配信


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2歳の長男を亡くした現場で、地震直後の様子を語るアリさん=ケビジ村で2012年8月13日、鵜塚健撮影

 イラン北西部タブリーズ近郊で発生した大地震で、イラン政府の救援対応の遅れや事態を正確に伝えない国内メディアに不満が高まっている。犠牲者は13日夕時点で306人に上るが、政府は地震翌日の12日夜、早々に「捜索活動完了」を宣言。実際には多くの村で救助の手が足りず、住民はがれきの中を手作業で捜索に当たっていた。救援物資も行き届かず、被災者たちは政府の対応に怒りの声をあげている。【バジェバジ村、ケビジ村(イラン北西部)鵜塚健】

【イラン地震】犠牲者の多くは女性、子ども…余震続く

 タブリーズ近郊の山間にあるバジェバジ村(人口約500人)では、住民38人が死亡した。農業を営むアフマディさん(40)は倒壊した住宅を数時間かけて素手で掘り起こし親戚の少女(15)を救出したが、既に死亡していた。

 村人たちは夜通し総出で捜索活動を続け、ほぼ丸1日たった12日午後、1歳の子供を抱えた女性や高齢の男性を救出した。だが全員、絶命していたという。「早く救助隊が来ていれば助かったはずなのに」。口々に憤る住民たち。12日に国軍や民兵組織バシジの兵士ら約60人が来たが、視察しただけで何もしなかったという。ある男性住民は「この国はレバノン(のシーア派民兵組織ヒズボラ)は助けても国民は助けない」と皮肉を込めて怒った。

 住民17人が死亡した近くのケビジ村(人口約800人)でも怒りが渦巻いていた。農業のアリさん(48)は、家の下敷きになった2歳の長男を地震から2時間後に助け出したが、救助隊が来ない。長男は数時間持ちこたえたが、モスク(イスラム教礼拝所)の前で祈りを込めて抱きしめるアリさんの両腕の中で、やがて息絶えた。捜索活動には隣村の住民が加わったが、イランの赤新月社(赤十字社に相当)の救助隊が来たのは十数時間後だったという。

 イランのナッジャル内相は地震翌日の12日夜の国営放送で「捜索救助活動は終了し、避難所や食糧確保に当たっている」と発表。海外からの支援の打診も拒否した。一般に、災害発生から72時間以内であれば生存可能性は一定程度認められる。海外の一部メディアなどは、発生翌日の「捜索終了」は早すぎると疑問を投げかけている。

 一方、国内のメディアは地震の実態を伝えない。体制に近い保守系紙は地震発生翌日の朝刊も、地震の記事を1面に掲載しなかった。被災地の状況を伝えるテレビ報道は少なく、国営ラジオは「救助隊が発生1時間後に助けに来た」などと、好意的な住民の声を中心に伝えている。

 イランは核開発問題で米欧諸国から相次ぐ経済制裁を受け、国民の不満が次高まっている。地震がさらなる不満要素にならないよう被害を最小限に見せる意図がありそうだ。


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