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国際政治・世界事情

3111チバQ:2011/09/26(月) 22:39:24
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-23347520110926
焦点:プーチン氏の大統領復帰、ロシアに「停滞の時代」到来も
2011年 09月 26日 17:10 JST
 [モスクワ 25日 ロイター] ロシアのプーチン首相が来年3月に予定される大統領選への出馬を表明。大統領への返り咲きは確実とみられているが、同氏が安定を強調する一方で、ロシアに停滞の時代が到来するだけでなく、混乱が生じかねないとの見方もある。
 プーチン首相自身は、旧ソ連崩壊によって混乱した社会に秩序をもたらしたと自負している。しかし、ゴルバチョフ元ソ連大統領や服役中の元石油王ホドルコフスキー氏などプーチン氏に批判的な人物は、同氏の大統領復帰は安定を損なう懸念があるとしている。

 プーチン氏の「弟子」とされるメドベージェフ現大統領でさえ、与党「統一ロシア」党大会で24日に行った演説で、ロシアは停止状態に陥る可能性があると指摘。「形式主義と官僚化は非常に危険であり、政治システムの停滞と劣化を引き起こす」との考えを示した。

 プーチン氏は2008年、メドベージェフ氏に大統領就任の機会を与えたが、2人の「双頭体制」をけん引してきたのは、まぎれもなくプーチン氏の方だ。

 ゴルバチョフ氏は先週、ロシアは指導者が変化を受け入れない限り混乱状態に陥るとし、「変化の欠如こそが不安定を引き起こし、国家の将来に疑問を抱かせる」と強調。好調な石油輸出が国内経済の衰退を覆い隠していたブレジネフ時代(1964─1982年)にロシアは戻りつつあると述べた。

 <停滞か改革か>

 エリツィン大統領が1999年12月31日に電撃辞任し、プーチン氏が大統領代行に任命された当時、ロシア国民の多くは「新鮮な空気」歓迎した。プーチン氏の活力と勢いは、時にはそれが行き過ぎた言動であったとしても、エリツィン政権下で混沌を感じていた国民に受け入れられた。24日の演説でもそうだったように、プーチン氏は秩序と改革を約束。そして、長期間にわたって続いた好景気をロシアにもたらした。

 しかしその一方で、厳格な支配体制を敷き、自由に対して関心を持たない諜報機関の元工作員らを幹部に昇格させた。また海外の指導者には厳しく意見し、ロシアが他国の命令に応じるような時代は過ぎたということをアピールした。政府に相反する超富裕層は、国外追放または拘束の対象にした。

 政府と対立した富裕層の1人であるホドルコフスキー氏はロイターに対し、プーチン氏の大統領再任により、権力の内部改革への希望は無くなるだろうと指摘。社会活動家や知識人などの国外流出は急増するとの見方を示した。

 <プーチン氏の「わな」>

 プーチン氏は大統領時代に汚職について記者団から質問を受けたとき、「他国でも同様の汚職が存在する」と返答した。確かに、非政府組織(NGO)トランスペアレンシー・インターナショナルの発表によると、2010年のロシアの「汚職指数」はカンボジアやケニア、ラオスと同じだった。外国人投資家などはプーチン氏の周辺人物は裕福であると述べているが、同氏自身は個人的に莫大な資産を抱えていることは否定している。

 反プーチン派は、このような周辺人物の存在とプーチン氏の支配に対する欲こそが、同氏を「わな」に陥れていると指摘。プーチン氏は秩序を求めているが、支配に対する欲が、最終的には1人の人間に依存したぜい弱で腐敗した体制を作り出し、秩序そのものが崩壊するとしている。

 プーチン氏の大統領返り咲きは確実視されており、2018年─24年までの2期目も続投する可能性がある。

 ロシアの社会活動家アレクセイ・ナバリヌイ氏は6月、中東・北アフリカでの民主化の動き「アラブの春」のような反体制運動がロシアでも起こる可能性があると指摘。「(ロシアでは)さまざまな利害関係が壊れやすいバランスで成り立っているが、大きな出来事が発生すればそのバランスは一気に失われることもあり得る」と述べた。

(ロイター日本語ニュース 執筆:Guy Faulconbridge記者、翻訳:本田ももこ、編集:宮井伸明)


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