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国際政治・世界事情

5507チバQ:2012/12/25(火) 22:08:46
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2917932/10027288
政府軍と戦う青春、シリア反体制派の少年戦闘員たち
2012年12月25日 14:29 発信地:アレッポ/シリア
【12月25日 AFP】シリアに住むサミール・クタニ(Samir Qutaini)君(17)は、成績が良かったことは一度もなかったため、学校を中退した。プロのサッカー選手になることを夢見ていたものの、結局は父親が営む携帯電話店で働くことになった。サミール君の人生は、先の見えない未来に向かって暗中模索するその他大勢の17歳とさほど変わらない。唯一の大きな違いは、サミール君が携帯電話を捨て、反体制派の戦闘員になるためにAK-47アサルトライフルを手にしたことだ。

「学校生活で懐かしく思い出すのは、友達とサッカーをしたことくらい。僕はセンターフォワード。ゴールを決められるからね」。サミール君の夢は、スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)のスター選手、リオネル・メッシ(Lionel Messi)やアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)とプレーすることだった。

 少年の夢想は、近くで起きた爆発に遮られた。サミール君は銃を置き、小さなストーブで手を温める。今の自宅は、数か月続く砲撃や戦闘で荒廃した北部アレッポ(Aleppo)市内のサラヘディン(Salaheddin)地区にある、見捨てられた食料雑貨店だ。ここに潜伏する反体制派「自由シリア軍(Free Syrian Army、FSA)」の戦闘員と、その掃討に奮闘するバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権の兵士を除けば、同地区は無人の土地だ。

 東部イドリブ(Idlib)市に住む本当の家族のもとを数か月前に去って以来、サミール君が家族のように行動を共にしてきたのは、同じ10代が集まった少年グループだ。少年たちの心は全ての兵士の心がそうであるように、故郷に残してきたものの記憶や、戦闘の本質についての考え、生と死の激しいコントラストに満ちている。

 幼さが残る顔にスカーフを巻いた、グループ最年少のアブデル・ハデル・ゼイダン(Abdel Khader Zeidan)君(15)は、車の運転を法律で認められる年齢に達していないものの、「僕を年齢で判断しないでほしい。もう5か月も戦っているし、兵士を何人も殺した」と語る。通っていた学校は、2011年3月から4万4000人余りが死亡したとされる政府軍と反体制派との戦いの影響で閉鎖された。

「毎日テレビで罪のない人々が政府軍に殺されている様子を見ていたら、自分たちも殺されるのを家で待っていられなくなった。自分も戦おうと決めた日、両親が泣き始めたのを覚えている。家族には毎週会って自分は無事だと伝えているけど、母さんは別れ際にいつも泣くんだ」

 そばに座っている16歳のモハメド・オボリ(Mohammed Obori)君は、もぬけの空となった家で見つけたおもちゃの戦車で遊んでいる。電池はとうの昔に切れたままだ。「これは僕の幸運のお守り。どこにでも持っていって、退屈な時に遊ぶ」。父親は自宅があるイドリブ県で、既にFSAの戦闘員として活動していた。「戦闘員に志願して戦うよう勧めてくれたのは父さんだった」

 モハメド君は家族について考えたり、語ったりしないようにしている。その方が「戦闘に頭を集中できるから」だ。これまでに兵士5人を殺害したというモハメド君だが、自宅の暖かいベッドや、毎日のように食べているチキンやケバブ以外の料理が時々恋しくなるという。


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