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国際政治・世界事情

7645とはずがたり:2014/03/19(水) 00:36:36
>>7644-7645
 ◇ロシアはどこまで進むのか…軍事的脅威増す

 「クリミア半島を越えてロシアがウクライナに介入する可能性を懸念している」。北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長は17日、米CNNで憂慮を示した。

 ロシアに編入されるクリミアの状況は「制裁では変えようがない」(ルクセンブルクのアッセルボルン外相)との無力感が欧州に広がる。欧米が懸念するのが、少数派のロシア系住民が住むドネツクなどウクライナ東部が同じ理由でロシアに奪われる可能性だ。

 ロシア系住民とウクライナ民族主義者との衝突で死者も出ている状況に、プーチン大統領は「ロシア系住民を守る権利があり、必要なら軍事措置も取る」と述べている。

 報道によると、ロシア軍はウクライナとの国境付近に6万人規模の兵力を集積している。ウクライナ側は17日、4万人の予備役を招集、国境にざんごうを掘って“敵襲”に備えている。だが、兵力や装備の違いは歴然で、ロシアが本格的に軍事侵攻すれば、ウクライナに勝機はほとんどない。

 クリミア半島にはまだ1万5000人のウクライナ軍が残っており、ロシア軍とみられる武装集団や親露派の自衛部隊に包囲されている。ウクライナ軍は、一部を西部に移動するなど自制し、衝突は起きていないが、「危機は起こりうる」(シュタインマイヤー独外相)との懸念が募る。

 こうした状況で浮上するのがウクライナのNATO加盟問題だ。NATO首脳会議は08年にウクライナの将来の加盟を認めている。ヤヌコビッチ前政権がロシアの意向を受け「中立」政策を取ったため、加盟は宙に浮いていた。NATO側にも、加盟を急いでロシアを刺激することを避け「忍耐強く待つ」(NATO外交筋)との戦略があった。

 しかし、クリミア半島がロシアの軍事介入を背景にウクライナから分離され、ロシアへの編入手続きが進む事実は重く、ポーランドなど近隣の加盟国への脅威に対応するためにも、ウクライナのNATO加盟が現実的課題になり得る。そうなれば、2000キロ以上にわたる国境線でNATOとロシアが直接にらみ合うことになり、軍事的緊張は避けられなくなりそうだ。【ブリュッセル斎藤義彦】


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