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国際政治・世界事情

4170チバQ:2012/04/21(土) 23:28:30
>>3903
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120421/erp12042118000001-n1.htm
有力知事辞任で浮かび上がったロシア地方政治の“現実”
2012.4.21 18:00 (1/2ページ)
 今年3月に辞任したロシア極東地方の前知事が行方不明となり、ロシア社会でさまざまな憶測を呼んでいる。同氏をめぐっては汚職の噂が絶えず、辞任後に逮捕されたとの報道も飛び交った。極東は今年9月にアジア太平洋経済協力会議(APEC)が開催されるなど国際的な注目が高まるが、前知事をめぐる騒動は、ロシアの地方政治の暗部をさらけ出してしまったとも言えそうだ。(黒川信雄)

 「私は彼の妻よ。彼が行くところなら、どこにだって行くわ」

 3月23日付の露紙・独立新聞(電子版)によると、記者会見に現れた極東・沿海地方のセルゲイ・ダリキン前知事の妻で、女優のラリーサ・ベロブロワ氏はそう語り、夫と連絡を取れていることを強調した。しかし、居所については言及を避けたという。ダリキン氏の家族は、3月の同氏の知事辞任後にフランスに行ったとの報道もあり、彼女が会見に現れたこと自体がロシア社会において驚きをもって受け止められた。

 セルゲイ・ダリキン氏とはどのような人物か。同氏は船舶会社の経営者から、2001年に37歳の若さで極東・沿海地方の知事選に出馬し勝利。以来、10年以上にわたりその地位を守ってきた。極東は、ロシア政府が「アジアへの窓」と位置づけ、中国など拡大する北東アジアの経済力を取り込むための重要な拠点と目されており、ダリキン氏はその旗振り役としてメディアなどにも頻繁に登場していた。

 しかし、同氏は昨年末、プーチン首相から突然の“辞任勧告”を受ける。それは、プーチン氏が一般市民の質問に電話で答えるというテレビ番組内で起きた。

 極東地方在住のビジネスマンだと名乗る視聴者の一人が、同地域での汚職の深刻さを訴えたのだ。プーチン氏は、極東地方の汚職のひどさを認識していると述べ、地元政府の責任についても言及。そして3月、プーチン氏が大統領復帰を狙う選挙を目前に、ダリキン氏は「自らの希望により」(政府当局)辞任を申し出たという。

 事実、ダリキン氏はかねてから、汚職にまつわる噂が絶えなかった。08年には国有資産の不正売却疑惑をめぐり、ダリキン氏は検察の事情聴取を受けた。そして、その直後に同氏は心臓発作を起こし、その治療を目的にモスクワ郊外の治療施設に入所したとされる。しかし専門家の間では、この入所は治療目的ではなく、実際は中央政府から訴追免除の約束を取り付けるためにモスクワに来たと指摘されている。独立新聞によると、同疑惑をめぐる捜査においては、ダリキン氏こそが資産売却を取り仕切っていたとの証言も出ているという。

 同紙はまた、彼が帰還する可能性があるとすれば、「中央政府の高級官僚から、彼の身の安全を保証するとの合意を得た場合だけだ」と指摘する関係者の意見を紹介している。地方の政治家の命運は、すべてが中央政府の意向次第−。ダリキン氏をめぐる一連の騒動はまた、そのようなロシアの地方社会の現実を、浮き彫りにしていると言えそうだ。


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