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国際政治・世界事情

3124チバQ:2011/09/29(木) 23:24:10
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110929-00000103-mai-int
<イスラエル>入植地が防衛拠点…住民「家が3割安い」
毎日新聞 9月29日(木)21時56分配信

 【アルフェイ・メナシェ(ヨルダン川西岸)で花岡洋二】イスラエル政府が占領地東エルサレムの南部ギロにユダヤ人住宅1100戸の建設を新たに許可した問題が、波紋を広げている。東エルサレムを将来的に独立国家の首都としたいパレスチナ側は「中東和平交渉再開の障害」と猛反発。国際社会の批判も高まっている。パレスチナによる「国家」としての国連加盟申請で双方の緊張が高まるなか、イスラエル政府はなぜいま、あえて入植政策を進めるのか。その狙いと、入植地に暮らす人々の思いを探ろうと、ヨルダン川西岸の入植地アルフェイ・メナシェを訪ねた。

 アルフェイ・メナシェは1983年に建設された入植地で、人口は約6700人。第3次中東戦争(67年)でイスラエルが西岸を占領する直前の「67年境界」から、東に約4キロの丘陵に位置する。

 中心部の小高い丘に立ち、眼下を見渡した。入植地の住宅にありがちな赤い屋根の一戸建てが整然と並ぶ。南西約20キロにある最大商業都市テルアビブが肉眼で見える。

 イスラエル政府は80年代、ヨルダン川西岸の西端の境界付近に、相次いで入植地を築いた。政府当局者だった軍事アナリストによれば、アルフェイ・メナシェを含むこうした入植地は「(テルアビブやエルサレムなど近郊の)都市部への侵攻や砲弾射撃、偵察を防ぐために作られた」という。

 ネタニヤフ首相は23日の国連演説で「入植地は、争いの(原因でなく)結果だ」と指摘。5月にオバマ米大統領が「67年境界」を基本に国境交渉を進めるよう促した時も、「(イスラエルの)安全を保てない」とかたくなに拒んだ。

 イスラエルにとって入植地は、武装勢力や敵国からの攻撃を防御する戦略拠点であり、緩衝地帯でもあるのだ。

 占領地へ国民を移住させるのは国際法違反だ。だがイスラエルは、西岸などが「どこの国土でもない」ことを根拠に、戦時国際法でいう軍事占領とは認めていない。今は西岸の土地約9%に約120カ所の入植地があり、約30万人が住んでいる。

 人々はどんな思いで入植地に移り住むのか。展望台周辺は、地中海に沈む夕日を楽しむ家族連れでにぎわっていた。

 3年半前にテルアビブ近郊から越した会社員(36)は「空気も治安もいい、コミュニティー活動も盛んだ。家の価格も(イスラエルより)3割以上安いからね」と話す。イスラエル政府は補助金で住宅費などを抑え、入植地への移住を奨励している。背景には、入植政策への世論の支持を高める狙いがある。

 一方で、宗教やイデオロギー上の理由から移住する人もいる。男性警備員(55)は「聖書でユダヤ人に約束された土地だからだ」と語った。

 同じ展望台から見下ろすパレスチナ自治区の農業都市カルキリヤ。アルフェイ・メナシェへのアクセス路や高さ8メートルの分離壁でほぼ完全に取り囲まれ、人々の移動が厳しく制限されている。野菜や養鶏産品の商圏だったイスラエルから切り離され、失業率は約25%。入植地の存在がパレスチナ人の土地を寸断し、地下の水資源を奪い、生活を圧迫している。

 自治政府のアッバス議長は23日、国連で「入植地建設は(紛争の結果ではなく)問題の根源だ」と非難した。


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