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国際政治・世界事情

1799チバQ:2010/12/23(木) 10:05:26
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/101222/erp1012222202012-n1.htm
大統領選後のベラルーシ 忍び寄る経済危機 独裁者の憂鬱
2010.12.22 22:02
 【モスクワ=佐藤貴生】旧ソ連ベラルーシの大統領選で、ルカシェンコ大統領が4選を果たした。15年以上に及ぶ弾圧で反体制派は弱体化し、強権体制は当面維持される公算が大きい。ただ、安価でエネルギーを供給してきたロシアの出方によっては経済危機が深刻化し、国内情勢が流動化するとの指摘もある。反体制派の抗議デモを強制排除したことへの欧米の批判も強く、「欧州最後の独裁者」の今後の道のりは平坦ではなさそうだ。

 ルカシェンコ政権は19日の選挙後、約600人の反体制派を拘束した。大規模な選挙違反で再選を繰り返してきた疑いがある一方、有権者の約3割は同氏支持で固まっているといわれる。経済活動の7割を国家の関連企業が占め、安定を求める高齢者や公務員が多いことがその一因だ。米国発の金融危機の影響もあまり受けなかったとされる。

 しかし、財政的には危険水域に近づいているとの見方もある。現地外交筋によると、今春までに国際通貨基金(IMF)から総額35億ドル(約2900億円)の融資を受け、対外債務は250億ドル(約2兆900億円)と国内総生産(GDP)の半分にまで拡大。通貨切り下げの憶測が飛び、国民の外貨需要が急増しているとの情報もある。

 こうした経済情勢のカギを握るのがロシアだ。実質的なベラルーシ統合を目指すロシアは今月、ベラルーシに対し、カザフスタンを加えた3カ国による「統一経済圏」の創設に加わることを条件に、石油の輸出関税を撤廃すると表明した。これでベラルーシは来年、40億ドル(約3300億円)前後の支出が削減できる見通しだが、対露依存はさらに進むことになる。

 一方、欧州にとってベラルーシは、ロシア産石油や天然ガスをパイプラインで受け取る中継国という重要な位置にある。国境を接するポーランドなどではロシアの軍事的脅威を弱める上でも、ベラルーシを親欧米寄りの「緩衝地帯」にしたい思惑が強いといわれる。

 こうした経緯から、欧州連合(EU)は今回の大統領選が自由かつ民主的に行われれば、30億ユーロ(約3300億円)を融資するとベラルーシに提示していた。しかし、反体制派の強制排除に反発を強めるEUが、融資を実行するかは極めて不透明になった。

 ミンスクの新聞記者は、「次の焦点は2012年の下院選。経済低迷が深刻化して国民が街頭行動に出るような事態になれば、ルカシェンコ体制が揺らぐ可能性はある」と指摘した。


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