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国際政治・世界事情

4271チバQ:2012/05/09(水) 22:47:21
>>4259
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120509-00000129-mai-int
<ギリシャ>急進左派連合が対決姿勢をむき出しに
毎日新聞 5月9日(水)22時22分配信

 ギリシャの連立政権協議は、選挙後2日で行き詰まった。財政緊縮策反対を掲げて一躍第2党に台頭した急進左派連合(SYRIZA)が、話し合いどころか、再選挙になだれ込む野心を隠さず、対決姿勢をむき出しにしたためだ。「無理な財政緊縮策は取り下げろというのが、選挙の民意だ」。チプラス党首(37)は8日、緊縮策を進めた第1党の中道右派・新民主主義党(ND)と第3党の中道左派・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)に、連立協議に入る条件を突きつけた。【アテネ伊藤智永】

 昨年秋に連立与党を組んだND、PASOKの両党は、破綻寸前の国家財政を救うため、財政緊縮策と引き換えに欧州連合(EU)・国際通貨基金(IMF)から巨額支援を受けた。チプラス氏は「支援の合意署名を取り消すという書簡を、明日までにEUに送れば、明後日に連立協議をする」と迫った。

 3時間後、NDのサマラス党首は険しい表情で記者会見した。「修正なら応じるが、そんな書簡はEU脱退届と同じだ。彼らは反欧州の左派戦線を作ろうとしている。それならこっちは右派戦線で立ちはだかる」。SYRIZAが「あくまで左翼政権を作る」と公言し、連立政権協議なのに、初日は国会の議席のない左派小政党と相次ぎ会談したのに反発したのだ。

 今回選挙の得票率は、ND19%、急進左派連合17%、PASOK13%。議席獲得要件の3%未満だった左派小党と連携すれば、第1党も夢ではなかった。有権者の怒りが熱いうちに再選挙に打って出れば−−そんな急進左派連合の思惑が透ける。

 連立協議2日目は、支援団体の労組幹部らとの会談を設定し、旧2大政党との協議は最終日に後回しにされた。連立協議は再選挙の前哨戦にすり替えられた形だ。サマラス氏の会見は「挑戦を受けて立つ」という回答だ。

 直後にPASOKのベニゼロス党首も会見し「今は国内で政党が争う時ではない。欧州友好の広い立場から挙国一致をめざすべきだ」と、穏やかに要求を拒否した。

 ◇再選挙の公算大きく

 ギリシャの連立政権作りは、SYRIZAが9日中に作業を終え、10日午前には断念する見通し。第3党PASOKが試みるが、成功の見込みはほとんどない。パプリアス大統領は14日以降、早々に再選挙の大統領令を出すことになる。

 15日には、ギリシャ国債の債務免除を受け入れなかった4%(4億5000万ユーロ)分の債務履行期限を迎え、今の状態では最初の債務不履行(デフォルト)が起きる。対策はEUで協議中だ。

 再選挙は大統領令から30日以内の日曜日に実施されるため、早ければ6月10日か17日の投開票となる。NDとPASOKが過半数を回復すれば、旧大連立政権が復活し、緊縮路線を修正しながら再開するが、SYRIZAは左派小政党をまとめて第1党に躍り出て左派連立政権樹立をもくろむ。組閣が再び混迷する可能性も大きい。左派政権なら、EUからの巨額支援合意取り消し▽年金と給与の削減の取りやめ−−といった国家改造計画に取り組むとしており、混乱は必至だ。

 一方、6月末には、巨額支援の条件である116億ユーロの追加財政緊縮策を決定しなければならない。EUは延期しないと表明しており、この時点で支援は止まる可能性が出てくる。7月以降、こうした政治・経済的混乱が波状的に重なり、デモや暴動など社会の騒乱が起きる恐れがある。そうなると、今年後半はギリシャのユーロ圏離脱が現実課題として検討され始め、早ければ来年前半にもユーロ圏離脱があり得ると観測されている。


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