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国際政治・世界事情

1343チバQ:2010/05/03(月) 22:11:17
http://www.asahi.com/international/update/0430/TKY201004300537.html
ブラウン英首相、万事休す? 悪口問題、選挙後辞任説も(1/2ページ)2010年5月1日19時37分

 【ロンドン=土佐茂生】6日の総選挙投開票を目前に、英国のブラウン首相が窮地に陥った。支持率が低迷するなか、外し忘れたマイクで有権者の悪口を暴露され、29日のテレビ討論で起死回生を図る作戦も頓挫した。選挙後の辞任は避けられないとの観測が強まっている。

 ブラウン首相は4月28日、遊説先で労働党支持者の女性と移民問題について笑顔で議論。その場を離れた後、車の中で「偏見だらけの女性じゃないか」と言ったのを、外し忘れた民放マイクに拾われた。すぐ女性の家を訪れ謝罪した。

 このハプニングに、メディアが飛びついた。テレビは、首相が録音された自分の失言を聞かされ、頭を抱えながら謝罪する様子を繰り返し放映し、新聞は「ブラウンの終わり」(サン紙)と報じた。

 痛かったのは、最後の人気回復の機会とにらんだ、3回目の党首テレビ討論の前日に起きたことだ。最初のテレビ討論を機に第3党・自由民主党のクレッグ党首人気に火がつき、労働党の支持率は3位に沈んでいた。しかし、最後の討論のテーマは首相得意の「経済」。労働党は政策論争に持ち込み、首相の実績を強調する作戦を練っていた。

 首相は討論で失言に触れ、「首相の仕事は多い。昨日のように、すべてを正しくしているわけではない」と語った。しかし、ダメージは大きく、討論後の世論調査で首相を支持した人は前回の約30%から25%に急降下。36%から41%に伸ばした保守党のキャメロン党首、32%と堅調なクレッグ党首に引き離された。

 首相が窮地に立つのは、選挙戦が政策論争ではなく、党首個人のイメージ合戦になっていることがある。2人の野党党首がともに43歳と若く、59歳の首相は分が悪い。

 首相には、口べたで愛想が悪いが、「まじめ」とのイメージもあった。2月末の英紙サンデー・タイムズの世論調査では「市民の目線で問題を理解できる指導者は?」の問いで、首相は35%。25%のキャメロン党首に勝っていた。

 主要紙は同月、相次いで周りのスタッフを怒鳴りつけるという首相の「パワハラ疑惑」を報じていた。しかし、ブラウン氏のまじめすぎる性格の表れと受け止められた。首相はアフガニスタンなどで命を落とした英兵の遺族に自らの意思で手紙を書いてきたが、昨年兵士の姓のつづりを間違え母親を怒らせた。このときも、個人の性格より、周囲に手紙の点検をさせなかった危機管理が問題にされた。

 しかし、今回は一般の有権者に陰で毒づいた。女性との対話が、保守党が「規制」を掲げる移民問題で、同党にかっこうの攻撃材料を与えた。ロンドン大経済政治学院(LSE)のチャーリー・ベッケット博士は「選挙中に政治家が犯した英国史上最悪の失言」とする。

 投票日が近いこともあり、労働党内からあからさまな首相批判は出ていない。しかし、終盤に失言で党の勢いをそいだ責任は重い。LSEのダンレビー教授は「結果にかかわらず、選挙後の早い段階でブラウン氏の党首辞任は避けられない」と見る。

 英メディアは早くもミリバンド外相を軸とした党首選の話題を取り上げ始めた。


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