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国際政治・世界事情

1とはずがたり:2005/05/23(月) 02:47:11
世界情勢・世界史ネタなど
軍事問題は安全保障論http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/l10を国際経済問題は国際経済学http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165061/l10を参照の事

3512チバQ:2011/12/05(月) 12:16:05
◆アフガン

 ◇財政難、自立妨げ
 これに対し、会議におけるアフガン政府の最大の関心は、治安権限移譲を終える14年以降、国際社会の支援をいかに引き留めるかにある。現在、政府の主要収入は年間15億ドル程度の関税しかないが、軍・警察の維持に年最大60億ドルかかるとされ、とても自立できる状況にない。

 ザヒルワル財務相は、「昨年の国内総生産(GDP)は160億ドルで、援助なしでは生きていけない。国際社会が明確な(支援継続の)政治的決意を示すよう求める」と話した。

 先月、今後の米国との戦略関係を話し合うロヤ・ジルガ(国民大会議)が首都カブールであり、「24年まで米軍駐留を認める」との決議を採択した。出席者からは「代わりに年間10億ドルの基地使用料をもらうべきだ」などの意見が続出。14年に任期満了で退任するカルザイ大統領が、それ以降もアフガン側に大量の資金が入るしくみを作りたい思惑を反映した会議だった。

 しかし、国際経済の悪化や、カルザイ政権の深刻な腐敗体質への批判から、欧米諸国の支援継続は難しくなっているのが実態だ。

 「国際会議を何度開いても、我々の生活は良くならないし、平和ももたらされない。政府の腐敗をはじめとする問題が多すぎる」。中部マイダンワルダク州の高齢の男性が記者に語った言葉は、世界が復興事業などに膨大な資金を投下しながら、人々が治安や生活の改善を実感できなかった10年を物語る。

 「タリバンとの和平」というもう一つのテーマは、パキスタンの不参加で暗礁に乗り上げている。世界が米国に同調した01年と違い、今の国際社会は割れており、「和平」への道筋は見えない。

 ◆米

 ◇世論が「深入り」拒否
 01年の米同時多発テロ後、米国はアフガン安定化が最大の国益だと判断し、米軍を投入した。今の米社会には「我々が直面している主要な問題は外的な脅威ではない」(リチャード・ハース米外交問題評議会会長)として、雇用問題などの内政を重視すべきだとの考えがあふれている。

 オバマ政権は09年1月の発足時に、泥沼化していたアフガン戦争の打開を最優先課題に据えた。治安回復のため増派に踏み切る一方、パキスタンの部族支配地域こそが「テロの温床」だと判断し、対テロ戦争をパキスタンへ拡大した。この結果、国際テロ組織アルカイダの最高指導者ビンラディン容疑者の殺害(今年5月)など、テロ組織の弱体化にはある程度成功した。

 だが、増派は年間1200億ドル(約9兆5000億円)の戦費負担を生み、米財政を圧迫。足元の経済が揺らぎ、アフガン側への権限移譲を終える14年以降の展望がないまま早期の米軍撤収を求める世論が台頭した。

 オバマ大統領は11月17日の豪州議会演説で、米軍のプレゼンスを「アフガン・イラク」から「アジア・太平洋」へ移す新方針を表明した。アジアに米経済回復の活路を見いだすため、米主導の安全保障秩序を強化するのが狙いだ。だが、裏を返せば、展望の開けないアフガン問題への深入りを米世論が許容しなくなったことを反映している。

 一方、対テロ戦争のパキスタンへの戦線拡大は、米無人機によるパキスタン領内への空爆により、アフガン再建のカギを握るパキスタンとの関係が悪化するという矛盾を生むことになった。米シンクタンク「ヘリテージ財団」のリサ・カーティス上級研究員は「アフガン問題で進展がない限り、米・パキスタン関係は危機から危機へ渡り歩くことを運命づけられた」と指摘した。

 ボン会議は両国の関係修復へ向けた格好の機会とみられたが、先月26日のNATO軍の越境空爆に反発するパキスタン政府は欠席を表明。クリントン米国務長官は3日、パキスタンのギラニ首相に電話をかけ主権を尊重する考えを強調したが、関係修復のメドは立っていない。

毎日新聞 2011年12月5日 東京朝刊

3513チバQ:2011/12/05(月) 12:16:57
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/12/04/20111204ddm007030162000c.html
ドイツ:欧州各国、「強いドイツ」に脅威論 経済力、歴史的背景も
 【ベルリン篠田航一、パリ宮川裕章】欧州各国が財政危機にあえぐ中、域内最大の経済大国として勢いを増す「強いドイツ」に対し、各国から警戒の声が上がっている。背景には、強固な輸出力で黒字を続ける「独り勝ち」への反感のほか、2度の世界大戦を通じ欧州の脅威であり続けたドイツへの歴史的な不信もあるとみられる。欧州債務危機への対応で5日には独仏首脳会談、9日には欧州連合(EU)首脳会議が開催されるが、メルケル独首相は懸念の払拭(ふっしょく)に躍起だ。

 メルケル首相は2日、ユーロ圏諸国の財政を監視する「経済政府」構想について、「これは欧州のためであり、ドイツが欧州を支配する意図は全くない」と強調し、「ドイツ支配」に対する反発に配慮した発言をした。ユーロ圏の統合強化により、ドイツの影響力拡大を懸念する英国などを念頭に置いたとみられるが、実際に英国では「ドイツの支配する欧州には住みたくない」と発言する一部の政治家や、「(ナチスの第三帝国に次ぐ)第四帝国の台頭だ」とあおる大衆紙がドイツ脅威論をぶち上げる。

 ドイツは今年、ユーロ安の影響で輸出額が前年比で12%も増え、初めて1兆ユーロ(約104兆円)を突破する見通しとなり、大幅な貿易黒字が見込まれている。8月の時点で失業率は7・0%と、90年の東西ドイツ統一後最低にとどまり、経済は絶好調だ。

 こうした状況下、各国はドイツの「財布」に期待する。現在、各国が個別に発行する国債を欧州で「共同債」に移行すれば、財政危機国は資金繰りが容易になるため、導入を望む声が根強いが、メルケル首相は「(他国の債務を)共同で保証するなど考えられない」と突っぱねている。「強いドイツ」に、周辺国も気を使う。フランスのサルコジ大統領は「経済の話でいえば、ドイツも(第一次大戦後の巨額のインフレで)悩んだ過去がある。フランス人はそれを理解し、尊重しなければならない」と過去の歴史にまで言及し、厳格な財政規律を重視して負担増を渋るドイツへの配慮を見せる。

 一方で、第二次大戦でドイツに侵攻されたポーランドのシコルスキ外相は「私はおそらく、ドイツの勢力拡大を恐れない最初のポーランド外相だろう。ただ、ドイツが(危機に際し)何もしないことを恐れる」とドイツ台頭を持ち上げながら、やんわりと負担増を要求した。

 独紙ウェルトは「好かれないドイツ人」との論説を掲載。「ドイツは今、米国がこれまで経験してきたことを経験している。国が強くなれば他国からの要求ばかり増え、それを全て完璧にはこなせず、結局は嫌われるという経験だ。ドイツは危機のスケープゴートにされている」と指摘した。

毎日新聞 2011年12月4日 東京朝刊

3514チバQ:2011/12/05(月) 12:42:13
http://www.asahi.com/international/update/1205/TKY201112050073.html
スロベニアも政権交代へ 中道左派の新党、第1党に躍進
関連トピックスギリシャ
 旧ユーゴスラビアのスロベニアで4日、下院(定数90)の選挙があり、実業家出身で首都リュブリャナ市長のゾラン・ヤンコビッチ氏(58)が率いる中道左派の新党「積極的なスロベニア」が、得票率約29%で第1党に躍進した。

 欧州経済危機をめぐりギリシャやイタリア、スペインで相次いで政権交代が起きるなか、2007年にユーロ圏入りしたスロベニアでも3年ぶりの政権交代が確実になった。

 中央選管の暫定集計(開票率約99%)によると、中道右派の最大野党・スロベニア民主党が得票率約26%で2位。パホル首相率いる中道左派の与党・社会民主党は経済悪化に歯止めをかけられず、約11%にとどまった。今後、連立政権樹立に向けて各党の交渉が活発化する。

2011年12月5日10時5分

3515チバQ:2011/12/05(月) 12:44:31
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-LVPE3S6KLVR501.html
スロベニア下院選挙:リュブリャナ市長率いる政党が予想外の勝利
 12月4日(ブルームバーグ):4日投開票のスロベニア下院選挙は、リュブリャナ市長のゾラン・ヤンコビッチ氏率いる政党の得票率が28.6%となり、事前の世論調査の予想に反して勝利を収めた。

  選挙管理委員会によると、開票率98%で最大野党のスロベニア民主党の得票率は26.2%だった。同党のヤネス・ヤンシャ党首は敗北を認めた上で、選挙は接戦で弱い政府が成立し、早期に選挙が実施される可能性があると指摘した。

  同国の下院選挙はパホル政権の内閣信任案が9月に否決され後で実施された。連立政権は年金改革をめぐって意見が対立し、信任案が議会に提出された。

記事についての記者への問い合わせ先:Ljubljana Boris Cerni

3516チバQ:2011/12/05(月) 21:54:08
>>3511-3512
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111205/asi11120520590006-n1.htm
国際社会をつなぎ止めたいアフガン 財政逼迫、国際支援先細り
2011.12.5 20:57 (1/2ページ)
 【カブール=田北真樹子】「ボン会議は、国際社会がアフガニスタンへの関与を表明する最後のチャンスになるかもしれない」。アフガン東部ジャララバードに住む会社員、シャヒード・カカールさん(34)はこう語る。

 アフガンは1989年の旧ソ連撤退後、内戦に突入。内戦はその後のイスラム原理主義勢力タリバン政府の支配に道を開いた。「2014年のアフガン駐留国際部隊の撤退とともに国際社会の関与が薄まれば、また内戦になる」。多くの国民は記憶をよみがえらせつつ、国際社会つなぎ止めへの思いを強くする。

 国際社会も、会議主催国ドイツのウェスターウェレ外相の言う「2014年後もアフガンを見捨てない」との思いを共有する。だが、関係国の部隊撤退は各国の逼迫(ひっぱく)する財政事情と切り離せず、今後の支援先細りは必至だ。

 アフガンへの関与継続にはコストがかかる。国家予算のうち約9割は国際社会からの支援といわれている。世界銀行の報告書によると、アフガン軍と警察など35万人以上の治安部隊を14年以降も維持するには、国際社会からの年間70億ドルの支援が必要となる。

 また、アフガン側には依然、汚職・腐敗が蔓延(まんえん)している。政治評論家のユーナス・ファコール氏は「ボン会議で国際社会はカルザイ大統領に汚職・腐敗体質を一掃するよう圧力をかけるべきだ」と言う。だが、「撤退を円満に迎えたい米国などに、このタイミングでカルザイ氏との関係を悪化させる意欲もない」(外交筋)との声もある。

 一方、将来のアフガンの治安安定のカギを握る隣国パキスタンは、アフガンに展開する国際治安支援部隊(ISAF)による国境近くの検問所攻撃を理由に会議を欠席した。だが、アフガンでは「パキスタンが出席しても何も変わらない」と問題視する声は少ない。

3517チバQ:2011/12/05(月) 21:55:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111205/erp11120519490006-n1.htm
【ロシア下院選】
“ネット世論”の影響? 下院選与党の議席大幅減 ツイッターがはけ口に
2011.12.5 19:46 (1/2ページ)

 4日、ロシア・サンクトペテルブルクで、下院選の投票箱を開ける選管関係者(AP=共同)
 【モスクワ=佐藤貴生】4日投票のロシア下院(定数450)選挙は与党「統一ロシア」が大幅に議席を減らす結果となった。

 選挙戦を通じてインターネットのニュースサイトや短文投稿サイト、ツイッターなどに、政権批判や選挙違反の事例が多数寄せられたことも一因とみられる。ネットによる世論形成の潮流がロシアにも押し寄せている。

 中央選管の暫定集計では、5日の開票率96%の時点で統一ロシアの得票率は49・54%。得票率制限に届かなかった政党への投票が配分されるため過半数の238議席は確保したが、07年の前回選から77議席の減。他党は共産党92(前回選57)▽公正ロシア64(同38)▽自民党56(同40)と軒並み勢力を伸ばした。

 ロイター通信などによると、投票日の4日朝、非営利組織「ゴロス」やモスクワのラジオ局「エホ・モスクブイ」など、政権に批判的なメディアのサイトが相次ぎ接続不能に陥った。

 海外の資金で運営されるゴロスは選挙前、一般市民らから寄せられた選挙違反の実例5500件以上を地図上で示していた。2日には政府系テレビ局が同組織を批判する番組を放映、3日にはサイトを主宰する女性が入国時の空港で一時拘束され、米政府が批判する声明を出した。

 「エホ」は4日、「サイトが接続不能になった」とラジオで放送し続けた。編集長が「(選挙)違反情報を妨害する試みであることは明らかだ」と、与党側のサイト攻撃を示唆した。こうしたなか、ツイッターには「極東ウラジオストクでは出口調査で統一ロシアが3位になり、世論調査機関員が退去させられた」などと、刻々と書き込まれた。

 動画投稿サイト、ユーチューブも反与党の世論形成に一役買ったようだ。英字紙モスクワ・タイムズによると、プーチン首相が先月20日、格闘技観戦後にリングに上がったさい、激しいブーイングを浴びせられた映像は21日夜までに68万回再生された。ロシアのインターネット人口は推計5100万人。テレビなどの官製メディアと違い、政権は今後、対応に苦慮しそうだ。

3518チバQ:2011/12/05(月) 21:56:45
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111205/erp11120519570008-n1.htm
【ロシア下院選】
プーチン体制に倦怠感/事実上の惨敗 「国民の指導者」像強化?
2011.12.5 19:55 (1/2ページ)

4日のロシア下院選の投票終了後、モスクワの与党「統一ロシア」本部を訪れたプーチン首相(手前)とメドベージェフ大統領(ロイター=共同)
 【モスクワ=遠藤良介】ロシアの最高実力者、プーチン首相(前大統領)の率いる与党「統一ロシア」が4日の下院選で大幅に議席を減らした。プーチン氏が来年3月の大統領選出馬を表明したことで、プーチン氏の支配が長期化することへの倦怠(けんたい)感や汚職、貧富の格差など社会問題への不満が、有権者の間でじわりと広がっている現実を映し出した形だ。

 政権は今回、各地の行政当局や主要テレビ局を総動員して統一ロシアの得票確保に躍起となった。また、新聞やインターネットでは不在者投票制度を悪用した不正の横行も伝えられた。こうした実態を考慮すれば、今回の結果は「政権の惨敗だ」(専門家)とする見方が出ている。

 統一ロシアは議席過半数こそ確保したが、それは北カフカスやウラル地方の民族共和国などで80〜99%といった高い得票率を挙げた結果でもある。

 逆にシベリアの最大都市、ノボシビルスクでは統一ロシアが得票率28%と共産党に6ポイント差をつけられて敗北。統一ロシアはシベリアのイルクーツク州で35%、極東の沿海地方でも34%の得票にとどまった。

 モスクワ州やプーチン氏のおひざ元である第2の都市、サンクトペテルブルクでも32〜33%と苦戦した。

 統一ロシアの支持率低下を決定的にしたのは9月、プーチン氏が来春の大統領選に出馬し、メドベージェフ大統領は次期政権で首相に就くという「役職交代」を発表したことだ。プーチン氏は最長で2期12年間、大統領に居座る可能性があり、政治に対する有権者の疎外感が強まった。

 今回の下院選ではそうした批判が、連邦中央の統制が効きにくい極東・シベリアの遠隔地や、高等教育を受けた人の多い大都市部から現れ始めたと受け止めることができる。

 プーチン氏の個人的人気はいまなお高く、大統領選で氏に対抗できる候補者は今のところ見当たらない。プーチン氏が統一ロシアをメドベージェフ氏に預けて自身は党から距離を置き、「国民の指導者」像を前面に出していくとの観測もある。

 実際、下院に議席を獲得した4党は共産党を除いて親政権の立場であり、連立政府の形成や大統領選で協力する余地はある。

 ただ、今回の選挙で批判票を投じた層の根本的不満は、プーチン氏が大統領時代に築いたトップダウンの強権体制にある。

 モスクワ国際関係大のズボフ教授(歴史学)は「前回下院選からの4年間に新たな世代が現れ、インターネット・メディアが普及するなど状況は根本的に変わった」とし、「社会では政治への関心と権威主義体制への不満が高まっている。『アラブの春』のような民主化運動の高まりがロシアで再現される可能性も排除されない」と話している。

3519チバQ:2011/12/05(月) 22:03:04
>>3514-3515
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011120502000161.html
クロアチア、スロベニア 議会選で与党敗北
2011年12月5日 夕刊

 【ベルリン=弓削雅人】旧ユーゴスラビアのクロアチアとスロベニアで四日、議会選が行われ、いずれも与党の敗北が確実となった。欧州各国が財政危機に揺れる中、両国の選挙でも経済政策が最大の争点となった。

 クロアチア議会(定数一五一)選は任期満了に伴って行われ、地元メディアによると、ミラノビッチ議員が率いる中道左派の最大野党・社会民主党が得票率45%で第一党となった。

 同党など四党の野党連合で約六割の議席を獲得する見込み。コソル首相の中道右派・クロアチア民主同盟は汚職疑惑が響き、22%にとどまった。

 一方、パホル首相に対する議会の不信任を受けて行われたスロベニア下院(定数九〇)選は、暫定開票結果によると、首都リュブリャナのヤンコビッチ市長が立ち上げた中道左派の新党「積極的なスロベニア」が得票率29%で一位。

 中道右派の最大野党・スロベニア民主党が26%、中道左派の与党・社会民主党は10%だった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111205-00000092-mai-int
<選挙>クロアチア、スロベニアとも政権交代決まる
毎日新聞 12月5日(月)21時51分配信

 【ウィーン樋口直樹】クロアチアとスロベニアで4日、総選挙の投開票があり、いずれも最大与党の敗北で政権交代が決まった。クロアチアでは中道左派の社会民主党など4党から成る野党連合が過半数を制する勢い。スロベニアでは中道左派の新党「積極的なスロベニア」が第1党に躍進。ギリシャやイタリアなどで政権交代を招いた欧州債務危機の影響が、経済が悪化していたバルカン半島の2国にも及んだ格好だ。

 13年に欧州連合(EU、加盟27カ国)へ加盟するクロアチアでは、経済の停滞に加え右派の与党、クロアチア民主同盟の不正資金疑惑がコソル政権を直撃。開票率約70%の段階で、定数151のうち野党連合が78議席、民主同盟は48議席を獲得する見通し。クロアチアは9日に加盟条約に署名し、その後、30日以内に国民投票で加盟の是非を問う。

 一方、旧ユーゴスラビアから唯一EUに加盟している隣国スロベニアでは、パホル首相率いる中道左派の社会民主党政権下で、手厚い年金制度や公共サービスが政府債務を増大。有効な経済対策を打てないパホル政権は9月、信任投票を否決されていた。

3520チバQ:2011/12/05(月) 22:06:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111204/erp11120423570010-n1.htm
欧州債務危機ヤマ場 「メルコジ」体制で打開図る
2011.12.4 23:55 (1/2ページ)[欧州]
 【ロンドン=木村正人】今週、欧州は債務危機問題で大きなヤマ場を迎える。8、9日にブリュッセルで欧州連合(EU)首脳会議を開催し、ユーロ圏各国の財政規律の強化策や財政統合について大詰めの協議を行う。成果が不十分であれば市場から容赦ない仕打ちを受けるのは必至で、ユーロ圏は一層の窮地に陥る。土壇場に追い詰められたユーロの命運を握るのが、メルケル独首相とサルコジ仏大統領だ。「メルコジ」体制で欧州は戦後最大の危機突破を図る。

 メルケル首相とサルコジ大統領は5日、パリで首脳会談を行い、ユーロの構造的欠陥を克服する「財政統合」を達成するため、EU基本法改正案を共同提案、EU首脳会議に示す。改正案はユーロ導入国が財政規律を守れない場合、EUが予算案の再編成や修正を要求できるなどの内容だ。

 これを受け、欧州中央銀行(ECB)も8日の理事会でイタリアやスペインの国債購入拡大を表明するとの期待感が高まっている。

 ユーロ圏が債務を共同保証するユーロ共同債やECBの関与をめぐる溝は残るものの、メルケル首相とサルコジ大統領は10月のEU首脳会議で銀行側にギリシャ国債元本の5割削減をのませて以来、「メルコジ」の呼称が定着している。

 11月の仏カンヌでの主要20カ国・地域(G20)首脳会議では、ギリシャのパパンドレウ首相(当時)にユーロ圏離脱につながりかねない国民投票を撤回させ、イタリアのベルルスコーニ首相(同)に追加の緊縮策を迫った。

 「メルコジ」はかつて性格の違いから、陰で物まねをして揶揄(やゆ)し合う険悪な仲だった。が、メルケル首相より国内政権基盤が安定していたサルコジ大統領が同首相に譲歩するようになり関係が改善。今ではサルコジ大統領がフランス産ワインやチーズ、メルケル首相も同大統領の長女誕生にクマのぬいぐるみを贈るなど互いに心配りを見せる。

 サルコジ大統領から先のEU首脳会議で「ユーロに口出しするな」と一喝されたキャメロン英首相は蚊帳の外に置かれた格好だ。

 仏各紙は「サルコジ大統領はフランスの主権をドイツに譲り渡した」と批判するが、世論調査で「難しい決断が下せる」(同大統領60%、社会党のオランド候補39%)、「経済危機に対応できる」(同50%、同48%)と来年春の仏大統領選で苦戦が予想される“サルコジ株”が回復している。

3522チバQ:2011/12/05(月) 23:16:12
http://www.morningstar.co.jp/portal/RncNewsDetailAction.do?rncNo=589884
<EMeye>モルドバが16日に大統領選挙実施、政治空白解消へ
2011/12/05 14:40

 モルドバ議会は2日、全会一致で、大統領直接選挙を12月16日に実施することを決めた。モルドバでは、正式な大統領不在という異例の事態に終止符を打つため、11月18日に議会による大統領選挙を行う予定だったが、大統領選挙への立候補者が現れなかったため、大統領選挙は中止になっている。

 同国では大統領は国民投票によらず、議会によって選出される。昨年11月28日の総選挙では、2大政党の共産党と自民党を含めてどの政党も単独では大統領選出に必要な議席の60%(101議席中61議席以上)に達せず大統領不在の状況が続いている。

 大統領不在は09年9月に共産党のボロニン前大統領が辞任して以来2年以上にわたっている。こうした政治空白を解消するため、議会は昨年12月30日に、民主党のルプ党首に暫定大統領の権限を与えた。

提供:モーニングスター社

3524チバQ:2011/12/06(火) 12:35:30
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/12/06/20111206ddm007030130000c.html
ロシア下院選:与党「惨敗」 プーチン氏、戦略再構築へ 大連立視野の可能性
 【モスクワ大前仁】4日に投開票があったロシア下院選(定数450)は、政権与党「統一ロシア」が現有の315議席から80近くを減らす「惨敗」に終わり、来年3月の大統領選に党候補として出馬するプーチン首相にとって打撃となった。プーチン氏は議席の過半数獲得に強気の姿勢を示したが、戦略の立て直しを迫られるのは必至だ。一方、メドベージェフ大統領は野党指導者に秋波を送っており、「大連立」も視野に入れ始めた可能性がある。

 「統一ロシアは国の政治的な安定の礎となってきた」とプーチン氏は5日の会議で訴えた。党の獲得議席は238にとどまる見通しだが、「(過半数の)226議席を維持しているので問題ない」と明言した。

 プーチン氏は08年の大統領選の際、ダークホースとみられていたメドベージェフ氏を早期に後継指名するなど、多くのサプライズを演出してきた。

 しかし今年の選挙戦では、大統領と首相の間で「ポスト交換案」を発表したが、逆に国民の反発を招き、手詰まり感が強まっている。

 プーチン陣営が新戦略の一つとする可能性があるのが、首相の肝いりで今年5月に発足させた超党派組織「人民戦線」を活用する案だ。

 人民戦線は退役軍人や労働組合といった幅広い勢力で構成し、今回の下院選では200人以上が統一ロシアから出馬。プーチン氏は大統領選出馬をめぐり、先月末の統一ロシア党大会で、公認候補指名を受けた。

 だが、下院選で党の不人気が顕著になったため、今後は人民戦線に軸足を移し、「国民を代表する候補」の側面を強調していく選択肢もありそうだ。

 下院選では共産党など野党3党が16〜35議席を上積みする見通し。メドベージェフ氏は5日、野党指導者に向けて「統一ロシアは協力の用意がある」と述べ、議会運営での協調を改めて呼びかけた。プーチン陣営が大統領選へ向けて大連立を組むシナリオが浮上する可能性がある。

 カーネギー国際平和財団「モスクワセンター」のシェフツォワ上級研究員は、「プーチン氏には(現職首相の)特権が多く残されており、路線変更はない」と予想した。長期支配への反発が強まっていることを自覚すべきだとし、「より多くの勢力を引き込む必要がある」と指摘した。

毎日新聞 2011年12月6日 東京朝刊

3527チバQ:2011/12/06(火) 21:10:38
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111206/erp11120620140006-n1.htm
揺らぐ「双頭体制」 大統領「公正」主張 米は批判
2011.12.6 20:12 (1/2ページ)
 【モスクワ=佐藤貴生】ロシア下院(定数450)選挙での大規模違反疑惑で、首都モスクワでは近年で最大規模となる反政府デモが行われたほか、米国政府も厳しく批判するなど、波紋が広がっている。与党「統一ロシア」を率いて選挙戦を戦ったメドベージェフ大統領は5日、「選挙は公正だった」と主張したが求心力は急速に低下しており、「双頭体制の継続」というクレムリン(大統領府)の戦略がどう推移するかが焦点になってきた。

 メドベージェフ大統領は、与党が前回選から約80議席も減らす事実上の大敗を喫したことについて、「(与党は)集められるだけの票を獲得したし、選挙は規則通り公正に行われた」と述べた。

 6日付の英字紙モスクワ・タイムズによると、動画投稿サイトのユーチューブには、ある人物が複数の投票所を回って何度も票を投じる「回転木馬」と呼ばれる違反の様子などが投稿されている。大統領は「いくつかの映像は見たが、見る価値もない」として信頼性に欠けるとの見方を示し、選挙の正当性は揺るがないとの立場を強調した。

 一方、モスクワ市内の5日夜の反政権デモには5千〜7500人が集結、「プーチンのいないロシアを」「やり直し選挙を」などと叫んだ。

 クリントン米国務長官は6日、訪問先のリトアニア・ビリニュスで、「露下院選は自由でも公正でもなかった」と厳しく批判。欧州の選挙監視員の中には、「投票箱の中に折りたたんで隠された票が入っていた」とメディアに証言する者も現れている。

 大統領は強腰で知られるプーチン首相とは対照的に、政治・経済の近代化やインターネットの全土拡充を掲げるなど、リベラル色をアピールしてきた。だが、名簿登載第1位で自ら統一ロシアを率いた今回の選挙で、プーチン氏との役割分担は破綻したとの見方が広がっている。

 メドベージェフ氏の大統領就任直前にインタビューして本を出版したジャーナリスト、スワニッゼ氏は産経新聞の電話取材に、「彼は与党を率いてプーチン氏の分身になってしまった。役回りが似合わないから(政治的求心力が)弱体化した」と分析。

 同氏は、来年3月の大統領選でプーチン氏が当選し、取り決めの通りにメドベージェフ氏が首相に転じたとしても、「期間はそう長くないかもしれない」と予測した。

3528チバQ:2011/12/07(水) 19:20:57
批判拡大に政権側動揺 プーチン氏、軌道修正示唆
 プーチン首相の与党「統一ロシア」が大幅に議席を減らしたロシア下院選が政権を動揺させている。このままでは来年3月の大統領選で首相が4年ぶりに大統領職に返り咲くシナリオにも影響が出かねない。政権側は6日、数千人が「反プーチン」を叫んだ前夜の野党集会に対抗して大規模な官製集会を開催、首相自身も政策の軌道修正を図るなど体制維持に躍起となった。

 「変わらないのは祖国への愛や人々に対する責任だ。しかし戦略はその時の優先課題によって違う。人は変わる。私自身もだ」。6日、モスクワでの与党活動家との会合。大統領職には「古いプーチン氏が戻るのか、新しいプーチン氏がなるのか」と問われた首相はそう答えた。

 過半数は維持したものの、暫定結果では4年前の選挙で獲得した315議席から77も減らす238議席にとどまった統一ロシア。不振の要因は「双頭体制」を組んできたメドベージェフ大統領とポストを交換し大統領職への復帰を目指すプーチン氏の政権長期化を有権者が嫌ったためと指摘される。

 この日の会合で首相は「長く政権の座にある党が批判されるのは当然だ」と強気を見せる一方、大統領復帰後に「閣僚や地方知事は刷新される」と述べ「変化」を強調。人事に慎重な首相としては異例の発言だ。汚職対策も約束し、「与党の腐敗」批判に配慮した。

 ▽不正の疑い

 下院選では政権側が大規模な不正を行ったとの指摘が多い。6日付のロシア紙ベドモスチは、選管が発表した与党の得票率が、世論調査機関の出口調査の結果よりも20ポイント近く上回ったと指摘。集計が操作された可能性を強く示唆した。

 欧州安保協力機構(OSCE)の選挙監視団は票の水増しがあったと指摘。共産党のジュガーノフ委員長は1991年のソ連崩壊後で最も汚い選挙だったと批判した。クリントン米国務長官の「(選挙は)自由でも公正でもなかった」との指摘に、ロシア外務省は6日「米国の選挙も完璧から遠い」と感情的に反論した。

 政権側は6日、モスクワのクレムリン脇の広場に若者1万人以上を動員し「勝利集会」を開催。5日夜、野党集会が数千人規模に膨れ上がったことへの危機感の表れだ。治安部隊は6日夜も、モスクワ中心部でネムツォフ元第1副首相ら300人以上を一時拘束し野党側を力で抑え込んだ。

 ▽意気消沈

 与党筆頭候補だったメドベージェフ大統領は5日の支持者会合で「過半数獲得は勝利だ」と強調したが、出席者によると「打ちひしがれ、支えを必要としているように見えた」(ベドモスチ紙)という。

 与党の退潮を受け、来年の大統領選でプーチン首相は自ら創設した政治運動体「全ロシア国民戦線」に軸足を置くとの観測が広がっている。政治学者ブーニン氏は、「双頭体制」は終わりプーチン氏を頂点とする上意下達の権力構造が復活するとの見方を示した。(モスクワ共同=佐藤親賢)

3529チバQ:2011/12/07(水) 19:21:19

http://mainichi.jp/select/world/news/20111207dde007030005000c.html
米国:反アサド連携強化 シリア政権崩壊見据え、大使帰任
 【ワシントン白戸圭一、パリ宮川裕章】シリアのアサド政権と反体制派の戦闘激化を受け、オバマ米政権が「アサド政権崩壊後」を見据えた外交を活発化している。クリントン国務長官は6日、訪問先のスイス・ジュネーブでシリアの反体制派と会談。さらに、10月下旬から米国に戻っていたフォード駐シリア大使が6日、シリアの首都ダマスカスの米大使館に帰任した。米政府は反体制派との連携を強化する構えで、アサド政権の反発が予想される。

 クリントン国務長官と会談したのは、シリアの穏健派イスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」などで構成する反体制派連合体「シリア国民評議会」のメンバー。会談の冒頭、クリントン氏は「民主的な権力移行はアサド政権の排除にとどまらない」と述べ、アサド政権崩壊後の民主国家建設を評議会側に求めた。

 オバマ政権は依然、反体制派の統治能力に十分な確信を持っておらず、クリントン氏は会談で、国民評議会の民主国家建設へ向けた具体的な構想をただした模様だ。

 一方、フォード米大使のシリアへの帰任について、カーニー米大統領報道官は6日、声明を発表。「大使の帰任はシリア国民との連帯感を表している」と述べ、帰任後の大使が反体制派と緊密に連携することを示唆した。アサド政権の反発も予想されるため、報道官は声明で、外交官を保護する国際的義務を順守するようシリア政府に求めた。

 オバマ政権は今年1月、05年から空席だった駐シリア大使にフォード氏を任命してアサド政権との対話を模索したが、米側が民主化要求を支持したことで両国関係が悪化。米政府は10月22日、「大使の安全が脅威にさらされている」として、フォード氏を米国に戻していた。

 一方、フランス政府も6日、召還していたシュバリエ駐シリア大使をダマスカスに帰任させた。シリア国民への連帯を示すとともに武力弾圧の実態を調査するのが狙いで、外務省報道担当者はAFP通信に「安全面の懸念は払拭(ふっしょく)されていないが、シリア市民への連帯を示すため、シリアで勤務することが重要だ」と述べた。

 シュバリエ大使は11月16日、北部ラタキアの仏領事館などがアサド政権支持派とみられる暴徒に襲撃された事件を機に召還されていた。

毎日新聞 2011年12月7日 東京夕刊

3530チバQ:2011/12/07(水) 19:21:49
http://mainichi.jp/select/world/news/20111207dde007030028000c.html
イタリア:「大臣の涙」論争 財政「国民に痛み」発表会見で
 ◇いらついた72%/感動した28%
 【ローマ藤原章生】イタリアの女性閣僚で経済学者のエルサ・フォルネロ労働・社会政策相(63)が4日夜、記者会見で財政緊縮策を発表中に嗚咽(おえつ)したことが、議論を呼んでいる。コリエレ・デラ・セラ紙電子版の二者択一アンケートでは回答者約35万人の72%が「いらついた」とする一方、28%が「感動した」を選んだ。公の場での涙が珍しいイタリアならではの反応だ。

 フォルネロ氏は財政緊縮策で自身が担当する、年金の受給開始年齢を段階的に66歳に引き上げる改革を発表しようとした際、「(国民には)心理的にも負担となり、犠……」と言ったところで声を詰まらせた。横にいたモンティ首相が「犠牲と言いたかったんでしょう」と助け舟を出したが、フォルネロ氏は発表を続けられなかった。

 モンティ政権は11月12日のベルルスコーニ内閣総辞職を受け発足した専門家による内閣。追い出された形の元与党連合「北部同盟」のマローニ前内相は5日の国営放送で「ちょっと悲壮。大臣というよりハリウッド俳優みたいだね」と早速皮肉たっぷりに語った。人気コメディアン、フィオレッロ氏も国営放送の人気番組で「かつては政府の緊縮策で国民が泣いたけど、大臣が泣くようじゃ、もう終わりだ」と揶揄(やゆ)した。

 コリエレ紙は「重責のストレスだろう」「人間的だ」「男が泣けば人情があると言われ、女が泣くと弱虫と言われる」とフォルネロ氏を擁護する識者の声を取り上げたが、「危機のイタリア」を象徴する出来事と伝えた。

 イタリアでは男性が会見で泣くことはまずなく、日本人の涙の会見が「珍しいもの」としてよく放映される。

毎日新聞 2011年12月7日 東京夕刊

3531チバQ:2011/12/07(水) 19:22:26
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2011/12/07/20111207ddm007030123000c.html
シリア:本格内戦の様相 離反兵や市民の反撃激化
 【カイロ和田浩明】シリアで民主化運動の武力弾圧を続けるアサド政権に対し、離反兵士や武装市民による反撃も激しさを増し、「全面的な内戦」(ピレイ国連人権高等弁務官)の様相を示し始めている。アサド政権はアラブ連盟の和平案受け入れを表明しつつも、大規模な軍事演習を実施し、外国による軍事面を含めた介入の動きをけん制している。

 国連推計によると、約8カ月間の騒乱の死者は4000人を超える。反体制派によると5日、中部ホムスで当局に殺害されたと見られる34遺体が発見され、他にも全土で50人が死亡するなど弾圧が緩む気配はない。シリア当局は離反兵士や武装市民を「武装テロリスト」と決めつけ、断固掃討する姿勢だ。

 シリア国営通信は「(反体制派も治安部隊に対する)誘拐や殺人を犯している」と批判。当局によると、治安部隊の死者は1100人に上り、5日は中部ハマとホムス、北部アレッポで戦死した計11人が埋葬された。

 離反兵士団体「自由シリア軍」のマリク・クルディ副司令官は6日、毎日新聞の電話取材に「国軍や治安部隊への攻撃を続けている」と語った。ホムスは治安部隊と離反兵士の衝突の「最前線」の一つになっており、副司令官は、5日に装甲車2台を破壊したと主張。3日には北部のトルコ国境付近で軍事施設を襲撃したという。

 国営通信によると、ムアレム外相は5日、アラブ連盟のアラビー事務局長に書簡を送り視察団受け入れを含む和平案の受け入れを表明した。だが、シリア側は条件として、外国介入の拒否と、アラブ連盟による経済制裁と連盟加入の資格停止処分の解除を要求。連盟側は対応を協議中だ。

 国連のピレイ弁務官は、国連安全保障理事会に対し、シリア問題の国際刑事裁判所(ICC)への付託を求めている。

 フランスが「民間人保護区域」設定を提唱するなど介入の動きを見せており、シリア軍は4日、「(外国部隊との)戦争を想定した実弾演習」(国営メディア)を実施、ミサイル発射実験を行った。

毎日新聞 2011年12月7日 東京朝刊

3532チバQ:2011/12/07(水) 22:09:46
>>3372
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111207/mds11120720450006-n1.htm
前大統領を収監 強姦などの罪で イスラエル
2011.12.7 20:45

7日、自宅を出たところで記者団に囲まれるイスラエルのモシェ・カツァブ前大統領(AP)
 部下の女性に対する強姦などの罪に問われ、11月に禁錮7年の実刑判決が確定したイスラエルのモシェ・カツァブ前大統領が7日、同国中部の刑務所に収監された。イスラエルの大統領経験者が収監されるのは初めて。カツァブ受刑者は無罪を主張していた。

 判決によると、カツァブ受刑者は観光相だった1990年代後半、事務所などで部下の女性に性的暴行をした。大統領だった2000〜07年には、大統領公邸で別の女性職員2人を無理やり抱き締めるなどした。(共同)

3533チバQ:2011/12/07(水) 22:13:47
>>3484>>3497>>3507>>3509>>3517-3518
>>3521>>3524-3528

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011120702000181.html
ロシア 続く「反プーチン」 デモ隊500人拘束
2011年12月7日 夕刊

 【モスクワ=原誠司】ロシア下院選での不正疑惑をめぐりプーチン首相の退陣を求める大規模デモが続いているモスクワで六日、デモ隊とプーチン氏を支持する青年組織「ナーシ」などが衝突し、双方の計約三百人が警察に拘束された。インタファクス通信などが伝えた。第二の都市サンクトペテルブルクでも、デモ参加者約二百人が拘束された。

 デモ会場となったモスクワ中心部の凱旋(がいせん)広場には数千人が集結。拘束者にはデモを呼び掛けた反政権勢力のネムツォフ元第一副首相が含まれるほか、リベラル系野党ヤブロコのミトロヒン代表も一時拘束されたという。

 政府はクレムリン(大統領府)周辺などに内務省の治安部隊を配置して警戒を強めている。

 不正疑惑をめぐっては、クリントン米国務長官が六日、訪問中のリトアニアの首都ビリニュスで「選挙に自由や公正はなかった」と批判。これに対してロシアのメドベージェフ大統領は同日「法に基づいて適正に行われた」と反論した。

 インターネット映像サイト「ユーチューブ」では、投票所の責任者が投票用紙を偽造したり、同じ有権者が複数の投票所で投票するなど、不正の様子として投稿された動画が公開されている。

http://www.asahi.com/international/update/1207/TKY201112070120.html
2011年12月7日10時58分
ロシア野党勢力代表者を次々拘束 反プーチン集会続く

 ロシア下院選で過半数の議席を維持したプーチン首相率いる与党への抗議行動が、6日夜もモスクワ中心部で続いた。野党勢力の代表者らが次々と拘束され、政党登録を認められず、下院選に参加できなかったリベラル系野党「国民自由党」のネムツォフ元第1副首相も拘束されたという。

 複数のロシアのニュース系インターネットサイトによると、モスクワ中心部の広場にネムツォフ氏らのグループなどが集まり、「プーチンのいないロシアを」「国民はプーチンを信じていない」などと叫んでいた。ネムツォフ氏は合流しようと地下通路を歩いていたところ、特殊部隊員らに拘束されたという。

 ほかにも抗議に加わった人権活動家やジャーナリストら約250人が拘束された。同じ場所では親プーチン首相の青年活動家らも集まり、首相や与党を応援する集会を開いていたが、取り締まりの対象にはならなかったという。

 ネムツォフ氏が共同代表を務める政治団体「連帯」は5日夜にも別の広場で抗議集会を開き、インターネット上で政権批判をしている著名ブロガー、アレクセイ・ナバリニさん(35)ら約300人が拘束されていた。(モスクワ=関根和弘)

3534チバQ:2011/12/07(水) 22:14:34
http://www.asahi.com/international/jiji/JJT201112070015.html
下院選出馬の野党党首ら拘束=反プーチン集会3日目―モスクワ2011年12月7日8時6分

 【モスクワ時事】ロシア下院選で不正があったとして、プーチン首相の退陣などを求める数千人規模の抗議デモが続いているモスクワの中心部で6日、下院選に出馬したリベラル野党ヤブロコのミトロヒン党首が警察当局に一時身柄を拘束された。インタファクス通信などが伝えた。

 ヤブロコは下院選で3.43%を得票したが、議席獲得に必要な最低ラインに届かなかった。

 一方、デモの呼び掛け人である野党勢力・連帯の指導者ネムツォフ氏もこの日、デモ会場となっている凱旋(がいせん)広場近くで拘束された。 


[時事通信社]

3535チバQ:2011/12/07(水) 22:17:12
>>3495-3496
http://www.afpbb.com/article/politics/2844421/8172609?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
米国、イラン国民向け「仮想大使館」を開設
2011年12月07日 13:31 発信地:ワシントンD.C./米国

【12月7日 AFP】米国は6日、1980年以来国交のないイランの市民に向けたウェブサイト「バーチャル(仮想)在イラン米国大使館」を開設した。厳しいネット規制を敷くイラン当局の「電子のカーテン」を突き抜けてイラン市民に情報を発信する。

 ウェブサイトは、米国の各政策、査証情報、米国営ラジオ放送ボイス・オブ・アメリカ(Voice of America)からのニュース、SNSへのリンクなどを英語とペルシャ語で提供しているほか、査証申請書のダウンロードも可能だ。

 ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)国務長官は同サイトに、米国とイランの人々が「自由に恐れることなく」交流する道を切り開くものだとの、ビデオメッセージを寄せている。

 また、「バーチャル大使館」の開設を発表したウェンディ・シャーマン(Wendy Sherman)国務次官(政治担当)は記者会見で、米国へのイラン人留学生の増加につながればとの期待を示した。
 
 米国際教育研究所(Institute of International Education、IIE)によると、2010学年度に米国で学ぶイラン人留学生の数は前年比で19%増加している。

 だが、イラン政府は、すでにクリントン国務長官が10月に「バーチャル大使館」構想を発表した時点で、内政干渉を意図したものだとサイトの開設に反発している。(c)AFP/Shaun Tandon

3536チバQ:2011/12/07(水) 22:18:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111207-00000005-mai-int
<イラン>英大使館襲撃参加者の一人、指導部の関与を否定
毎日新聞 12月7日(水)1時6分配信

 【テヘラン鵜塚健】イランのテヘランで先月、英国大使館がイラン革命防衛隊傘下の民兵組織バシジに襲撃された事件で、襲撃に加わった一人が毎日新聞に対し「自分たちで考えてやった」と証言した。襲撃に際して大使館を警護する治安要員が制止しなかった可能性があることから、事件への体制指導部の関与を指摘する声もあるが、これを否定した形だ。英国は自国のイラン大使館を閉鎖するなど猛抗議している。

 取材に応じたのは、大学で機械工学を専攻するファルハド氏(21)で、襲撃の理由について「過去に英国がイランに介入した歴史を振り返れば、当然の報いだ」と正当化した。

 英国は19世紀以降、イランを半植民地化し石油やたばこなどの利権を独占した経緯がある。ファルハド氏は「(そんな英国が)核問題で口をはさむのはおかしい」と反発もした。

 先月29日に起きた事件では、数十人のバシジの学生らが大使館に乱入。建物のガラスを割ったり書類を破り捨てたりした。だが、ファルハド氏は「私は破壊行為はしていない。館内でイスラム教の祈りをささげていただけだ」と語った。

 イランの核開発に対し、米欧は経済制裁を強化して封じ込めを進めてきた。これに反発するファルハド氏は、何度も英国大使館前で行われた抗議行動に参加してきたという。

 ファルハド氏は「イランは核兵器を持たないと宣言しているが、米国やイスラエルは既に核兵器を大量に保有する。米国はイラクやアフガニスタンで、イスラエルはパレスチナ自治区で多くの市民を殺害してきた。イラン(の核問題)とどちらが大きな問題なのか」とも主張した。

3537チバQ:2011/12/07(水) 22:20:36
>>3438>>3466>>3498
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011120700882
パキスタン大統領、辞任の準備?=「健康診断」の出国が臆測呼ぶ
 【ニューデリー時事】パキスタンのザルダリ大統領が6日、突然ドバイ入りしたことが辞任への準備ではないかとの臆測を呼んでいる。きっかけは米誌が同日、大統領が「軽い心臓発作を患ってドバイに搬送され、米政府内で辞任観測が高まっている」と報じたこと。パキスタン大統領府は7日、渡航は「健康診断が目的」と説明したが、国内でスキャンダルを抱える大統領だけに動静が注目されている。
 パキスタンでは先月、ザルダリ政権が軍の影響力排除を米国に要請した極秘メモが発覚し、「メモゲート」事件として一大スキャンダルに発展。大統領の関与の有無が焦点になっている。(2011/12/07-18:51)

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3538チバQ:2011/12/07(水) 22:25:47
>>3324>>3383>>3399>>3410>>3421
>>3426>>3446>>3529>>3531
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111207-00000007-mai-int
<シリア>本格内戦の様相に アサド政権が大規模軍事演習
毎日新聞 12月7日(水)1時10分配信

 【カイロ和田浩明】シリアで民主化運動の武力弾圧を続けるアサド政権に対し、離反兵士や武装市民による反撃も激しさを増し、「全面的な内戦」(ピレイ国連人権高等弁務官)の様相を示し始めている。アサド政権はアラブ連盟の和平案受け入れを表明しつつも、大規模な軍事演習を実施し、外国による軍事面を含めた介入の動きをけん制している。

 国連推計によると、約8カ月間の騒乱の死者は4000人を超える。反体制派によると5日、中部ホムスで当局に殺害されたと見られる34遺体が発見され、他にも全土で50人が死亡するなど弾圧が緩む気配はない。シリア当局は離反兵士や武装市民を「武装テロリスト」と決めつけ、断固掃討する姿勢だ。

 シリア国営通信は「(反体制派も治安部隊に対する)誘拐や殺人を犯している」と批判。当局によると、治安部隊の死者は1100人に上り、5日は中部ハマとホムス、北部アレッポで戦死した計11人が埋葬された。

 離反兵士団体「自由シリア軍」のマリク・クルディ副司令官は6日、毎日新聞の電話取材に「国軍や治安部隊への攻撃を続けている」と語った。ホムスは治安部隊と離反兵士の衝突の「最前線」の一つになっており、副司令官は、5日に装甲車2台を破壊したと主張。3日には北部のトルコ国境付近で軍事施設を襲撃したという。

 国営通信によると、ムアレム外相は5日、アラブ連盟のアラビー事務局長に書簡を送り視察団受け入れを含む和平案の受け入れを表明した。だが、シリア側は条件として、外国介入の拒否と、アラブ連盟による経済制裁と連盟加入の資格停止処分の解除を要求。連盟側は対応を協議中だ。

 国連のピレイ弁務官は、国連安全保障理事会に対し、シリア問題の国際刑事裁判所(ICC)への付託を求めている。

 フランスが「民間人保護区域」設定を提唱するなど介入の動きを見せており、シリア軍は4日、「(外国部隊との)戦争を想定した実弾演習」(国営メディア)を実施、ミサイル発射実験を行った。

3539チバQ:2011/12/07(水) 22:26:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111207/mds11120700420000-n1.htm
ヒズボラはシリア政権支持 指導者が演説
2011.12.7 00:40
 レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者ナスララ師が6日、シーア派宗教行事アシュラに合わせてベイルートで演説し、反体制デモ弾圧を続ける隣国シリアのアサド政権について「(イスラエルと)闘争している政権だ」と指摘、あらためて支持を表明した。

 ヒズボラにとってシリアはイランと並ぶ最も重要な支援国。ヒズボラは2006年にイスラエルと激しい戦闘を展開してアラブ世界で英雄視されたが、最近はアサド政権支持を続けていることでシリア反体制派などから批判されている。

 ナスララ師は06年以降、イスラエルによる暗殺を恐れて隠密行動を取っており、公に姿を現すのは異例。(共同)

3540チバQ:2011/12/07(水) 22:29:42
>>3303-3304>>3348-3350
>>3440-3343>>3451-3456あたり
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111207-00000064-mai-int
<イエメン>挙国一致内閣が発足へ 一方で治安悪化も
毎日新聞 12月7日(水)19時30分配信

 【カイロ和田浩明】サレハ大統領が権限移譲案に署名したイエメンで、与野党勢力が参加した挙国一致内閣が一両日中に発足する見通しとなった。しかし、首都サヌアでは7日も大統領派と反大統領派の戦闘が断続的に続き、南部タイズでは大統領派の市街地砲撃で過去1週間に30人以上が死亡している。治安の悪化が平和的な権限移譲の障害となる可能性もあり、事態は流動的だ。

 挙国一致内閣の発足時期についてバシンドワ新首相はロイター通信に「7日夕か8日までに発足」と述べた。野党幹部も中東メディアに同趣旨の発言をしている。組閣はサレハ氏が11月23日に署名した権限移譲案に基づくもので、来年2月21日に予定される大統領選挙実施に向けた重要な通過点だ。

 しかし、署名後も国内では戦闘が続いており、タイズでは大統領側の共和国防衛隊が反大統領派の有力部族長の率いる武装集団と衝突。市街地に砲撃するなどした。タイズの地元記者によると、両派はハディ副大統領が派遣した調停委員会の説得を受け入れ、市内から退却中だという。

 一方、サヌアの報道関係者によると、北部ハサバ地区では7日も大統領派軍部隊と反大統領派の武装集団が衝突した。

3541チバQ:2011/12/07(水) 22:33:08
>>2875

>>2147によると駐印大使
つまり、寝返り組同士じゃんかい・・・
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111129/mds11112919430006-n1.htm
司令官射殺はやはり「内部犯行」 リビアの国民評議会
2011.11.29 19:38 [政変・反政府デモ]
 リビアを統治する「国民評議会」は28日、内戦中の7月に同評議会のオベイディ軍最高司令官が射殺された事件に、国民評議会で副首相役を務めていたエサウィ氏が関与していたと発表、「内部犯行」だったと認めた。ロイター通信が伝えた。

 エサウィ氏は地元テレビに対し、関与を否定しているという。

 国民評議会によると、事件にはエサウィ氏を含む7人の関与が疑われ、うち3人が既に逮捕されているという。

 カダフィ政権で公安相を務めていたオベイディ氏は7月末、北東部ベンガジ周辺で武装勢力に射殺された。国民評議会は多様なグループの寄せ集めで、当初から内部犯行の疑いが出ていた。(共同)

3542チバQ:2011/12/07(水) 22:38:16
>>3329>>3418-3419>>3429-3430>>3434>>3448-3450
>>3478>>3483>>3505
http://sankei.jp.msn.com/world/news/111207/mds11120722270008-n1.htm
個人枠でも躍進 エジプトの自由公正政党、人民議会選で
2011.12.7 22:27
 エジプトの穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の自由公正党は7日、先月下旬の人民議会(国会、508議席)選の第1回投票と今月5〜6日の決選投票で、個人枠の36議席を獲得したとの声明を出した。

 決選投票の選管公式発表はない。同党は政党名簿の比例枠で約37%を得票し、ムバラク政権後初の国政選挙で躍進。同枠で約24%を得票した、より厳格なイスラム系の「光の党」も決選投票で議席を増やしているとみられる。

 地域別に3回に分けて行われる同議会選の第1回投票はカイロなど9県で実施。今月14日からと、来年1月3日から第2、3回投票が行われる。カイロの一部選挙区では、投票箱の紛失などのため再投票が実施されることになっている。(共同)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011120700783
イスラム政党、小選挙区も圧勝=議席の8割超獲得−エジプト議会選
 【カイロ時事】5、6の両日実施されたエジプト人民議会(定数508)選挙の小選挙区枠での第1回決選投票は7日までの開票作業で、比例代表枠で躍進した穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の自由公正党などイスラム政党が議席の80%超を獲得する見通しとなった。地元メディアが伝えた。
 比例代表枠では、自由公正党とイスラム原理主義の厳格派「光の党」がそれぞれ主導する二つの選挙連合の得票率が、合わせて約60%に達した。小選挙区も56議席中、この2党で44議席を獲得する見込み。(2011/12/07-18:35)

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3543チバQ:2011/12/07(水) 22:38:46
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011120702000028.html
エジプト1区得票2位 イスラム厳格派台風の目
2011年12月7日 朝刊

 【カイロ=今村実】ムバラク独裁政権後の国のあり方を問うエジプトの人民議会(定数五〇八)選で、厳格派のイスラム原理主義政党「光の党」(アンヌール)が、第一区の比例代表の得票で二位につけ、台風の目となっている。国内外で警戒感が広がる中、本紙取材に応じた同党幹部サメハ・ガザール氏は「残りの選挙区はより多くの支持を得られるだろう」と自信を見せた。

 四日発表の第一区比例代表では24・4%を得票し、穏健派の原理主義組織ムスリム同胞団系の自由公正党(36・6%)に次いだ。

 イスラム法(シャリア)の厳格な適用を主張。政党結成が六月と遅く、有権者の幅広い支持は、事前予想を超えた。

 だが、ガザール氏は「古くから(社会福祉)活動を通じ、人々はわれわれの候補者をよく知っている。実際の手応えからして、得票は予想より少なかったぐらいだ」と語る。

 自由公正党との連携が実現すれば、議会の六割を、イスラム原理主義勢力が占める可能性がある。同氏は「その質問は時期尚早だ」としつつ、「もし国益になると判断したら、ためらわないだろう」と否定しなかった。

 国家の宗教色が強まることへの懸念については「あらゆる改革のための包括的な政策を用意している。われわれのイスラム法の実行とは経済の発展や社会正義、自由の実現を意味し、アフガニスタン(イスラム原理主義タリバン旧政権)の再現をしようというのではない」と強調した。

 その上で「エジプト経済にとり主要産業の観光業は重要だが、外国人旅行客はその国のルールや文化に敬意を払わなければならない。例えば公共の場でアルコールを提供するのは反対だ」と語った。

 第一区は、選挙区制の決選投票が五日始まった。来月初めにかけて第二、第三区でも投票が実施される。

3544チバQ:2011/12/07(水) 22:39:23
http://www.jiji.com/jc/c?g=tha_30&k=2011120600554
ヌール党
 ヌール党 初期イスラムの原則や精神への回帰を唱えるサラフ主義のエジプト政党。シャリア(イスラム法)の厳格な適用を目指す。ムバラク政権崩壊後の今年6月に創設された。指導者はエマド・ガッファール氏。シャリアの枠内での社会的自由の容認、公益を損なわない範囲の自由経済競争、公的部門の雇用拡大、イスラム教スンニ派最高権威機関アズハルの政府からの完全独立を政策要綱に掲げた。女性は家庭内の役割を重視すべきだとして、職種を制限するとしている。(カイロ時事)(2011/12/06-16:11)

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3545チバQ:2011/12/07(水) 22:41:08
http://www.afpbb.com/article/politics/2843921/8163846?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
エジプト人民議会選、イスラム政党が躍進
2011年12月05日 10:45 発信地:カイロ/エジプト
【12月5日 AFP】エジプトで11月下旬に行われたムバラク政権崩壊後初の人民議会(下院)選の第1回投票の比例代表の開票結果で、イスラム主義政党3党が有効投票総数の65%を獲得し、大躍進した。

 選挙管理委員会が4日発表した結果によると、穏健派イスラム原理主義組織のムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)系の「自由公正党(Freedom and Justice Party)」が得票率36.6%で首位。厳格なイスラム原理主義を掲げる「ヌール党(Al-Nur)」が24.4%で続き、穏健派イスラム政党「ワサト党(Al-Wasat)」も4.3%を獲得した。

 一方、世俗派リベラル勢力は、主要勢力の政党連合「エジプト連合(Egyptian Bloc)」が13.4%を獲得するにとどまった。

 第1回投票の結果は、5日行われる小選挙区の決選投票終了後に確定する。第2回投票は今月、第3回は来年1月に実施される予定。(c)AFP/Samer al-Atrush

http://www.cnn.co.jp/world/30004808.html
エジプト議会選決選投票開始、イスラム優勢にリベラル派が警戒
2011.12.05 Mon posted at: 09:53 JST

(CNN) エジプトの人民議会(下院)選挙は先週の第1回目の投票に続き、5日から小選挙区の決選投票が始まる。比例代表枠ではイスラム勢力の優勢が鮮明になったが、決選投票の結果によってはこの勢力図が変わる可能性もある。

小選挙区枠の決選投票は5日から6日にかけての2日間で実施される。11月28〜29日に行われた第1回目の投票では4議席が確定したものの、残りの議席はどの候補も過半数を獲得できず、結果は決選投票に持ち越された。

比例代表枠ではイスラム組織ムスリム同胞団系の穏健派政党「自由公正党」が40%、保守的イスラム教徒の政党「ヌール党」が20%を獲得するなど、イスラム系の政党が躍進した。

しかし大統領選に出馬予定のアマル・ムーサ前アラブ連盟事務局長は4日のCNNの取材に対し、議会の最終的な勢力図は決選投票によって変わる可能性があると述べ、第1回投票の結果を受けてリベラル系などの勢力は警戒感を強めるだろうと指摘。「最終的な結果はもっと均衡の取れたものになるだろう」と予想した。

エジプトでイスラム勢力が躍進したことについて、イスラエルのバラク国防相は4日、「非常に問題が大きい」と警戒感をにじませた。イスラエルのネタニヤフ首相も同日、「エジプトでどのような勢力が実権を握ったとしても、イスラエルとの和平合意を維持することの重要性を認識することを望む」と牽制(けんせい)している。


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