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国際政治・世界事情

3309チバQ:2011/11/03(木) 15:14:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111102-00000658-san-int
ギリシャ「瀬戸際戦術」に欧州激震 G20首脳会議
産経新聞 11月2日(水)22時42分配信

 【カンヌ(フランス南部)=木村正人】先進国に新興国を加えた主要20カ国・地域(G20)首脳会議が3日、2日間の日程でカンヌで開幕する。ギリシャに端を発した欧州債務危機をいかに封じ込めるかが最大の焦点。しかし同国のパパンドレウ首相が突然、包括支援策受け入れの是非を国民投票にかけると表明。否決されれば同国の完全なデフォルト(債務不履行)はもちろん、世界経済が大混乱に陥る恐れもあり、仏独首脳が緊急会談を行うなど各国は対応に追われている。

 議長国フランスのサルコジ大統領は1日、緊急閣議を開き、ギリシャの国民投票宣言を批判。メルケル独首相とも電話で会談し、包括支援策を「可能な限り早く完全実施する」と表明した。世界銀行のゼーリック総裁も「サイコロを転がすようなもので、否決されたら大混乱になる」と重大な懸念を示した。

 2日にはカンヌで、独仏首脳と欧州連合(EU)のファンロンパイ大統領、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事らがパパンドレウ首相を交え、緊急首脳会合を開催する。

 これに対し、パパンドレウ首相は1日夜の閣議で、国民投票を実施する方針に変更がないと表明。複数の閣僚から異論が出たが、約7時間に及ぶ議論の末、実施方針が決まった。実施は来年1月中旬とみられるが、年内との報道もある。

 首相が国民投票を表明した背景には、包括支援でさらなる緊縮策を迫られることに国民の6割が反対している中、与党内からも疑問視する声が上がり、来年初めに予定される包括支援策の国会承認さえ危うくなっている現状がある。

 一方で、国民の7割がユーロ圏にとどまることを望んでいるとの世論調査結果もあり、首相側には「瀬戸際戦術」で国民に危機感をあおれば、否決されないとの判断が働いたとみられる。首相は閣議後、「国民投票はギリシャがユーロ圏にとどまることを示すメッセージになる」と強調、ユーロ維持か離脱かを決める国民投票になるとの見方を示した。

 ただ、首相の突然の態度表明に、与党からも反発の声が上がっており、1日には与党全ギリシャ社会主義運動から議員1人が離党、定数300の国会で与党議員が152人となった。AP通信によると、2日未明の閣議後も閣僚2人が態度を保留している。

 4日には、国会で内閣信任投票も予定されている。首相は国会の信任で政権基盤を確保した上で、国民投票に臨む考えとみられる。だが、信任が否決された場合、内閣は総辞職に追い込まれ、国民投票の実施は事実上不可能となる。

 信任投票を乗り切っても、国民投票で否決された場合、欧州金融安定化基金(EFSF)の機能再強化や銀行の資本増強など包括支援策全体が白紙化しかねない。ギリシャの債務削減見通しも消え、「管理されたデフォルト」が「無秩序なデフォルト」に陥る恐れがある。


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