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国際政治・世界事情

5170チバQ:2012/10/21(日) 13:05:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121020-00000049-mai-int
<シリア国境>難民ら「抜け道」往来 トルコ当局黙認
毎日新聞 10月20日(土)13時7分配信


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ロバの背に荷物を満載し、トルコ・シリア国境の抜け道を目指すシリア人難民=樋口直樹撮影

 蛇行する川岸のでこぼこ道を進むと、土ぼこりの先に小さな集落が現れた。「シリア領だ」。案内の男性が指した対岸の民家は、軒先に干した洗濯物の柄が分かるほど近かった。激しい戦闘が続くシリアと国境を接するトルコ南部ハジュパシャ村。両国を隔てる幅20メートル足らずのアシ川では、両岸を結ぶロープを頼りに裸の男たちが川を泳いで国境を行き来していた。難民らが検問所以外の「抜け道」を通る国境の往来はもはや「公然の秘密」となり、トルコ当局も黙認しているように見える。【アンタクヤ(トルコ南部)樋口直樹】

 「シリア側へ川を渡れると聞いたが……」。18日、村の入り口で中年男性に声をかけると、ジロリとにらまれた。取材目的を話すと、男性はこれから川を渡るシリア人難民を紹介してくれた。案内に従い、トルコ軍監視所の脇をすり抜けるように国境を流れるアシ川に向かった。

 案内の男性によると渡し場は、近辺だけで3カ所。私たちがのぞいた場所ではちょうど、裸の若者がロープを頼りにシリア側へ泳いで渡っている最中だった。向こう岸には大きなたらいのような小舟もあった。「抜け道」はシリアから逃れる難民のほか、シリア側に残る家族に食料を運んだり、家畜や畑の手入れをしたりするため行き来するのに使われる。負傷者の搬送路にもなっている。

 傷ついた仲間を担いで来たついでに買い物に来た「自由シリア軍兵士」を名乗るターリクさん(23)は、「激戦が続いた国境近くのアズマリン村から川を渡り、戦闘で負傷した仲間7人を運んだ」と話す。「川でぬれたシャツが乾いたばかりなのに、もう向こうへ戻らなければならない」と表情を引き締めた。

 「彼らの村まで歩いて1時間半だ。危険はない」。川沿いのハジュパシャ村から南西へ約30キロのギュウェチチ村に身を寄せるシリア人難民アッザートさん(32)は、ロバの背に衣類など山のような荷物をくくり付けてシリアに向けて村をたつ若者を見送りながらこう話した。山頂の村からは、谷を挟んで向こう側にシリア領が見渡せる。若者は山肌を覆うオリーブの木陰を拾い歩くように進んでいく。トルコ軍の陣地もあるが、山越えを阻止する動きは見られない。

 こうした「抜け道」は緊急時の人道的見地から事実上容認されている。しかし、入国管理や税関のチェックがおろそかになるため、イスラム過激派の越境や反体制派向け武器弾薬の密輸に使われる恐れも指摘されている。


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