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国際政治・世界事情

3054チバQ:2011/09/20(火) 22:57:52
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110919/mds11091921170005-n1.htm
リビア 42年ぶりの政治・社会活動 市民手探り
2011.9.19 21:13 (1/2ページ)

トリポリ中心部で、縁石のペンキを塗り直すボランティアの女性たち=8日(大内清撮影)
 42年間に及んだカダフィ大佐による絶対的な独裁体制が崩壊したリビア。この間、一度も選挙が行われず、言論や結社の自由などの権利を否定されてきた同国では、国民の大半が民主主義の未経験者だ。どうやって国造りを進めればいいのか。首都トリポリでは、多くの市民が、戸惑いながらも身近な社会活動に参加することで、その答えを探そうとしている。(大内清)

 トリポリ中心部で今月10日、反カダフィ派兵士による「祝砲」を批判する数十人の小さなデモが行われた。主催したのは3日前に設立されたばかりの市民団体「革命の若者たち」だ。

 リーダーの一人、サラーフ・ハンデルさん(32)は「率直に言って、民主化といってもピンとこない」と告白する。「でも、仲間は皆、新しいリビアに関わりたいとの気持ちが強い。だからデモで考えを伝えることにしたんだ」

 手分けして市内の病院で調査を実施したところ、8月下旬のトリポリ陥落後、落下してきた祝砲の弾によるとみられる死者が約100人に上ることが判明し、「革命の若者たち」設立後初めてのデモで、祝砲禁止を求めることを決めた。今後もテーマを変えながらデモを行うつもりだという。

 トリポリ市内では、行政の機能不全で滞っているゴミの回収や清掃に、自ら取り組む市民も増えた。その一人、高校教師のルワイダ・スウェイドさん(30)は「以前は、自発的に奉仕活動をしようとは思わなかった」と話す。

 「カダフィの特徴は国民を『愚民化』しようとしたことにある。市民活動のすべてを管理しようとした」。トリポリのファーテフ大学で法律学を教えるターヘル・イブラヒム氏(53)はこう分析。市民の間では政権崩壊後、前向きな意識の変化が生まれていると指摘する。

 一方で、反カダフィ派代表組織「国民評議会」内では、軍事部門の発言力が強まり、民主主義の推進にとり懸念を生みつつある。内戦中、地域や都市ごとに生まれた反乱軍は、大佐という共通の敵が弱体化した今、部隊間で新政権発足をにらんだ主導権争いを表面化させているとの見方があるからだ。各部隊は、武力を背景に政治力や利権を確保する一種の軍閥と化す恐れもある。

 国民評議会は、民主主義や政治・社会活動に関するセミナーを開くなど、国民の啓発に努めてはいるものの、武器を持たない一般国民の声はまだ弱々しいのが現実だ。

 それでもハンデルさんは「革命を守るために声を出し続けていく」と語る。「新生リビア」に向けた歩みは始まったばかりだ。


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