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国際政治・世界事情

1835チバQ:2011/01/04(火) 01:29:52
http://www.asahi.com/international/update/0103/TKY201101030195.html
パキスタン与党が過半数割れ 連立第2勢力が離脱2011年1月3日21時27分


 【イスラマバード=五十嵐誠】パキスタン連立与党内の第2勢力・ムータヒダ民族運動(MQM)が3日、政府の燃料価格引き上げ策に問題があるとして、連立与党から離脱した。政権は下院で過半数割れとなり、存亡の危機に陥った。現政権は米国と良好な関係にあり、政治混乱は隣国アフガニスタンを含めた対テロ戦に影響を与えかねない。

 下院事務局によると、定数342の下院で25議席を有するMQMの離脱で、最大与党・人民党率いる連立与党は163議席となり、過半数に満たなくなる。ギラニ首相は多数派工作に強気の姿勢を崩していないが、首相不信任案の可決や、2013年の任期満了前の下院の解散・総選挙につながる可能性が出てきた。

 南部シンド州を拠点とするMQMは人民党所属の同州内相が先月、州都カラチで頻発する抗争事件に「MQMが関与している」と発言したことに反発。閣僚ポストやカラチでの治安維持策に不満を募らせていたこともあり、先週、所属の2閣僚が辞表を提出した。これを受け、人民党側はマリク内相らがMQMに閣内に戻るよう説得していた。

 ただ、多額の対外債務を抱え、国際通貨基金(IMF)からの財政健全化圧力を受ける政府は先月31日、ガソリン公定価格の9%引き上げなどの石油製品値上げを発表。これがインフレをさらに悪化させると与野党双方からの批判にさらされ、MQMの離脱を後押しする形になった。

 MQMの連立離脱で院内多数派となった野党側だが、政党間対立を抱えており、一致した行動をとれるかは不透明だ。最大野党・イスラム教徒連盟シャリフ派を率いるシャリフ元首相は昨年末、「MQMは多くの市民を殺害している」と発言、両党の反目は激化している。

 人民党政権の不人気からシャリフ派は次期総選挙での勝利を確信しており、今の議会勢力での政権奪取に消極的との指摘もある。一方、先月、連立離脱したイスラム急進派のイスラム聖職者協会が政権復帰の条件としてギラニ首相の解任を求めており、首相交代で事態が収拾に動く可能性もある。


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