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国際政治・世界事情

5527チバQ:2012/12/30(日) 12:25:03
http://mainichi.jp/select/news/20121230ddm007030035000c.html
波立つイタリア:13年総選挙 「モンティ党」旗揚げ 中道結集、第三極を形成
毎日新聞 2012年12月30日 東京朝刊

 【ローマ福島良典】イタリアのマリオ・モンティ暫定首相(69)は28日、自らの政権で進めてきた構造改革と財政再建路線を支持する中道勢力を結集した政治集団を率いて、来年2月24、25両日の総選挙に臨む考えを明らかにした。終身上院議員であるモンティ氏自身は選挙には立候補しないが、首相続投に向けての事実上の「モンティ党」の旗揚げにあたる。左右の2大政党に対抗してモンティ氏を軸とする「第三極」が形成された格好で、選挙の混戦模様が深まるのは必至だ。

 モンティ氏は28日にローマで中道勢力指導者と約4時間会談した後、記者会見し、「新たな政治集団が生まれた」と宣言した。結集したのは▽自動車メーカー・フェラーリのモンテゼーモロ会長が創設した政治団体「未来のイタリア」▽中道政党「キリスト教中道民主連合」▽フィーニ下院議長率いる政党「イタリアのための未来と自由」▽カトリック系の「イタリア・キリスト教労働者協会」−−などの構造改革支持派。

 新政治集団はモンティ氏が23日に発表した改革構想に基づき、「イタリアのためのモンティ計画」と名付けた統一候補者リストで上院選挙に参戦する。下院選挙にも趣旨に賛同する政党の連合として臨む。モンティ氏は記者会見で「イタリアが必要としているのは伝統的な左右対立ではなく、欧州と改革に特化した政党連合だ」と述べ、第三極としての立場を鮮明にした。

 これにより選挙戦はピエルルイジ・ベルサニ書記長(61)率いる中道左派・民主党と、シルビオ・ベルルスコーニ前首相(76)の中道右派・自由国民の2大政党に「モンティ党」が挑む三つどもえの構図となる。ベルサニ書記長はモンティ陣営との将来的な連携の可能性を排除していないが、ベルルスコーニ氏は対決姿勢を強めている。

 世論調査では民主党が支持率約30%で首位に立ち、自由国民と、ベッペ・グリッロ氏(64)の政治団体・五つ星運動が10%台後半で2位争いを演じている。モンティ氏の参加で中道勢力は15〜20%に支持率を伸ばすとの調査結果もあり、モンティ氏は「相当の結果を出せる」と自信を示した。

 だが、国民の間には、モンティ内閣が進めた財政緊縮策への不満があり、エリート色の強い「モンティ党」が大衆の支持を得られるかどうかが焦点だ。

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 ■ことば

 ◇イタリア総選挙
 上院(任命制終身議員を除く選出議員定数315)、下院(定数630)とも、有権者が候補者個人でなく政党を選ぶ比例代表制。選挙後に発足する政権を安定させるため、両院とも第1勢力が総議席数の55%に達するように「ボーナス議席」が与えられる。下院議員でなくとも、大統領の指名により首相に就任できる。経済学者のモンティ氏は昨年11月の首相就任に先立ち、ナポリターノ大統領から終身上院議員に任命された。


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