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国際政治・世界事情

1624チバQ:2010/09/24(金) 20:34:59
>>6320-6321
http://www.asahi.com/international/update/0921/TKY201009210312.html
古株モスクワ市長に辞任圧力 TV番組で「攻撃」相次ぐ(1/2ページ)
2010年9月23日13時5分

  
 【モスクワ=副島英樹】ソ連崩壊後からロシアの首都モスクワに君臨してきたルシコフ市長が、クレムリン周辺からの「辞任圧力」にさらされている。20日から1週間の休暇に入り、21日にはオーストリアで74歳の誕生日を迎えたが、優雅なバカンスとはいかない。「休暇から二度と戻ってこない」とのうわさまで立ち、側近は否定に躍起だ。背景には、在任期間の長い首長を次々と刷新するメドベージェフ政権の方針がある。

 ルシコフ市長は1992年から市長の座を占め、ロシアに83ある連邦構成体の首長の中でもトップ3に入る古株。モスクワの利権を掌握し、建設・不動産投資会社を営むエレーナ・バトゥーリナ夫人(47)は経済誌フォーブスで今年、世界の女性富豪のトップ3に入った。

 市長への「攻撃」が始まったのは今月10日夜。全国ネットのテレビ局「NTV」が市長の活動を批判する番組を繰り返し放映し、猛暑による火災がもたらしたスモッグで市民が苦しんでいる時に外国で休養していた▽夫人の事業に特権を与えている▽高速道路建設のための森林伐採に反対するジャーナリストへの襲撃に関与した疑いがある――などと批判した。

 さらに第1チャンネルなど他の政府系テレビ局も加わり、同12日まで相次ぎ放送。20日には、40万ドル(約3400万円)の高級腕時計「パテック・フィリップ5012スカイムーン」をはめていたとの報道がネットをにぎわせた。

 こうした動きに、市長夫妻は虚偽情報で名誉を傷つけられたとして提訴すると主張。市長は「キャンペーンは上からの命令で組織された中傷だ」と述べ、政権上層部からの圧力だと示唆した。

 さらに「RENテレビ」のインタビューでは、来年半ばまでの任期前の辞任はないと強調。「双頭体制」を組むメドベージェフ大統領とプーチン首相を市長が分裂させようとしているとの批判があることに対し、「政権上層部は誤解している」と釈明した。

 「辞任拒否」の市長の発言に対し、インタファクス通信は「職務遂行の継続を決めるのはロシア大統領だ」との大統領府高官の話を伝え、オーストリア休暇も「身の振り方を考えるいい時間」(大統領府筋)との声が漏れる。

 モスクワ市長の去就が注目されるのは、メドベージェフ政権が最近、ソ連崩壊前後から君臨してきた首長を事実上更迭して地方掌握を進め、11年末の下院選、12年の大統領選に向けた足場固めに入っているからだ。かつては独立の動きを探ったタタールスタン共和国やバシコルトスタン共和国の両大統領も今年に入って交代させた。利権を握る古株の刷新で、政権の優先課題である経済の「現代化」に弾みを付ける狙いもある。

 連邦構成体の首長は選挙ではなく大統領の事実上の指名制だが、明確な失政がない限り辞任を強要するのは難しいという。国際政治分析研究所のミンチェンコ所長は、市長が休暇から戻った直後の辞任はないと見る。「モスクワのすべてのグループを安定的に治められる候補者をクレムリンもまだ見つけられていない。しばらく時間が必要だ。その後に平和的な辞任があるだろう」としている。


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