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国際政治・世界事情

7401チバQ:2014/02/16(日) 10:01:28
http://mainichi.jp/select/news/20140215k0000e030296000c.html

中央アフリカ:キリスト教徒がイスラム攻撃 民族浄化懸念

毎日新聞 2014年02月15日 11時40分(最終更新 02月15日 13時30分)



13日、首都バンギの国際空港にある避難所に逃れたイスラム教徒の女性ら=ロイター
13日、首都バンギの国際空港にある避難所に逃れたイスラム教徒の女性ら=ロイター

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 【ヨハネスブルク服部正法】武装勢力同士の衝突から宗教対立に発展し内乱状態となっているアフリカ中部・中央アフリカ共和国で、キリスト教徒民兵によるイスラム教徒市民への攻撃が激化している。国際人権団体と国連高官は12日、イスラム教徒に対する「エスニック・クレンジング(民族浄化)が起きている」と一層強い表現を使い、相次いで危機感を表明した。フランス軍などが介入しても殺りくの拡大は阻止できておらず、さらなる事態の悪化が憂慮される。

 「アムネスティ・インターナショナル」(本部・ロンドン)は12日、今年1月以降に中央アフリカ西部でイスラム教徒に対する「民族浄化」が行われていると指摘、イスラム教コミュニティー全体が脱出を余儀なくされ、逃げ遅れた市民数百人がキリスト教徒民兵に殺害されたと発表した。1月18日には少なくとも100人のイスラム教徒が殺される事件が起きたとしている。

 また、グテレス国連難民高等弁務官も12日、首都バンギで報道陣に対し、「民族・宗教浄化が起きており、止めなければならない」と語った。

 「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」(本部・ニューヨーク)は同日、キリスト教徒民兵の組織化が進み、イスラム教徒の撲滅を意図する言葉を使っていると指摘した。

 襲撃を逃れたイスラム教徒は数万人単位とみられ、隣国のチャドやカメルーンなどに逃げ込んでいる。バンギではイスラム教徒の商店などが破壊され、略奪も起きている。

 中央アフリカはキリスト教徒が全体の50%を占める多数派で、イスラム教徒は15%程度。昨年3月にイスラム教徒主体の反政府武装組織セレカがバンギに侵攻し制圧。ボジゼ大統領は国外脱出した。

 その後、セレカの最高指導者ジョトディア氏が暫定大統領就任を宣言したが、旧ボジゼ政権を支えたキリスト教徒側が武装して抗戦。衝突が全土に広がり、民間人が巻き込まれる宗教対立となった。アムネスティ・インターナショナルによると、昨年12月上旬には両者の報復合戦により、2日間だけで1000人以上が死亡した。難民・避難民は人口の2割以上の約100万人になったとみられる。

 ジョトディア氏は先月10日、事態収拾を図る周辺国などの圧力を受ける形で辞任し、その後、穏健派キリスト教徒のサンバパンザ氏が大統領に就任した。

 両教徒の衝突が激化し始めた昨秋以降、国連関係者などから「ジェノサイド(大虐殺)」発生を懸念する声が上がり、国連安全保障理事会は昨年12月、アフリカ連合(AU)主体の部隊展開と、旧宗主国フランスの軍事介入を承認。仏軍約1600人、AU部隊約6000人が展開しているが、沈静化には至っていない。

 国連の潘基文事務総長は14日、安保理で「数十年にわたる紛争につながる恐れがある」と警告し、国際社会の速やかな対応を要請。フランス政府は同日、部隊400人を増派する計画を明らかにした。また、500人規模の部隊派兵で先月に合意した欧州連合(EU)のアシュトン外務・安全保障政策上級代表(外相)も記者団に対し、人員の倍増を検討していると述べた。


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