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国際政治・世界事情

6335チバQ:2013/05/22(水) 22:00:00
http://mainichi.jp/select/news/20130522k0000e030247000c.html
アルジェリア:報道規制強まる 大統領病状巡り
毎日新聞 2013年05月22日 15時29分

 【カイロ秋山信一、パリ宮川裕章】4月に発作を起こし、パリの病院に搬送されたアルジェリアのブーテフリカ大統領(76)の病状を巡り、政府が報道規制を強めている。18日には大統領が昏睡(こんすい)状態にあるという記事を掲載しようとした新聞の発行が止められ、編集責任者への捜査が始まった。厳しい規制は深刻な病状の裏返しだとの見方もあり、臆測を呼んでいる。

 国営アルジェリア通信によると、大統領は4月27日、軽い発作を起こし、医師団の勧めでパリの病院に搬送された。国営通信は翌28日には「快方に向かい、後遺症もない」との担当医の話を報じた。その後もセラル首相らが「健康状態は良好」と発言しているが、3週間以上たっても帰国の発表はない。

 「大統領は昏睡状態にある」。アルジェリアの仏語紙モンジャーナルが19日付紙面で大統領の病状を報じようとしたところ、同紙を印刷する国営印刷所からの通報で気づいた情報省は18日夜、記事が掲載された2ページ分の削除を要請。新聞社が従わなかったため、発行を差し止めた。

 だが同紙の編集責任者は外国メディアに情報を提供。19日には旧宗主国であるフランスのテレビ局「フランス24」が大統領の昏睡状態の可能性を報じるなど、仏メディアでも病状悪化を示唆する報道が広がった。アルジェリア検察当局は「偏った情報を流して、国家の安定を損なった」として、同紙の編集責任者への捜査を始めた。

 アルジェリアに詳しい仏歴史学者のベンジャマン・ストラ氏は21日、仏ラジオで「政府が情報を限定しているのは、政権内で何らかの裏工作がある可能性を示す。ブーテフリカ大統領の生存すら明言できない」と語った。1999年に就任したブーテフリカ大統領は現在3期目。最近2〜3年は健康不安がささやかれ、1月に起きた人質事件でも表舞台には出なかった。

 ◇ことば:アルジェリア
 1962年にフランスから独立し、政権は軍の強い影響下に置かれ、独裁的な体制が続く。90年代に国営メディア以外の報道が解禁されたが、大統領や軍への批判はタブー視されている。「国境なき記者団」による「報道の自由度」ランキング(2013年)では179カ国・地域の中で125位。国教はイスラム教で、92年ごろからイスラム原理主義過激派のテロが活発化し、13年1月には日本人人質事件が起きた。


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