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国際政治・世界事情

4418チバQ:2012/05/29(火) 20:04:56
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120529/erp12052907390000-n1.htm
「米露対立」の裏にプーチン氏の余裕
2012.5.29 07:37 (1/2ページ)

大統領就任式で宣誓するプーチン露大統領=7日、モスクワ(AP)
 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領(59)が米国で開かれた主要国(G8)首脳会議を欠席したことをきっかけに、米露の「対立」が激しさを増している。米側はバラク・オバマ米大統領(50)がロシアで9月に開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を欠席すると表明。両国は欧州ミサイル防衛(MD)をめぐっても激しく反目している。

 ただ、オバマ氏は秋の大統領選を前に、共和党から対露協調外交を批判され、ロシアに一定の強硬姿勢を示さざるを得ない事情がある。一方のプーチン氏は反米イメージを前面に打ち出し3月の大統領選で勝利しており、復帰後初の外国訪問が米国となることは内政上得策とは言い難い。

 一見激しくぶつかり合う両者だが、実際には苦しい選挙戦を続けるオバマ氏を傍観しながら、対米強硬姿勢を維持して国内の支持基盤強化を狙うプーチン氏−という力関係が浮かび上がってくる。

 「プーチン氏の態度は、今は様子見といったところだ」。18日付の英紙フィナンシャル・タイムズは、米側を振り回すプーチン氏の姿勢をこう評した。

 オバマ氏は就任以来、ブッシュ前政権で極端に悪化した対露関係を「リセット」し、ロシアとの協調姿勢を維持してきた。しかし、自身が再任されればロシア側にミサイル防衛で譲歩する可能性をオバマ氏が示唆したと今年3月に暴露された。その対露外交方針は、共和党の候補者指名を確実にしたミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(65)の格好の攻撃材料になっている。

 一方のプーチン氏は反政権デモに苦しみながらも、地方での高い支持を受け大統領選で圧勝した。その原動力の一つが、「反体制派は米国の支援を受けている」などとする激しい反米スローガンだった。

 そのプーチン氏にとり、就任後真っ先に米国を訪問することは「モスクワなど都市部での反体制派が勢いづくなか、得策とはいえない」(18日付の英字紙モスクワ・タイムズ、電子版)。現時点ではロシアに対して強硬的にならざるを得ないオバマ氏と会談するメリットも少ないのだ。

 今回の選挙から、ロシアの大統領の任期は4年から6年に延ばされ、新たに編成されたクレムリン(大統領府)の幹部スタッフにも、首相時代にプーチン氏のもとで働いてきたメンバーら多数が任命された。

 反政権デモに対しても、違法行為を行った参加者への罰金を大幅に引き上げる法案が議会で作成されるなど、プーチン氏は着々とその権力基盤を安泰なものにしつつある。

 米露関係の本格的な構築は米大統領選の行方を見定めてから−。再選に苦慮するオバマ氏をよそに、長期政権を獲得した余裕のプーチン氏は、当分米国を翻弄し続けそうだ。


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