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国際政治・世界事情

5712チバQ:2013/01/29(火) 21:17:43
http://mainichi.jp/select/news/20130130k0000m030081000c.html
マリ:戦闘長期化の懸念 仏軍介入「補助的立場」を強調
毎日新聞 2013年01月29日 20時56分(最終更新 01月29日 21時07分)


フランス軍の到着を歓迎する住民。マリとフランスの国旗を上下につなげた旗を掲げて喜ぶ男性の姿(左)もあった=マリ北部トンブクトゥで2013年1月28日、AP
拡大写真 【パリ宮川裕章】西アフリカ・マリのイスラム過激派が占拠していた北部の世界遺産都市トンブクトゥを解放したフランス軍とマリ政府軍は29日、市内のパトロールを開始して治安維持を図ると共に、過激派の拠点である北部キダルへの進軍準備も進めた。オランド仏大統領は、「我々は戦闘に勝利しつつある」と強気な発言をする一方、「目的はアフリカ軍がマリの安定化を達成すること」とも述べ、仏軍があくまでアフリカ各国の補助的な立場で介入しているとの立場を強調した。仏国内ではキダル進軍を前に、本格的な地上戦と戦闘の長期化への懸念が高まっている。

 オランド大統領は28日の記者会見で「目的はマリにとどまることではない。(イスラム過激派が占拠する)北部へ向かうのはアフリカ諸国だ」と述べた。

 仏軍とマリ政府軍は29日までに過激派の拠点、ガオ、トンブクトゥを相次いで奪還。だが、キダル侵攻に向けては楽観論を戒める声が強まっている。

 仏政府は当初、マリへの軍事介入の目的を、過激派の南進食い止めに限定。だが、北部の制圧に目標を変更した。過激派を再結集させないとの戦術的理由や、援軍の西アフリカ諸国経済共同体(ECОWAS)部隊の到着が遅れていることなどが背景にある。

 戦費については、ルドリアン国防相は23日、介入開始から12日間で3000万ユーロ(約36億円)と見積もった。複数の仏軍事専門家は仏メディアに「戦闘状況次第で戦費は大きくかさむ可能性がある」と警告する。

 山岳地帯のキダルへは砂漠の悪路が続き、ゲリラ戦の可能性も待ち受ける。ファビウス外相は28日、仏テレビで「(戦闘の)泥沼化は望まない」と述べたが、「今後、進軍ペースが遅くなるのは確実」(フィガロ紙)との見方が大勢だ。

 18日の仏世論調査では65%が介入支持だが、28日の調査でオランド大統領の支持率は44%と低迷したまま。戦闘長期化は政権基盤を揺るがす恐れもある。

 ◇マリとは
 1960年にフランスから独立。人口約1600万人の8割がイスラム教徒。公用語は仏語。外交は非同盟を基本方針とし、米欧・アラブ諸国ならびに中国と良好な関係を保つ。11年8月のリビア・カダフィ政権崩壊後、雇い兵だったトゥアレグ人戦闘員と武器がマリ北部に流入。北部の分離独立を求める武装組織「アザワド解放民族運動(MNLA)」に加勢し12年1月以降、国軍と交戦を始めた。政権に不満を持つ軍部隊が同3月にクーデターを起こしトゥーレ大統領は辞任。混乱に乗じた反政府組織は同4月に北部独立を宣言した。


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