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国際政治・世界事情

5763チバQ:2013/02/12(火) 21:49:41
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130212/erp13021210300002-n1.htm
【ローマ法王退位】
伝統価値重視の法王、難しい舵取り
2013.2.12 10:28 (1/2ページ)

 【ベルリン=宮下日出男】ローマ法王ベネディクト16世(85)が11日、在位期間わずか約8年で退位することになった。カトリックの伝統的価値を重んじた法王はこの間、その信仰の再活性化に努めた。ただ、価値観が多様化する国際社会で保守的な発言が批判を招いたこともある。カトリック教会内部の醜聞にも見舞われ、難しいかじ取りを迫られた。

 法王が同日の枢機卿会議で退位表明したことを受け開かれたローマ法王庁(バチカン)の記者会見。報道官は「われわれも驚いている」と率直に語り、法王本人の決断であることを強調した。

 ただ、法王の退位決断に伏線がなかったわけではない。法王は2010年に出版された本で「体力的、心理的、精神的」に限界であれば引退する考えを示唆。一昨年秋頃からはサンピエトロ大聖堂のミサで車輪付きの台座で移動する姿がみられるようになり、体力の衰えも指摘されていた。

 出身国ドイツのミュンヘン大学などで哲学と神学を学び、大学教授として神学や教義を教えもした。1981年以降、法王となるまでは教義に関する業務を担う教理省長官を務め、教義に厳格な姿勢で知られた。

 法王は在任中も家族や生命を重視するカトリックの伝統的価値観を堅持し、中絶や同性婚、安楽死に反対する一方、昨年末には短文投稿サイト「ツイッター」で信者と交流を始めるなど、その信仰の一段の普及に力を注いだ。

 また、ユダヤ人全体がイエス・キリストの死に対する責任を負うとの見解を否定し、ユダヤ教との関係改善にも寄与。ロシアとの外交関係も樹立させ、東方正教会とカトリック教会の歴史的な和解に向けた動きとして注目された。

 ただ、「学者的」(現地筋)ともされる言動が、保守的な姿勢と相まり誤解を招くこともあった。06年にはイスラム教の教えを「邪悪」とする歴史上の発言を引用し、イスラム社会が反発。エイズウイルス(HIV)感染防止目的のための避妊具使用を否定し、批判を浴びたこともある。

 聖職者による未成年者への性的虐待事件も相次ぎ発覚し、対応が批判されもした。昨年、法王庁の内部文書が流出した事件では元執事が有罪判決を受けた。法王庁内部の権力闘争もささやかれ、前法王ヨハネ・パウロ2世に比べて「カリスマに欠ける」ともされた法王の心労が重なっていた可能性もある。


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